サブオービタル旅行 

更新日:2026年2月8日 | 本記事は、サブオービタル旅行の提供企業による公式情報(一次情報)を基に執筆しています。なお、価格など未公開の要素については、信頼できる報道や公開資料(二次情報)を補足しています。運航状況・販売条件・価格は頻繁に変動するため、申込の最終判断は必ず各社公式ページをご確認ください。

サブオービタル旅行は、数分間の無重力体験と地球の眺望を楽しんで帰還する短時間の宇宙旅行です。
ただし2026年2月時点は「休止/再開待ち」が中心です。本ページでは、各社の運航状況・申込(フォーム/通知登録)・費用の公開情報を整理し、次の再開に備えるための最新情報をご案内します。

  • 0 有人運航開始
  • 0 New Shepard累計到達
  • 0 観光運航中
  • 0 休止/開発中
この記事でわかること
  • サブオービタル旅行の運航状況(休止/再開見込み)と、いま取れるアクション
  • サブオービタル旅行の企業別のプラン・費用・デポジット(公開情報ベース)
  • サブオービタル旅行の企業別体験内容と申込み/問い合わせ方法

サブオービタル旅行とは?

サブオービタルとオービタルの違い

サブオービタル旅行は高度80〜100kmに到達し、数分の無重力と地球の眺望を楽しむ短時間の宇宙体験です。オービタル旅行は地球の軌道に入り、数日以上滞在しながら本格的に宇宙生活を体験します。

サブオービタル旅行の魅力

数分間、体がふわりと浮かぶ無重力体験は唯一無二の感覚です。漆黒の宇宙に浮かぶ青い地球を自分の目で眺める瞬間は、一生忘れられない贅沢です。

サブオービタル旅行の運航状況と予約可能なフライト

2026年2月時点では、サブオービタル旅行は「運航中の観光便」が一時的に空白です。
ブルーオリジン(Blue Origin)は、ニューシェパード(New Shepard)のフライトを「少なくとも2年間」休止すると発表しました。一方で、公式サイトには申込フォームがあり、デポジット$150,000(全額返金可)が明記されています。ただし、フォーム入力は将来の座席確保を保証しない旨も記載されています。
また、ニューシェパードは累計98名(実人数92名)を宇宙へ送り届けています。
ヴァージン・ギャラクティック(Virgin Galactic)は、次世代機「デルタ級(Delta Class)」を開発中で、会社のガイダンスでは飛行試験は2026年Q3、初の商業飛行は2026年Q4を目標としています(民間宇宙飛行士の搭乗はその6〜8週間後の見込み)。加えて、販売は2026年Q1に最初のトランシェ開始が見込まれています。
日本のPDエアロスペースも引き続き開発中で、商業運航開始時期は未定です。

運航会社運行状況運行開始日
ブルーオリジン(米)休止(少なくとも2年)2021年7月20日
ヴァージンギャラクティック(米)再開準備中(試験:2026年Q3 / 商業:2026年Q4 目標)2023年8月10日
PDエアロスペース(日)開発中(商業運航開始は未定)未定

👉 具体的な申込み(フォーム/通知登録)や費用の目安は、以下の比較表と解説をご覧ください。

サブオービタル旅行:プラン・費用比較(2026年2月時点)

※ 各社の公式発表・一次情報を基に最新状況を整理。料金や条件は変更される場合があります。

会社申込可否
(2026/02時点)
目安価格デポジット無重力(目安)実績・進捗次の見込み公式/申込
ブルーオリジン(米)申込フォームあり
※運航は休止中
非公開(公式未公表)$150,000(全額返金可)数分(約3分前後)累計98名(実人数92名)2026/01/30発表:少なくとも2年休止(再開時期は未定)予約ページへ
ヴァージンギャラクティック(米)再開待ち
(販売:2026年Q1開始見込み)
$600,000超の見通し(未確定)未公表(販売再開時に案内)約4〜5分VSS Unityは2024/06で終了。
次世代Delta級を製造・準備中。
試験:2026年Q3 / 商業:2026年Q4(会社ガイダンス)再開通知に登録
PDエアロスペース(日本)未定(開発中)未定開発中開発中(時期未定)公式サイト

注記・出典

  1. Blue Originの申込フォーム:デポジット$150,000(全額返金可)。ただし、フォーム入力は将来の座席確保を保証しない旨の記載があります(公式)。
  2. Blue Origin:2026年1月30日にニューシェパードのフライトを「少なくとも2年間」休止すると発表(公式)。
  3. New Shepardの実績:2026年1月22日のNS-38時点で、累計98名(実人数92名)が宇宙へ到達(公式)。
  4. Virgin Galactic:飛行試験は2026年Q3、初の商業飛行は2026年Q4、民間宇宙飛行士の搭乗はその6〜8週間後の見込み(会社ガイダンス)。また、販売は2026年Q1に最初のトランシェ開始見込み(会社ガイダンス)。
  5. PDエアロスペース:PDAS-X06の事故調査報告が2024年9月に公表(運輸安全委員会)。開発計画の最新は公式および報道を参照。

世界のサブオービタル飛行 – 主要プレイヤー比較

主要プレイヤーは、アメリカの2社と日本の1社です。
ただし2026年2月時点は、観光運航は休止/再開準備/開発中のフェーズです。

項目ヴァージン・ギャラクティック (米)ブルー・オリジン (米)PDエアロスペース (日本)
コンセプト飛行機型の宇宙船で優雅に滑空純粋なロケットで垂直に宇宙へジェットとロケットのハイブリッド機
到達高度約90km約107km(カーマン・ライン越え)約100km(計画)
無重力時間約4〜5分間約3分間約5分間(計画)
拠点ニューメキシコ州テキサス州沖縄県・下地島空港(計画)

