十三夜の月は10月23日(金)|何時・どの方角?
2026年の十三夜(後の月)は10月23日(金)の夜。9月の十五夜とならぶ、日本で生まれたお月見です。月は夕方には東の空に昇っていて、夜8時ごろは南南東の高い空。満月の3日前の、左側がほんの少し欠けた月が見られます。
十五夜より夜8時の月が高い。約14°の差(東京)
- レア度C
- 天文条件Sとてもよい
- 手軽さSとても手軽
10月23日の夜8時ごろ、南南東の空。満月の3日前の月が高く見える
東京の計算例では、月は15時08分に東から昇り、夜8時には南南東の高さ約50°。21時14分に真南でいちばん高くなります(約54°)。日の入り(16時56分)から50分ほどで高さ30°をこえるので、夕方から建物の上に見つかります。月の左、少し下には土星も光っています。
「十三夜」とは? 昔のこよみ(旧暦)の9月13日の夜に見る月です。旧暦8月15日の十五夜(中秋の名月。2026年は9月25日)とならぶ、日本で生まれたお月見で、「後の月(のちのつき)」「栗名月」「豆名月」とも呼ばれます。満月の少し前なので、向かって左側がほんの少し欠けています。
月
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見るころの天気
観察日が近づくと、夕方〜夜の時間帯の天気予報をここに表示します。
観察ポイント
東京の目安
10月23日は十三夜です。月は15時08分に昇り、日の入りのころにはもう東南東の空にあります。夜8時には南南東の高い所、21時14分に真南でいちばん高くなり、24日の3時29分に西へ沈みます。
十三夜は23日の夜です。 曇って見られなかったときは、24日(土)の夜もおすすめです。月の真下に土星が並びます。満月は26日(月)です。
| 地点 | 月の出 | 夜8時の高さ | 夜8時の方角 | いちばん高い時刻 |
|---|---|---|---|---|
| 札幌 | 15:03 | 約44° | 南南東 | 21:07(約47°) |
| 仙台 | 15:04 | 約48° | 南南東 | 21:09(約52°) |
| 東京 | 15:08 | 約50° | 南南東 | 21:14(約54°) |
| 名古屋 | 15:19 | 約49° | 南南東 | 21:25(約55°) |
| 大阪 | 15:25 | 約49° | 南東 | 21:31(約55°) |
| 広島 | 15:37 | 約48° | 南東 | 21:44(約56°) |
| 福岡 | 15:46 | 約47° | 南東 | 21:52(約57°) |
| 那覇 | 15:56 | 約51° | 南東 | 22:04(約64°) |
月の出は、国立天文台と同じ決め方(月の中心が地平線に来る時刻)で計算しています。夜8時には、どの地点でも月は南東〜南南東の空の高さ約44〜51°にあります。
満ちる手前の月を、
もう一度。
十三夜は、昔のこよみの9月13日の夜の月。2026年は9月25日の十五夜から28日後の、もう一つのお月見です。満月の3日前で、左側がほんの少し欠けています。十五夜の月より早い時間に高く昇るので、夕方から気軽に見上げられる月です。
左が少しだけ、
欠けている。
東京で夜8時ごろに見た月の向きです。日付を切り替えると、満月に向かって毎晩ふくらんでいく様子が分かります。月の模様(うさぎ)の傾きも、その夜の見え方に合わせて描いています。
十三夜の前の晩。
輝いている部分は約84%。夜8時ごろは南の空、高さ約47°にあります。左側の欠けがまだはっきり分かります。
十三夜。
輝いている部分は約91%。向かって左側が少しだけ欠けた、満ちる手前の形です。この欠けぎわを楽しむのが、十三夜の月見の味わいです。
十四夜(小望月)。
約96%。満月(望月)の前の晩の月なので「小望月(こもちづき)」とも呼ばれます。19時ごろ、月の真下、げんこつ半分ほど(約5.5°)に土星が並びます。
ほとんどまん丸。
約99%。目で見ただけでは、満月とほとんど区別がつきません。
満月。
満月の瞬間は26日の13時12分。夜の月は満月を少し過ぎたところで、16時36分に昇り、夜8時には東の空の高さ約39°にあります。
十三夜の月の明るさは、満月の半分弱。 満月が近づくと、月は急に明るさを増します。また十三夜は、左の欠けぎわに長い影ができるので、双眼鏡を使うとクレーターのでこぼこが見やすくなります。
日の入りのあと、
南東から真南へ。
月は明るいので、方角さえ分かればすぐに見つかります。月の上には「秋の四辺形」、左には土星。腕をのばしたげんこつ1つが約10°の目安です。
- 日の入り(東京は16時56分)のころ、東南東の空を見る。 月はもう昇っていて、まだ明るい空にうっすら見えます。
- 夜8時ごろは南南東、げんこつ5つ分(約50°)見上げた所。 地平線と頭の真上のまん中より、少し上。しっかり見上げる高さです。
- 21時14分ごろ、真南でいちばん高くなる(約54°)。 そのあとは南西へ下がっていきます。
- 月の左、少し下のげんこつ1つ半(約15°)に土星。 0.4等(等の数字が小さいほど明るい)で、星よりもまたたきが少なく、落ち着いた光に見えます。
