「販売中」「申込可能」「運航中」は別の状態です

Virgin Galacticは限定数のSpaceflight Expeditionsを販売していますが、新型機の商業飛行開始前です。Blue Originはフォームを公開していますが、フォーム送信は座席保証ではなく、New Shepardは2026年1月から少なくとも2年間の休止に入っています。

Flight fundamentals

サブオービタル飛行で何を体験するのか

周回軌道へ入るオービタル飛行と違い、弾道軌道で宇宙の境界へ上昇して戻ります。短時間である代わりに、推進・高G・無重量・帰還が高密度に連続します。

01 / TRAJECTORY

地球を周回しない

周回速度には達せず、上昇後は弾道軌道で地上へ帰還します。

02 / ALTITUDE

高度80〜100km超

米国の約80km基準と、国際的に広く用いられる100km基準があります。

03 / MICROGRAVITY

数分間の無重量

自由落下区間で離席し、地球と宇宙の黒を眺める設計です。

04 / LOAD

高G区間がある

打上げ・点火・帰還時に加速度がかかるため、医学確認と訓練が必要です。

05 / DURATION

10分台〜約90分

飛行方式により大きく異なります。現地滞在・訓練は別途必要です。

Core operators

主要2社の販売状態と再開見通し

同じ「申込み導線あり」でも意味は異なります。価格を公開して限定販売している状態と、休止中に将来便への関心登録を受け付ける状態を分けます。

Virgin Galacticのスペースプレーンと宇宙港のイメージ AIR-LAUNCH SPACEPLANE
OPERATOR 01 / USA

Virgin Galactic

限定販売中再開準備
販売価格

$750,000/席のSpaceflight Expeditions

現在地

新型SpaceShip初号機の地上試験を実施

次の目標

2026年Q3飛行試験/Q4商業宇宙飛行開始

運用準備

VSS Unityをパイロット訓練・地上チーム習熟に再使用

販売開始と実際の搭乗開始は同じではありません。商業運航の目標は将来予測であり、試験結果や認証によって変更される可能性があります。

Blue OriginのNew Shepardが発射台に立つイメージ VERTICAL ROCKET + CAPSULE
OPERATOR 02 / USA

Blue Origin

少なくとも2年休止フォーム公開
運航状態

2026年1月30日から休止。再開は早くて2028年ごろ

直近実績

NS-38を2026年1月22日に完了

申込フォーム

公開継続。フォーム送信で座席は保証されない

デポジット表示

全額返金可能/この段階では請求なしと公式ページに記載

休止理由は有人月飛行能力の開発へ資源を集中するためです。フォームが動いていても、飛行時期・価格・座席が確定していることを意味しません。

Flight architectures

垂直ロケットと空中発射スペースプレーン

サブオービタルという到達形式は同じでも、離陸方法、飛行時間、Gのかかり方、帰還方式、地上運用は大きく異なります。

Profile A

垂直打上げカプセル型

代表例:New Shepard

事前訓練・健康確認安全手順、座席、緊急時対応、無重量中の行動を確認します。
垂直打上げ発射台から加速し、高G区間を経て宇宙の境界へ向かいます。
カプセル分離・無重量指示に従い離席し、数分間の微小重力と大窓からの眺望を体験します。
パラシュート降下・着地カプセルはパラシュートと着地直前の減速機構で地上へ戻ります。

Profile B

空中発射スペースプレーン型

代表例:Virgin Galactic

母機で滑走路離陸宇宙機を搭載した母機が通常の航空機のように高高度まで上昇します。
切り離し・ロケット点火約45,000ft付近で切り離し、ロケット推進で急上昇します。
無重量・眺望頂点付近で数分間の微小重力を体験し、終了前に着席します。
フェザリング・滑空着陸再突入姿勢を取り、機体を戻して滑走路へ滑空します。

Latest developments

サブオービタル宇宙旅行の動向・解説

  1. 宇宙旅行.jpSPACE TOURISM INTELLIGENCEINDEPENDENT GUIDE / PERIODICALLY UPDATEDEssential guide to private spacefligh [……