サブオービタル旅行の提供企業のヒストリー・今後の計画

1. ヴァージン・ギャラクティック – 優雅な空の旅の、究極の進化形

ヴァージン・ギャラクティック社の宇宙船VSSユニティの画像
©Virgin Galactic

リチャード・ブランソン氏率いるヴァージン・ギャラクティックは、「空の旅」の延長線上にある、洗練された宇宙体験を提供します。

  • 未来への移行と新型機「デルタ級」:
    同社は既存機「VSS Unity」の運用を2024年6月に終了し、次世代の主力機「デルタ級」への移行を本格化させています。
    会社のガイダンスでは、飛行試験は2026年Q3、初の商業飛行は2026年Q4を目標としています(民間宇宙飛行士の搭乗はその6〜8週間後の見込み)。さらに、販売は2026年Q1に最初のトランシェ開始が見込まれています。
    将来的には高頻度での運航(例:週2回級)を目指す計画です。
  • 価格と予約状況:
    VSS Unityのチケットは1席45万ドルで販売されましたが、デルタ級の価格はこれを上回る60万ドル以上になる見通しが複数の報道で示されています(※最終価格は未確定)。
    予約は段階的に再開する想定で、まずは会社が示す販売開始時期(2026年Q1)に合わせて最新情報を確認するのが安全です。
  • 体験内容:
    ニューメキシコ州のスペースポート・アメリカから、母船に抱かれて離陸。高空で切り離された後、ロケットエンジンに点火し、約1分で宇宙空間へ。約4〜5分間の無重力状態では、キャビン内を自由に漂いながら、複数の窓から地球を眺めることができます。帰還は、飛行機のように滑空しながら滑走路へ着陸。約90分間の、エレガントな宇宙への旅です。
  • 申し込み方法:
    現在、ヴァージン・ギャラクティックの新規予約は全世界で一時停止中です。
    日本向けの窓口としては、クラブツーリズム・スペースツアーズが問い合わせ先を案内しています。

    ▼クラブツーリズム・スペースツアーズ 問い合わせ先▼
     電話番号03-4335-1800
     営業時間: 平日 9:15~17:30(土日祝日 休業)
     公式サイト宇宙旅行のご案内

2. ブルー・オリジン – 純粋なロケット科学が拓く、宇宙への最短ルート

ニューシェパードがNS-16で初の有人飛行に挑む打ち上げシーン(2021年7月20日)
© Blue Origin

Amazon創業者ジェフ・ベゾス氏が率いるブルー・オリジンは、ロケットによるパワフルでスリリングな垂直打ち上げで、乗客を宇宙へと運びます。

  • 豊富な実績(ただし休止):
    同社の宇宙船「ニューシェパード」は、2026年1月時点で累計98名(実人数92名)を宇宙へ送り届けるなど、豊富な飛行実績を持ちます。
    一方で、同社はニューシェパードのフライトを「少なくとも2年間」休止すると発表しており、観光運航は一時停止中です。
  • 価格と予約システム:
    ブルー・オリジンは公式な価格を公開していませんが、申込フォームでは、手続きを開始するために$150,000(全額返金可)のデポジットが必要と明記されています。
    また、フォーム入力は将来の座席確保を保証しない旨も記載されています。
  • 体験内容:
    テキサス州西部の砂漠から、ロケットで垂直に打ち上げ。わずか数分で高度107kmの宇宙空間へ到達します。約3分間の無重力体験では、宇宙船の巨大な窓から、息をのむほど美しい「丸い地球」を堪能できます。打ち上げから着陸まで約11分間という短時間ながら、その凝縮された体験は強烈なインパクトを残します。
  • 申し込み方法:
    ブルーオリジンの公式サイトの日本語の予約ページ
    ※申込フォームはありますが、2026年2月時点では運航休止が発表されています。最新状況は公式で確認してください。

3. PDエアロスペース – 日本から宇宙へ、未来への挑戦

日本の名古屋に本拠を置くPDエアロスペースは、国内からの宇宙旅行実現を目指す、夢に満ちたベンチャー企業です。

  • 独自の技術と計画:
    同社は、ジェットエンジンとロケットエンジンを切り替える独自のハイブリッドエンジンを搭載した、完全再利用型の宇宙機を開発中。沖縄県の風光明媚な下地島空港を拠点とし、高度100kmへのフライトで約5分間の無重力体験を提供する計画です。
  • 現状と未来への期待:
    PDAS-X06の試験飛行(2023年6月)に関して、運輸安全委員会の調査報告が2024年9月に公表されています。
    現時点で商業運航の開始時期は未定ですが、実現すれば、日本から直接宇宙へ旅立つことができるようになります。価格は未公表です。

まとめ – あなたの宇宙への扉

サブオービタル飛行は、もはや遠い未来の夢物語ではありません。

  • ブルー・オリジンは累計98名(実人数92名)を宇宙へ送り届けた実績があり、ただし2026年2月時点では「少なくとも2年」の休止を発表しています。
  • ヴァージン・ギャラクティックは新型「デルタ級」での再開を目指しており、会社ガイダンスでは試験(2026年Q3)→商業(2026年Q4)を見込んでいます。
  • そして、日本のPDエアロスペースは、国内から宇宙への道を切り拓こうと挑戦を続けています。

いま大切なのは、正しい一次情報を追いながら、再開タイミングを取り逃がさないことです。次の窓が開いたとき、あなたの準備はすでに始まっています。

上部へスクロール