高高度気球旅行

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一次情報の最終確認:(公式サイト/利用規約/FAQ/予約ページ)
本記事は、高高度気球旅行に関する各社の公式発表(一次情報)を基本に執筆しています。ただし、開始時期や価格は変動し得るため、信頼性のある報道・公開資料(二次情報)を組み合わせて補足しています。

高高度気球旅行は、成層圏(目安:高度25〜35km)までゆっくり上昇し、宇宙に近い高さから青い地球の曲線と漆黒の空を眺める穏やかな“準宇宙”体験です。
※国際的に「宇宙」とされる高度100km(カーマン・ライン)には到達しません。
本ページでは、各社の予約方法や費用、そして現在の実現段階(予約可否・試験段階)を整理し、体験を検討したい方に役立つ最新情報をご案内します。

  • 0 商業運航を確認できた比較対象
  • 0 有料予約規約を公開(Zephalto)
  • 0 主な計画高度(最大・目安)
  • 0 代表的な飛行時間(目安)

ロケットではない、宇宙に近い成層圏へ。静寂の中、地球の青い輪郭を眺める旅。

宇宙旅行と聞いて、多くの人が想像するのは、轟音と共に打ち上がるロケットや、体にのしかかる強烈なG(重力加速度)かもしれません。しかし今、それとは全く異なる、「静かで、穏やかで、加速度や訓練の負担を抑えた」新しいスタイルの“宇宙の入り口”への旅行が、世界中で計画・開発されています。

それが、巨大な気球(バルーン)に乗って、高度25〜35kmの成層圏までゆっくりと昇っていく「高高度気球ツアー」です。

ここは、激しい訓練や無重力体験とは無縁の、ただひたすらに美しい地球を眺める遊覧飛行への扉。身体への負担が比較的少なく、宇宙飛行士が語る「概要効果(オーバービュー・エフェクト)」に似た体験が期待される、新しい成層圏遊覧の方式です。
ただし、価格は数千万円規模で、年齢・健康状態や各社の安全基準、気象・規制上の制約により、参加できない場合があります。


世界で進む「準宇宙遊覧気球」- 主要プロジェクト徹底比較(2026年版)

現在、アメリカ、ヨーロッパ、そして日本で、個性豊かな気球旅行プロジェクトが進行中です。ただし2026年7月時点で、これら5社に商業旅客運航を開始済みと断定できるものはありません。各社の「予約可否」「試験段階」を含めて比較します。

ワールド・ビュー (米)EOS-X Space/旧スペース・パースペクティブ資産 (米→西)ハロー・スペース (スペイン)ゼファルト (仏)岩谷技研 (日)
コンセプト世界の絶景上空からの遊覧(※現在は防衛・監視事業が中心)海上から出発する“スペースラウンジ”体験国際協調型のグローバル展開美食と楽しむ空のラグジュアリー誰もが手が届く宇宙遊覧を目指す
価格目安旧$50,000(現行の旅客商品としては要確認)旧$125,000(現行価格ではない/要再確認)予定€150,000€180,000約2,400万円(2024年の構想価格)
到達高度100,000ft以上(約30km)約30km約35km約25km約25km(構想)
定員8名+クルー2名最大8名(想定)8名+操縦者1名4名(ゲスト)2名(操縦者+1名)
所要時間6〜8時間約6時間4〜6時間約6時間(上昇1.5h+滞空3h+降下1.5h)約4〜6時間
現在の段階2026年にOndasが買収。防衛・監視事業が中心で、旅客事業の現行性は要確認買収後の再編中(契約主体・販売条件・開始時期は要確認)予約不可/無料ウェイトリストのみ。無人試験2026年後半、有人試験2027年末目標有料予約規約を公開。初期枠は2027年秋まで完売、次の案内枠は2027年11月以降開発・試験段階(2024年7月に有人で高度20,816m到達)

※ 表の数値は、各社の公式情報(利用規約/FAQ/予約ページ)の「公表値」を優先して反映しています(一次情報の最終確認:2026年7月19日)。「予約枠がある/規約が公開されている」ことと、「商業運航が開始済み」であることは別である点にご注意ください。


1. ワールド・ビュー (アメリカ) – 旅客事業から防衛・監視事業へ

  • かつての特徴: グランドキャニオン(アメリカ)、グレートバリアリーフ(オーストラリア)、ギザ(エジプト)のピラミッドなど、世界の名所上空での体験を掲げていたプロジェクトです。
  • 事業の転換: World Viewは2026年にOndasへ買収され、現在の公式サイトでは、旅行ではなく防衛・政府向けの成層圏監視(ISR=情報・監視・偵察)やリモートセンシングが中心となっています。旅客サービスの販売・運航計画は、現時点では確認が必要です。
  • 旧価格・予約: 過去は1席$50,000$500のデポジット(返金不可)で順番待ちに参加する形でしたが、現行の旅行商品として推奨できる状態ではありません。
  • 注意: 旧来の予約・チェックアウトページが残っていても、現在の契約主体やサービス継続性を確認できないため、支払いは避けるのが安全です。