  2. 最終更新日:2026年2月19日本記事は、ヴァージン・ギャラクティック社の公式発表、SEC提出書類、投資家向け資料などの一次情報を基に構成し、必要に応じて信頼できる報道で補足しています。※価格の円換算は便宜上 $1=¥1 [……

  3. 最終更新日:2026年2月15日本記事は、サブオービタル宇宙旅行を中心に、公式発表や公的機関の資料などの一次情報を基に構成し、必要に応じて信頼できる報道で補足しています。※価格の円換算は便宜上 $1=¥150 で計算して [……

Market status matrix

予約・運用状況を同じ尺度で比較

有人観光の販売、将来便への申込み、機体販売、研究ペイロード、破産手続中の計画を同列に扱わず、現在できる行動と運用状態を分離しています。

プロバイダ購入・問い合わせ状態(2026-07-28時点)予約受付(補足)運用状況補足根拠(発表/確認日)公式/詳細
Virgin Galactic(米)購入可(限定販売)/飛行は再開前2026-03-30に座席販売を再開。$750,000/席(約1.2億円:$1=¥160換算)。限定数の「Spaceflight Expeditions」として販売、今後さらに値上げの示唆あり。Delta級初号機が地上試験中(2026年4月〜)→ 飛行試験2026年Q3 → 初商業飛行2026年Q4目標(Q1 2026決算で「オントラック」と再確認)商用初期は研究飛行が先行し、民間人(プライベートアストロノート)は初商用から6〜8週間後の見込み。2号機は2026年Q4末〜2027年Q1就役見込み。販売再開: 2026-03-30/Q1決算: 2026-05-14/最終確認: 2026-07-28詳細
Blue Origin(米)お申込み可(座席確約なし)/運休中公式フォームは受付継続。現行ページは「デポジットは全額返金可能」「この段階では請求なし」「フォーム送信は将来便の座席保証ではない」と記載しています。2026-01-30より少なくとも2年停止(New Shepard)。再開は早くて2028年ごろ(単純計算)。最終飛行はNS-38(2026-01-22)。フォーム上に「送信=座席保証ではない」旨の注意書きがあります。休止理由は月面有人プログラムへの資源集中。運休発表: 2026-01-30/フォーム確認: 2026-07-12詳細
Deep Blue Aerospace(中)限定販売の実績あり(常時販売は不明)2027年便のチケット販売を告知しています(追加販売も示唆)。開発中(2027年の運航を目標とする旨の報道)価格目安:1.5百万元/席(報道時点)。販売報道: 2024-10-24/最終確認: 2026-02-09詳細
Dawn Aerospace(NZ/蘭)観光チケットなし(機体の受注/販売)Auroraスペースプレーンの受注開始(初回引き渡し2027見込み)。研究・商用サブオービタル用途中心(観光は未発表/不明)「宇宙機を直販で提供」と発表されています(運用者がサービス提供する前提)。受注開始発表: 2025-05-23/最終確認: 2026-02-09詳細
Space Transportation(中)不可(未販売)未販売(構想/開発)開発中(計画情報の更新は限定的)有翼プレーン+極超音速輸送構想です。時期は変動の可能性があります。計画報道(参考): 2022-01-27/最終確認: 2026-02-09詳細
CAS Space(中)不可(サービス開始前)未販売(提携経由提供構想など、確定情報は要確認)2027 初飛行/2028 エッジ到達(商用)見込み(報道)7名キャビン、チケット2–3百万元/席などの計画が報じられています。計画報道: 2024-05-17/最終確認: 2026-02-09詳細
PD Aerospace(日本)不可(開発中)未販売(今後案内予定)無人機を先行してサービス開始予定/有人機は2029年の運用開始を目指す(公式・開発計画ページ)エンジン切替式スペースプレーンです。段階試験を継続。2026年上半期の大きな進捗発表は確認できず。公式計画:(開発計画ページ記載)/最終確認: 2026-07-28詳細
Space Walker(日本)不可(破産手続中)未販売(構想段階のまま破産)2026年2月12日に破産手続開始決定(負債総額19億5,400万円)。事業の継続・計画の帰趨は不透明。有翼サブオービタル機(到達高度120km、乗員2+乗客6)の構想を掲げていました。文科省補助事業から外れ資金調達が難航したと報じられています。破産報道(東京商工リサーチ): 2026-02-13/最終確認: 2026-07-28詳細
HyImpulse(独)対象外(有人チケットなし)研究ペイロード向け(微小重力実験・大気観測)サウンディングロケット運用(微小重力サービス)最大高度〜250km、ペイロード最大〜300kgなど(公式)。公式製品ページ:(ページ記載)/最終確認: 2026-02-09詳細

