今夜の空

今夜見える星・惑星を地域別に調べる /
計算中…
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天文条件(雲を除く)

どこを向いて、どのくらい見上げるか

左端が。右へ進むと 東 → 南 → 西。縦は地面からの角度(高度)。「南南東の空、高度30度」がそのまま図の位置に対応します。

方位の並びは固定です(左端が北、南が中央)。表示を回転させる機能はあえて付けていません。天文シミュレーションの表示領域が水平回転すると方位・方向の理解が悪化することが実験的に報告されているためです(楠本・久保田 2012)。逆に身近な地上風景の表示は理解を向上させます。

今夜見えるもの(件)

上の図と同じ内容を文字にしたものです。暗い時間帯のなかで、月明かりと高度をあわせていちばん条件が良くなる瞬間を探して並べています。等級の判定には、選んだ「空の暗さ」の裸眼限界等級を使い、星雲・銀河・星団・天の川には別に補正を掛けています。

見やすさ天体明るさ方位 最高高度見やすい時刻/地平線上道具

一晩の高度の変化

青い帯は薄明(空がまだ明るい時間)、黄色い帯は月が出ていて明るい時間です。白い破線が上のスライダーで選んでいる時刻。

今夜の条件の内訳

上のスコアは、この4つのうち雲以外の3つから計算しています。式はこのツールの中身に書いてあります。

これからの天文イベント

日本で見える大きなイベントは、2026年後半から2028年にかけて少ない期間に入ります。日本で見える皆既月食は2029年1月1日まで、日食(中心食)は2030年6月1日までありません。この間の見どころは流星群と日付固定の年中行事です。

カレンダー登録を、通知(Webプッシュ)より先に置いています。WebプッシュはiOSでは実質的にホーム画面に追加したPWAに限られ、日本のスマートフォン利用者の半分に届きません。加えて通知は週3〜6通で40%の人が通知をオフにします。天文イベントは「日時が確定した未来の予定」なので、カレンダーのほうが自然で、許諾も要りません。

共有する

ふだんのURLには日付が入っていないので、ブックマークすると開くたびにその日の夜が表示されます。日付を操作すると📌固定モードになり、その夜を指すURLになります(「今夜」で解除)。URLに正確な座標は入りません。現在地を使っている場合、共有URLは最寄りの登録地点に置き換わります。スマートフォンでは画像を共有シートに直接渡すので、LINEやInstagramにそのまま送れます。

このツールの中身

何を計算しているか

水星・金星・月は、暗くなってからではなく薄明の中で見る天体です。そのため月と惑星は日の入りから日の出までを通して評価し、太陽の高さと天体の明るさから「薄明の中でも探せるか」を判定します(表に「夕方の薄明」「明け方の薄明」の印が付きます)。恒星・星雲・銀河は従来どおり、空が本当に暗くなる天文薄明の間で評価します。

「今夜見えるか」は本来ひとつの数字では決まりません。雲・月明かり・空の暗さ・天体の高度という独立した4つの条件の掛け算です。既存のサービスはこのうち1つか2つしか扱っていません。天気予報の星空指数は雲と月齢を扱いますが光害を含まず、光害マップは光害だけで天気も天体も扱いません。このツールは雲以外の3つをまとめて1つの答えにし、雲だけは無理に推定せず外部の予報に譲っています。

スコアの式(ブラックボックスにしません)

項目配点計算
暗夜の長さ40点天文薄明が続く時間 ÷ 6時間(1で飽和)× 40
月の妨害40点(1 − 妨害度) × 40。妨害度 = 暗い時間帯のうち月が出ている割合 × 輝面比 × 月の高度の重み
空の暗さ20点(裸眼限界等級 − 4.0) ÷ 2.4 × 20

雲はスコアに含まれていません。当日の雲量は必ず別に確認してください。

Bortleスケールをそのまま使わない理由

光害の指標として広く使われるBortleスケール(John E. Bortle, Sky & Telescope 2001年2月)には、暗い天体の見え方を楽観的に見積もる傾向があるという指摘があります。同じ等級でも拡散した天体(星雲・銀河・天の川)は点光源より見えにくく、Bortleの記述で拡散天体のM33を肉眼天体としているのは非典型です。また裸眼限界等級7.1等を超える値は一般的な観測者には非典型で、実際には6.0〜6.5等程度が現実的とされます。

そこでこのツールは、Bortleクラスをそのまま「見え方」に翻訳せず、点光源用の実用的な裸眼限界等級拡散天体に課す等級ペナルティを分けて持っています。光害マップ各社が公開している空の明るさも、各社自身が「モデルによる推定値であり、時刻・大気の状態・光のスペクトル・観測手法によって実測と乖離する」と注記しているデータです。「Bortle 4だからM33が見える」という予測は体験を裏切ります。

精度

対象方法目安の誤差
太陽Meeus 低精度式約0.01°
Meeus 第47章 短縮級数+測心視差補正(地表から見た位置。地心のままだと最大約1°高く出るため)約0.2°
惑星の位置JPL 近似軌道要素(Standish、有効期間1800–2050年)+歳差補正(J2000→観測日)約0.1〜0.2°
惑星の明るさMallama & Hilton (2018)約0.1等
恒星・星団星雲J2000 カタログ+歳差補正(固有運動・章動・光行差は無視)約0.1°
大気差太陽・月の出没時刻の計算にのみ折り込み(見かけ高度 −0.833°)。表に示す天体の高度は大気差を含まない幾何学的高度地平線付近で実際の見かけは最大約0.5°高くなる。高度10°以上では0.1°未満

方位と高度を1度の精度で伝えるための実装です。望遠鏡の自動追尾や掩蔽(星食)の予報など、高精度が必要な用途には使わないでください。国立天文台の暦計算室、アストロアーツのステラナビゲータ、Stellariumなどの専用ツールが適しています。

2026年7月の外部レビューを受けて、歳差補正(J2000→観測日)・月の測心視差補正・薄明中の明るい惑星の評価を追加しました。それ以前の位置は2026年時点で最大約0.4°(月は約1°)ずれていました。

検証:国立天文台「ほしぞら情報2026」および暦要項の公表値(2026年の新月・満月の各日付、2026年最大の満月=12月24日、金星の東方最大離角8月15日・内合10月24日・最大光度−4.8等/−4.9等、土星の衝10月4日、天王星の衝11月26日、海王星の衝9月26日、水星の最大離角8月2日・10月12日、木星の合7月29日、二分二至、東京の日の入り時刻、夏至と冬至の南中高度)と突き合わせて31項目すべて一致することを確認しています。

設計上の決定と、その根拠

扱っていないこと

データの出典

2028年の詳細(流星群の条件、伝統的七夕など)は、暦要項が2027年2月頃に官報告示されるまで確定しません。