南の低い空にもう一つ明るい星があれば、それはみなみのうお座のフォーマルハウト(1.2等)です。土星のほうが明るく、少し黄色っぽい色をしています。
十五夜より、
早く高く昇る。
2026年の十五夜(9月25日)と比べると、夜8時の月の高さは約36°と約50°。東京で1991〜2050年の60回を計算すると、60回すべてで十三夜の月のほうが高く、差は11〜26°(平均約16°)でした。
2つの月を、同じ夜8時の空に重ねてみました。十三夜の月は、十五夜より早い時間に南の高い所へ上がってきます。
2026年9月25日(金)夜8時の高さ(東京)。南東の空。
2026年10月23日(金)夜8時の高さ(東京)。南南東の空。
東京の夜8時の月の高さ。縦の線の上が十三夜、下がその年の十五夜です。2033年は旧暦の決め方が定まらない年で、推奨されている案の日付で計算しています(別の案でも十三夜のほうが高くなります)。
晴れやすいのは、
どっち?
「十三夜に曇りなし」と言われ、十三夜は晴れやすいとされてきました。気象庁の記録で、東京の1991〜2025年の35年分の夜の天気を調べると、晴れた夜は十五夜も十三夜も16回ずつ。東京の記録では、十三夜のほうが晴れやすいとは言えませんでした。
夜の天気は、気象庁「過去の気象データ」の東京の夜(18時〜翌朝6時)の天気概況で判定しました。「晴」「快晴」で始まる夜を晴れとしています。「晴」は雲が空の8割までの状態をふくむため、月が雲に隠れた時間があった夜もあります。
栗と豆を供える、
日本のお月見。
十五夜の月見は中国から伝わったとされますが、十三夜は日本で生まれた習わしとされています。ちょうど収穫の時期をむかえる栗や豆を供えることから、「栗名月」「豆名月」とも呼ばれます。
次は2027年の、
10月12日。
十三夜は旧暦で決まるので、毎年日付が変わります。夜8時の月の高さで比べると、2026年は2026〜2050年の25回のうち6番目。いちばん高いのは2028年10月30日です。
輝いている部分 約91%・左に土星
輝いている部分 約91%
2026〜2050年でいちばん高い
2020〜2040年の十五夜・十三夜をすべて見る
| 年 | 十五夜 | 十三夜 | 十三夜・夜8時の高さ | 輝いている部分 | メモ |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020 | 10月1日(木) | 10月29日(木) | 約44° | 約96% | |
| 2021 | 9月21日(火) | 10月18日(月) | 約41° | 約95% | |
| 2022 | 9月10日(土) | 10月8日(土) | 約36° | 約98% | |
| 2023 | 9月29日(金) | 10月27日(金) | 約46° | 約97% | |
| 2024 | 9月17日(火) | 10月15日(火) | 約43° | 約94% | |
| 2025 | 10月6日(月) | 11月2日(日) | 約52° | 約87% | 前回 |
| 2026 | 9月25日(金) | 10月23日(金) | 約50° | 約91% | 今回 |
| 2027 | 9月15日(水) | 10月12日(火) | 約46° | 約91% | |
| 2028 | 10月3日(火) | 10月30日(月) | 約56° | 約92% | 2026〜2050年で夜8時の月がいちばん高い |
| 2029 | 9月22日(土) | 10月20日(土) | 約50° | 約97% | |
| 2030 | 9月12日(木) | 10月9日(水) | 約46° | 約96% | |
| 2031 | 10月1日(水) | 10月28日(火) | 約51° | 約96% | |
| 2032 | 9月19日(日) | 10月16日(土) | 約49° | 約92% | |
| 2033 | 9月8日(木) | 10月5日(水) | 約44° | 約87% | 旧暦の2033年問題(推奨案の日付。別の案では十五夜10/7・十三夜11/4) |
| 2034 | 9月27日(水) | 10月24日(火) | 約48° | 約87% | |
| 2035 | 9月16日(日) | 10月13日(土) | 約43° | 約86% | |
| 2036 | 10月4日(土) | 10月31日(金) | 約47° | 約87% | |
| 2037 | 9月24日(木) | 10月21日(水) | 約42° | 約93% | |
| 2038 | 9月13日(月) | 10月11日(月) | 約36° | 約97% | |
| 2039 | 10月2日(日) | 10月30日(日) | 約43° | 約98% | |
| 2040 | 9月21日(金) | 10月18日(木) | 約41° | 約96% |
東京での計算です。日付は旧暦の決め方(天保暦)にもとづく宇宙旅行.jpの計算で、2026年の十五夜・十三夜は国立天文台の発表と一致しています。2014年は旧暦に9月が2回あったため、11月5日にも十三夜がありました。
見上げる前の、
よくある疑問。
Q1十三夜は満月じゃないの?