※公開情報ベース。販売・運航計画は変更される可能性があります。最新条件は各社公式および個別詳細ページで確認してください。

Technical comparison

高度・定員・無重量・飛行方式

数値は機体世代やミッションによって変わります。とくに開発中の機体は目標値と運用実績を分けて読む必要があります。

プロバイダ方式到達高度(目安)定員(目安)無重量時間(目安)所要(全体)メモ
Blue Origin垂直打上げロケット(再使用)~100km級乗客最大6数分半日未満(当日運用)大窓カプセルです。※2026-01-30より少なくとも2年停止中(再開は早くて2028年ごろ・要確認)。
Virgin Galactic空中発射スペースプレーン(過去:SpaceShipTwo/新型:Delta)~80–90km級乗客最大6+操縦士2(過去機体の代表値)数分半日未満(当日運用)SpaceShipTwo(Unity)は商用退役済み(訓練用グライド飛行で2026年5月に飛行再開)。Delta級で2026年Q4に商業飛行再開目標、座席販売は再開済み($750,000/席)。
PD Aerospaceスペースプレーン(開発中)~100km級(目標)未公表(構想段階)数分(想定)未公表ジェット↔ロケット切替エンジン構想です。段階試験を継続しています。

Decision & contract

価格より先に、搭乗条件と契約を確認する

短時間の飛行でも、通常の旅行商品とは異なります。販売状態、医学適性、訓練、延期・返金、現地滞在を含めて判断します。

販売状態を読む

  • 「限定販売」「問い合わせ」「関心登録」「待機リスト」を分ける
  • フォーム送信が座席確保や搭乗時期を保証するか確認する
  • 機体の試験中・運航休止中という状態を価格表示と分離する

身体条件と訓練

  • 高G、姿勢変化、無重量、緊急手順に対応できるか
  • 医療質問票・健康確認・機能要件の現行条件を確認する
  • 訓練日数と、訓練不合格・体調不良時の扱いを契約で確認する

延期・返金・総費用

  • 試験遅延・認証・天候・機体変更時の振替と解除条件
  • デポジット、返金時期、手数料、為替差損の扱い
  • 渡航、宿泊、訓練、保険、税金を含む総費用を確認する

Glossary

判断に必要な4つの用語

企業の広告表現ではなく、飛行の物理と運用を理解するための基本語です。

亜軌道(サブオービタル)

地球周回軌道には入らず、弾道飛行で上昇・降下する飛行形態です。

無重量(微小重力)

宇宙船と搭乗者がともに自由落下することで、重さをほぼ感じない状態です。

カーマン・ライン

高度100kmに置かれることが多い宇宙境界の目安です。米国では約80kmの基準も使われます。

G(加速度)

打上げ・ロケット点火・帰還時に身体へかかる加速度。飛行方式でプロファイルが異なります。

一次情報・公式発表と更新履歴
  • プラチナ×シアンのプレミアム・フライトブリーフィングへ全面再設計。Virgin Galacticの販売・Q4見通し、VSS Unityの運用準備、Blue Originの休止・現行フォーム表示を再確認。固定モバイルナビをルート要素の外へ配置し、viewport下端への常時固定を実装。
  • 予約・運用状況比較、スペック比較、国内外の開発案件を更新。

本ページは公開情報を整理する独立系情報ページで、旅行商品の販売・仲介・手配を行うものではありません。販売価格、試験計画、運航再開時期、医学要件、訓練、デポジット、返金条件は変更される可能性があります。支払いや個人情報・医療情報の提出前に、契約主体、最新の公式条件、返金・延期・免責、保険、総費用を確認してください。詳細は利用規約をご覧ください。

SUBORBITAL SPACE TRAVEL INTELLIGENCE — 宇宙旅行.jp|販売状態・運航状態・飛行方式・契約条件を分けて編集しています。

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