2. EOS-X Space/旧スペース・パースペクティブ (米→スペイン) – 買収後の再編中

  • 最大の特徴: 海上スペースポートから発着し、成層圏で“ラウンジ”のように過ごす体験を掲げてきたプロジェクトです。
  • 参考価格: 旧体制が過去に掲げていた価格は$125,000/席ですが、これは現在の正式価格ではありません。新体制の販売条件・予約受付・運航開始日は個別確認が必要です。
  • 体験内容: 6時間前後の行程を想定。窓の大きいカプセル内で、ゆったり眺望を楽しむ設計とされてきました。
  • 最新状況: 2024年9月に無人のフルプロファイル試験飛行が報じられています。その後、2025年の経営混乱を経て、同年にスペインのEOS-X Spaceが旧Space Perspectiveの技術・資産・知的財産を取得しました。ただし旧顧客契約や予約データベースは引き継がれておらず、販売再開・運航時期は流動的です。

注意:旧Space Perspectiveの予約ページが残っている場合でも、買収後の契約主体・返金条件・エスクローの有無などを必ず確認してください。高額商品のため、条件が曖昧なままの支払いは避けるのが安全です。

関連記事:Space Perspective「Spaceship Neptune」最新状況(当サイト)


3. ヨーロッパ勢:ハロー・スペース & ゼファルト – ラグジュアリーの追求

  • ハロー・スペース (スペイン):
    公表予定価格は€150,000ですが、現在は予約受付前の開発・試験段階です。2026年後半に無人試験、2027年末に有人試験を行う計画を示しており、商業運航開始時期は未確定。現在参加できるのは無料のウェイトリストのみで、有料予約やデポジットはありません。
  • ゼファルト (フランス):
    総額€180,000/人が公式の予約ページに明記され、定員はゲスト4名、高度約25km、所要約6時間です。予約は20%のデポジット(€36,000)が必要で、まず€10,000をオンラインで支払い、残りの€26,000を一定期間内に支払って確定する方式です。ただし公式規約では、最初期の予約枠は2027年秋まで完売しており、次に案内可能な枠は2027年11月以降とされています(予約枠の販売と、商業運航の開始は別です)。

4. 岩谷技研 (日本) – 日本発、「ふたりきり」の宇宙遊覧

  • 最大の特徴: 日本発の2人乗り小型カプセルで、成層圏(目標18〜25km帯)を目指す構想。共創プロジェクト「OPEN UNIVERSE PROJECT」で事業化を進めています。
  • 価格目安: 過去の公式インタビューでは約2,400万円の料金構想が示されていました。ただし、2026年7月現在の正式な一般販売価格や予約受付は確認できません。現行価格ではなく、過去に示された構想価格として扱うのが妥当です。
  • 最新状況: 公式情報として、2024年7月17日に商業運航用と同型のキャビンを使った有人試験で高度20,816m(20km超)へ到達した報告があります。現在も商業運航に向けた開発・検証段階として扱うのが妥当で、商業運航の開始時期は必ず公式で確認してください。

まとめ – いまは「実現段階」で見る

高高度気球による準宇宙体験は、ロケットの旅とは全く異なる価値を提供します。ただし2026年7月現在、各社の実現段階は大きく異なり、「好み」より先に「今どの段階にあるか」で見るのが安全です。

  • 有料の予約規約を公開している:
    Zephalto(ゼファルト)。€180,000/定員4名。ただし初期枠は2027年秋まで完売、次の案内枠は2027年11月以降で、運航実績とは別です。
  • 無料ウェイトリストのみ(予約前):
    HALO Space(ハロー・スペース)。有人試験は2027年末目標で、商業開始時期は未確定です。
  • 買収後の再編・条件確認中:
    EOS-X Space/旧Space Perspective。旧価格・旧契約は現行のものとは限りません。
  • 商業運航に向けた開発・試験中:
    岩谷技研。試験飛行の進捗が継続的に公表されており、今後の発表が最重要です。
  • 観光事業の現行性を確認できない:
    World View(ワールド・ビュー)。買収後は防衛・監視事業が中心で、旅客商品としては要確認です。

激しいGや無重力はなくても、静寂の中で漆黒の空と青い地球の境界線を長時間眺める体験には、宇宙飛行士が語る「概要効果」に似た、畏敬や地球とのつながりを感じる瞬間が期待されています。ただし、その受け止め方には個人差があります。

ロケットの轟音ではなく、地球の息吹を聞きに行く旅。そんな新しい宇宙との関わり方が、少しずつ現実に近づいています。まずは各社の最新の運航・予約状況を、公式情報でご確認ください。


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  • 成層圏グルメ体験 — 高度約25kmで美食を楽しむ“空飛ぶレストラン”体験(計画・予約条件は公式確認)

夢の源泉へ:公式サイトへの羅針盤

➡️ Zephalto(ゼファルト)公式サイトへ
➡️ Zephalto 予約ページ(公表価格・デポジット)
➡️ HALO Space(ハロ・スペース)公式サイトへ
➡️ HALO Space FAQ(価格・定員・高度)
➡️ World View(ワールドビュー)公式サイトへ(※現在は防衛・監視事業が中心)
➡️ Space Perspective(旧体制)公式サイトへ(※現在の事業主体はEOS-X Space。最新条件は要確認)
➡️ 岩谷技研 公式サイトへ
➡️ OPEN UNIVERSE PROJECT(仕様・データ)

補足・免責

※ 本記事は一次情報(公式サイト/規約/FAQ/予約ページ)を優先し、必要に応じて主要報道(二次情報)で補足しています。
※ 数値・計画・予約条件は変更される可能性があります。最新は必ず各公式ソースをご確認ください。
※ 特にデポジット(前払金)や契約条件は、事業再編・買収等で前提が変わる場合があります。支払い前に、契約主体・返金条件・エスクローの有無を確認してください。

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