満月ではありません。満月は3日後の10月26日(13時12分)です。十三夜は旧暦の13日の月で、10月23日の夜8時に輝いている部分は約91%。少し欠けた月をめでるのが十三夜です。
Q2十五夜を見ていなくても、見ていい?
もちろんです。片方だけ見ることを「片見月(かたみづき)」「片月見(かたつきみ)」と呼び、縁起が悪いとする言い伝えがあります。江戸時代の川柳集『柳多留(やなぎだる)』(1772年)にも「片月見」として出てくる古い言い方ですが、言い伝えなので気にせず楽しんでください。東京の記録では、十五夜と十三夜の両方をねらうと、35年中26年はどちらかの夜が晴れていました。
Q3何時ごろ、どの方角を見ればいい?
東京では、月は15時08分に東から昇り、日の入り(16時56分)のころは東南東の低い空、夜8時ごろは南南東の高さ約50°、21時14分に真南で約54°になります。24日の午前3時29分に西へ沈むまで、夕方から夜中まで見られます。ほかの地点は「全国の目安」の表を見てください。
Q4月の近くの明るい星は?
月の左、少し下に、げんこつ1つ半(約15°)ほど離れて光るのは土星(0.4等。等の数字が小さいほど明るい)です。南の低い空のフォーマルハウト(1.2等)より明るく、少し黄色っぽい色です。翌24日の夜は、月の真下、げんこつ半分ほど(約5.5°)まで近づいて見えます。
Q5お供えは何をすればいい?
栗や枝豆(豆)を供えることから「栗名月」「豆名月」とも呼ばれます。ほかに、すすきや団子を供えるのが一般的です。団子の数は13個とも3個とも言われ、地域や家庭によって違います。決まった形はないので、気軽に楽しんでください。
Q6十三夜は毎年同じ日?
毎年変わります。旧暦の9月13日なので、今のこよみでは10月上旬〜11月上旬のどこかになります。2027年は10月12日(火)、2028年は10月30日(月)です。
Q7スマートフォンで月をきれいに撮るには?
画面の月をタップしてピントを合わせ、明るさ(露出)を下げると、月の模様が写りやすくなります。ズームを上げすぎると画質が落ちるので、2〜3倍くらいで手すりなどに固定すると、ぶれにくくなります。
Q8次の十三夜はいつ?
2027年10月12日(火)です。夜8時の高さは東京で約46°と、今年(約50°)より少し低め。2026〜2050年でいちばん高いのは、2028年10月30日の約56°です。
データと表示について
十三夜の日付、月の出入り・満月の時刻は国立天文台の発表と同じ値です。地点ごとの高さや方角、月の形、十五夜との比較、2026年以降の日付と高さは、宇宙旅行.jpの天文計算による値です(月の出入りは、月の中心が地平線に来る時刻)。夜の天気は、気象庁「過去の気象データ」の東京の天気概況(夜)を宇宙旅行.jpが集計したものです。由来や名前は、以下の資料をもとにしています。
国立天文台|中秋の名月(2026年9月)
国立天文台|見頃を迎えた土星に月が接近(2026年10月)
国立天文台 暦計算室|月の出入り(東京・2026年10月)
国立天文台 暦計算室|暦Wiki「十三夜」
気象庁|過去の気象データ検索
コトバンク|十三夜(日本大百科全書ほか)
コトバンク|片月見(日本国語大辞典ほか)
青空文庫|樋口一葉『十三夜』
