FORMATION / 約46億年前の物語

太陽系はどのように生まれた?

ガスとちりの雲から、太陽たいようと惑星ができるまで。4つの場面をめくり、何がわかっていて何が研究中かを学びます。

イラスト+体験入門から専門へ
星間の雲→若い太陽と円盤→微惑星→惑星の4段階を左から右へ並べた構想図。各段階の間隔は実際の時間の比率ではありません。
星間の雲→若い太陽と円盤→微惑星→惑星の4段階を左から右へ並べた構想図。各段階の間隔は実際の時間の比率ではありません。

30秒でわかる答え

太陽系たいようけいは約46億年前、ガスとちりを含む雲が重力で縮んで生まれたと考えられています。中心に太陽たいようが形成され、その周囲の円盤の物質が集まって惑星などになりました。

形成の時期
約46億年前隕石の年代測定と形成モデルからの概数
元の材料
ガスとちり星間分子雲から原始太陽系円盤へ
太陽の質量割合
約99.8%太陽系全質量の大部分は太陽が占める

ILLUSTRATED JOURNEY

4枚の絵で理解する

ガスとちりの雲から惑星ができるまでを、時間の順に4つの場面でたどります。各場面の間隔は、実際の時間の比率ではありません。

ガスとちりの冷たい雲が、重力で中心へ縮んでいく模式図。暗い筋はちりの多い所。
01 / CLOUD

材料は冷たい星間の雲

ガスとちりを含む星間雲の一部が重力で縮み、中心の密度が高まりました。

なぜ縮み始めたかには複数のシナリオがあります。

中心の若い太陽と、回転しながら平たくなるガスとちりの円盤、ジェットを描いた模式図。
02 / DISK

中心に太陽、その周りに円盤

雲は回転しながらつぶれ、中心に若い太陽たいよう、その周りに平たいガスとちりの円盤ができました。

最初から8つの惑星が整列していたわけではありません。

ちりの粒(1mmよりずっと小さい)→小石(cm〜m)→微惑星(km級)と、ぶつかってくっつき成長する流れの概念図。
03 / ACCRETION

小さな粒から微惑星へ

粒どうしがぶつかってくっついたり、円盤の中で一か所に集まったりして、惑星のもとになる微惑星(km級の小天体)が生まれました。

微惑星が生まれる詳しい道すじは、研究中です。

若い太陽系の模式図。内側では岩石の原始惑星がぶつかって育ち、外側では巨大惑星がガスを集めます。惑星の軌道が動くこともあります。順序や時間の長さは単純化しています。
04 / PLANETS

惑星は成長し軌道も変えた

微惑星や原始惑星がぶつかり、ガスを取り込み、軌道を変えていった結果、今の惑星系ができました。

惑星が現在の場所で生まれたとは限りません。

TOUCH AND DISCOVER

太陽系づくり:4つの段階をめくろう

段階のボタンや矢印を押すと、雲→円盤→微惑星→惑星の絵と、考えられる過程・手がかりが切り替わります。

FOUR STAGES4つの段階(時間の比率ではない)
ガスとちりの冷たい雲が、重力で中心へ縮んでいく模式図。暗い筋はちりの多い所。
4つの段階を順に見る図です。段階どうしの間隔は、実際の年月の長さとは比例しません。

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星間の雲

LEARN AT YOUR LEVEL

宇宙のふしぎを、もう少し。

入門から少し専門的な話題まで。4つの段階で、知っておきたいポイントを短く紹介します。

入門

最初はガスとちり

太陽系たいようけいが一度にできたわけではありません。

  • 太陽たいようも惑星も、もとはガスとちりを多く含む雲から生まれた。
  • 中心に星(太陽たいよう)が生まれ、周りに惑星の材料が残った。
基礎

円盤で粒が集まる

回っている円盤の中で小さな材料が育ちます。

  • ちりが集まって大きなかたまりになり、微惑星や原始惑星ができたと考えられる。
  • 太陽たいように近い高温の場所では岩石質の天体ができ、遠い場所では水などが氷として残りやすかったと考えられる。
発展

氷の境目と惑星の成長

円盤の場所で集まる材料が変わる。

  • 雪線(スノーライン)は、水などが氷として存在しやすくなる境目で、円盤の温度の変化とともに動く。
  • 惑星どうしの重力の影響で、軌道が移動したり、小天体がはじき飛ばされたりすることがある。
専門

形成史の競合モデル

証拠とモデルを分けて考えます。

円盤内の集積・移動は粒径、ガス密度、乱流、重力相互作用に依存

  • 隕石に含まれる最古の固体の放射ほうしゃ年代と円盤の観測かんそくが、おおよその年代と初期の過程を制約する。
  • 微惑星の形成、巨大惑星の移動、後期の衝突の歴史には複数の仮説があり、一つの説には決まっていない。

図のステージは物理シミュレーションではなく、主要仮説の概念図です。

1 QUESTION CHECK

図のあとに、1問だけ

惑星の主な材料が集まった場所として適切なのは?

答えを1つ選んでください。

COMMON QUESTIONS

よくある誤解

太陽系はぴったり46億年前に完成した?
いいえ。約46億年前というのは形成が始まったおおよその時期で、天体ごとに成長や移動にかかった時間は異なります。
惑星の生まれた場所は今と同じ?
必ずしも同じではありません。惑星が移動した可能性があり、複数のモデルで研究されています。

科学的な前提と出典

約46億年前は概算の値で、段階の並びは代表的な形成のシナリオを説明する概念図です。図の経過時間・円盤の密度・天体の位置・雪線を実測値として扱わないでください。微惑星ができるしくみや惑星の移動には複数の仮説があり、一つに確定した歴史ではありません。

資料確認日:2026-10-16

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