2026年9月7〜9日、細い月が火星・木星に近づく|明け方は何時・どの方角?
9月7〜9日の明け方(東京では午前4時ごろ=日の出の約75分前)、東の空で細い月が赤っぽい火星の近くから、明るい木星の近くへ移動します。3日間を見比べると、月が星空の中を動いていく様子が分かります。
9月7日|細い月の近くに赤っぽい火星
明け方(東京では午前4時ごろ)の東の空で、細い月の近くに少し赤っぽい火星を探します。木星はさらに東の低い空で、火星よりずっと明るく見えます。
日の出の約75分前
(東京は午前4時ごろ)
高度は約13〜40度
細い月
読み込み中…
—
火星
読み込み中…
—
木星
読み込み中…
—
見るころの天気
観察日が近づくと、見るころの天気を表示します。
9月7日|東の空で、月のすぐ近くに火星
東京では4時03分ごろ、月と火星は東の空の高度約40度。月から火星まで約2.8度です。木星は左下の東北東寄り、高度約13度。月と火星だけなら、少し早い3時ごろの暗い空も見やすい時間帯です。
9月8日|月が火星と木星のあいだへ
東京では4時04分ごろ、月は東の空の高度約26度。火星は右上の約40度、木星は左下の約14度で、月は火星から約15度・木星から約13度の中間付近まで移動します。
9月9日|東北東寄りの低空で、細い月と木星
東京では木星2時49分、月2時50分ごろとほぼ同時に昇ります。4時04分ごろには月が高度約13度、木星が約14度で、間隔は約1.3度。東の低空が開けた場所ほど見つけやすくなります。
ずばぬけて明るい方が木星。火星は月を基準に探す
東の低い空で強く輝きます。火星よりおよそ16倍明るいため、まず木星を見つけると全体の配置をつかみやすくなります。
木星ほど目立たず、近くのポルックスも色と明るさが似ています。9月7日は月から約3度の星を基準にすると火星を特定しやすくなります。
見る前に、この3つだけ
3日とも木星は東の低空。9日は細い月も低いため、時刻より先に「東が開けている場所」を確保するのが重要です。
東の低い空で、ずばぬけて明るい天体が木星。ここを基準点にすると迷いにくくなります。
赤色だけではポルックスと迷う可能性があります。9月7日は月のすぐ近くの赤っぽい星を探します。
木星は基準時刻でも高度13〜14度ほど。前夜に建物・山・屋根で遮られないか確認しておくと確実です。
東京の9月7日なら3時ごろは空がまだ暗く、月と火星が探しやすくなります。
東京なら4時ごろ。木星まで含めた3天体の配置を一度に確認しやすい目安です。
東京の3日分の詳細値を見る
| 日付 | 見る時刻 | 月の出 | 月(方角/高度) | 火星(方角/高度) | 木星(方角/高度) | 月との間隔 | 月の輝面比 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9月7日 | 4時03分 | 0時24分 | 東・約40度 | ほぼ真東・約39度 | 東北東寄り・約13度 | 火星と約2.8度 | 約22% |
| 9月8日 | 4時04分 | 1時37分 | 東・約26度 | ほぼ真東・約40度 | 東・約14度 | 火星と約15度/木星と約13度 | 約13% |
| 9月9日 | 4時04分 | 2時50分 | 東北東寄り・約13度 | ほぼ真東・約40度 | 東・約14度 | 木星と約1.3度 | 約7% |
東京の日の出は9月7日5時18分、8日5時19分、9日5時19分。札幌では基準時刻が3時53分ごろ、那覇では4時58分ごろ。地点を選ぶと、上のシミュレーターと数値表示がその場所に切り替わります。
月は、
3日で空を歩く。
9月7日は火星のそば、8日はその途中、9日は木星のそば。1日だけでは気づきにくい月の動きも、3日分の空を並べると一目で分かります。
7日、8日、9日。
月だけが大きく動く。
火星や木星も少しずつ動きますが、3日間で目立って位置を変えるのは月です。ボタンを切り替えて、同じ東の空を3日続けて眺めてみてください。
東の空を正面に見た模式図です。画面の左が北寄り、右が南寄り。9月7日から9日にかけて、月は火星の近くから木星の近くへ左下方向に移って見えます。
月のすぐそばに火星
細い月の近くに少し赤っぽい火星。木星はさらに東の低い空です。月と火星だけを優先するなら、東京例では少し早い3時ごろの暗い空にも利点があります。
月が2惑星の中間へ
前日は火星のそば、翌日は木星のそば。その途中にある8日を見ることで、月が星空を一日ごとに動くことが最も分かりやすくなります。
細い月が木星と一緒に昇る
木星と月はほぼ同時に東の地平線から現れます。まず明るい木星を見つけ、そのすぐ下側に細い月を探すのが実用的です。
月の出も、毎朝遅くなる。
東京では0時24分、1時37分、2時50分。月が地球のまわりを公転し、星空の中を東へ移るため、同じ場所から見る月の出も日ごとに遅くなります。
3日で、
2時間26分遅くなる。
月の出が毎日まったく同じだけ遅れるわけではありません。この3日間では約1時間13分ずつ遅れています。月の公転と、地平線に対する月の通り道の角度が見え方に関係します。
0.46°。
満月1個より近い。
9月9日2時ごろの月と木星は約0.46度まで近づきます。ただし、東京ではその瞬間の月はまだ地平線の下。最接近時刻と「見やすい時刻」は同じではありません。
最接近時は、月と木星の間に満月1個が入らないほど近く並びます。
月は動くだけでなく、
毎朝細くなる。
この3日間は9月11日の新月へ向かう途中です。東京の基準時刻では、月の明るい部分は約22% → 13% → 7%。位置だけでなく形も変わります。
まだ少し太さのある細い月。火星の近くに見えます。
さらに細くなり、火星と木星の中間へ移ります。
かなり細い月。明るくなり始めた低空では見失いやすくなります。
太陽とほぼ同じ方向になり、夜空では月が見えない時期へ。
空では隣。
宇宙では、まったく別の距離。
「接近」は、地球から見た空で近くに並ぶという意味です。月・火星・木星が宇宙空間で急に近づくわけではありません。空での見え方と、地球からの実距離を対数軸で切り替えて比べます。
3日間を、一枚で持ち帰る。
位置、月の出、月の細さ、観察上のポイントを一枚にまとめます。細かな数字を読む前に「3日で何が変わるのか」を見渡せる図です。
月は星空を左下へ、月の出は遅く、形は細く
東京の基準値を使った3日間のまとめです。地点を変えた実際の方角・高度・時刻はページ上部のシミュレーターで確認してください。
※ 各パネルは東の空を正面に見た模式図で、左が北寄り、右が南寄りです。実際の位置は場所と時刻で変わります。方角・高度・見かけの間隔はページ上部の地点別表示を優先してください。
見ていると気になる、6つのこと。
観察の途中で生まれやすい疑問だけをまとめました。必要なところだけ開いて読めます。
月・火星・木星は本当に宇宙で近づいている?
いいえ。「接近」は地球から見た空で近く並んで見えるという意味です。目安として月は約38万km、火星は約2.7億km、木星は約9.2億kmと、距離は大きく違います。
なぜ月だけ3日でこんなに動く?
月が地球のまわりを公転し、背景の星空に対して日ごとに東へ位置を変えるためです。火星や木星も動きますが、この数日では月の動きが特に目立ちます。
なぜ月の出は毎日遅くなる?
月が星空に対して東へ移るため、地球が前日より少し余分に回転してから月が地平線へ現れます。平均的には約50分ずつ遅れますが、季節や月の通り道の角度によって差があり、この3日間の東京では約1時間13分ずつ遅れます。
9月9日は2時に見れば一番近い?
東京では2時ごろの最接近時には月がまだ地平線の下です。月の出は2時50分ごろ。実際に見えるころには少し離れますが、木星と細い月が東の低空に並ぶ様子を観察できます。
火星とポルックスはどう見分ける?
色と明るさだけでは迷うことがあります。9月7日は月を基準にし、月のすぐ近く、約3度のところにある赤っぽい天体を火星の手掛かりにしてください。
双眼鏡がなくても見える?
月・火星・木星は肉眼でも探せます。9日の月は明るい部分が約7%と細く、低空かつ空が明るくなり始めるため、双眼鏡があると見つけやすくなります。ただし日の出が近づいたら使用を終えてください。
次は、2026年10月5〜7日。
月は約1か月後、再び火星と木星の近くを通ります。次回も月の位置と形、月の出の時刻は変わります。観察日が近づいたら、ページ上部で地点別の見え方を確認してください。
もっと確かめたい人へ
2026年9月7〜9日の現象、9日の最接近(約0.46度・2時ごろ)、東京の月の出は国立天文台の公表情報を基準にしています。東京の早見値と、選んだ場所での方角・高度・見かけの間隔・月の明るい部分は、その場所と日時をもとに計算しています。惑星の明るさも同じ天体計算データに基づく目安です。図は理解しやすくした模式図です。
天気欄はWeatherAPI.comの時間別予報を表示します。天候から独自に「見える/見えない」を判定するものではありません。
