今年いちばん地球に近い満月(スーパームーン)は12月24日|何時・どの方角?
2026年でいちばん地球に近い満月は12月24日(木)。クリスマスイブの夕方には東北東の低い空に見え、夜中には頭の上近くまで高く昇ります。1年でいちばん遠い5月31日の満月より、見かけの直径が約14%大きい満月です。
クリスマスイブの満月は19年ぶり。次は2045年
- レア度C
- 天文条件Sとてもよい
- 手軽さSとても手軽
12月24日の夕方、東北東の低い空に。夜中には頭の上近くまで昇る
東京の計算例では、月の出は16時34分で、日の入り(16時33分)とほぼ同時です。日の入りの1時間後、17時半過ぎには東北東の高さ約9°。ちょうどこのころ(17時31分)、月は地球にいちばん近い位置を通ります。夜中0時過ぎには高さ約80°まで昇り、朝まで一晩中見えます。
「スーパームーン」とは? 地球に近いところで満月になった月の、一般的な呼び名です。天文学の正式な用語ではなく、決まった定義もありません(国立天文台)。このページでは、国立天文台と同じく「その年いちばん地球に近い満月」を紹介します。
月
読み込み中…
—
見るころの天気
観察日が近づくと、夕方〜夜の時間帯の天気予報をここに表示します。
観察ポイント
東京の目安
12月24日は、満月(10時28分)と、月が地球にいちばん近づく時刻(17時31分)が同じ日に重なります。月は日の入りとほぼ同時に昇り、翌朝7時55分に沈むまで一晩中見えます。
3晩とも、目にはまん丸に見えます。 満月の瞬間(24日10時28分)は日本では昼間で、23日の夜と24日の夜がその前後にあたります。
| 地点 | 月の出 | 見る時刻 | 高さ | 方角 | 夜中の高さ |
|---|---|---|---|---|---|
| 札幌 | 15:58 | 17:05ごろ | 約9° | 東北東 | 約73° |
| 仙台 | 16:20 | 17:20ごろ | 約9° | 東北東 | 約78° |
| 東京 | 16:34 | 17:35ごろ | 約9° | 東北東 | 約80° |
| 名古屋 | 16:48 | 17:45ごろ | 約9° | 東北東 | 約81° |
| 大阪 | 16:55 | 17:50ごろ | 約9° | 東北東 | 約81° |
| 広島 | 17:09 | 18:05ごろ | 約9° | 東北東 | 約82° |
| 福岡 | 17:20 | 18:15ごろ | 約9° | 東北東 | 約83° |
| 那覇 | 17:53 | 18:45ごろ | 約9° | 東北東 | ほぼ真上 |
見る時刻の目安は日の入りの60分後(5分単位で丸めています)です。どの地点でも、この時刻に月は東北東の高さ約9°にあります。夜中の高さは、月が真南に来て最も高くなったときの値です。月の出は、国立天文台と同じく月の中心が地平線に来る時刻です。
クリスマスイブ、
いちばん近い満月。
2026年12月24日の夕方、月は地球から約35万7000kmのところで昇ってきます。1年でいちばん遠い満月より、5万kmほど近い距離です。そしてクリスマスイブが満月になるのは、2007年以来19年ぶりです。
1つだけでは、
分からない。
12月24日の満月と、1年でいちばん遠い5月31日の満月を、同じ縮尺で描きました。切り替えて見比べてから、重ねてみてください。
12月24日の満月。
地球からの距離は約35万7000km、見かけの直径は約0.56°です。この1枚だけでは、大きな満月かどうかは分かりにくいはずです。
5月31日の満月。
1年でいちばん遠い満月です。距離は約40万6000km、見かけの直径は約0.49°。切り替えたとき、違いに気づきましたか。
重ねると、はっきり分かる。
直径で約14%、面積で約30%の差です。光の量(明るさ)も、面積とほぼ同じ割合で多くなります。ただ、2つの満月を夜空で並べて見比べることはできないので、目だけで違いに気づくのは難しい、と国立天文台も説明しています。
自分で確かめるなら、写真で。 12月24日の夜と、来年いちばん遠い満月の夜(2027年7月18日の夜〜19日)に、同じカメラ・同じズームで撮って並べると、この差が写ります。
満月の大きさは、
毎月少しずつ変わる。
2026年の満月は13回。同じ縮尺で並べると、6月から12月にかけて少しずつ大きくなっていくのが分かります。数字は地球からの距離です。
前後の満月も、ほぼ同じ大きさ。 11月24日の満月は今回より直径が約1%小さいだけ、2027年1月22日の満月は約0.3%小さいだけです。どちらも、目で区別できる差ではありません。
月の通り道は、
少しつぶれた円。
月は地球の周りを、少しつぶれた円(だ円)をえがいて回っています。地球に近い所と遠い所があり、近い所のあたりで満月になると「いちばん近い満月」になります。
冬の満月は、
頭の上近くを通る。
満月は、太陽の反対側にある月です。冬の太陽が低いぶん、冬の満月は夏の太陽のように高く昇ります。12月24日の夜、東京では高さ約80°。5月31日の満月(約26°)よりずっと高く昇ります。
動く月は、夕方から翌朝までの動きを1時間=1秒で描いています(5月31日の月も同じ時刻で動きます)。月の模様の向きも東京で見たときの向きで、昇るときは左に、沈むときは右にかたむいて見えます。
夏至の正午の太陽よりも高い。 東京で夏至の正午の太陽は高さ約78°。12月24日の夜の満月は、それより少し高く昇ります。高い空の月は、地平線近くの月より通りぬける空気の層がうすく、くっきり見えます。
低い月が大きいのは、
目の錯覚。
昇ったばかりの月は、とても大きく見えます。でも実際には、地平線近くの月のほうが、高い空の月より少し小さいのです。
クリスマスイブは、
19年ぶりの満月。
日本時間でクリスマスイブ(12月24日)が満月になるのは、2007年以来19年ぶりです。次は2045年。19年たつと、満月になる日付がほぼ元に戻るからです。
いちばん近い満月は、
毎年少しずつ遅れる。
その年いちばん地球に近い満月の日付は、年ごとに後ろへずれていきます。ずれ方は多くの年で1か月半ほど、年によっては3週間ほどです。2025年は11月、2026年は12月。そして2027年は、今回のわずか1か月後の1月22日です。
クリスマスイブの満月
今回より直径が約0.3%小さいだけ
満月は0時3分。見るなら10日の夜
地球に近い満月のランキング(2010〜2035年)を見る
| 順位 | 満月の日 | 地球からの距離 |
|---|---|---|
| 1 | 2034/11/26 | 35万6446km |
| 2 | 2016/11/14 | 35万6521km |
| 3 | 2011/3/20 | 35万6576km |
| 4 | 2018/1/2 | 35万6602km |
| 5 | 2010/1/30 | 35万6606km |
| 6 | 2029/3/30 | 35万6681km |
| 7 | 2028/2/11 | 35万6720km |
| 8 | 2026/12/24 | 35万6738km |
| 9 | 2033/10/8 | 35万6829km |
| 10 | 2019/2/20 | 35万6842km |
2026年12月24日の満月は、2018年1月2日以来の近さです。ただし、この表の満月と今回の差は最大でも300kmほどで、地球と月の距離の0.1%以下。目で見て区別できる差ではありません。距離は満月の瞬間の、地球の中心から月の中心までの値です(宇宙旅行.jpの計算)。
見上げる前の、
よくある疑問。
Q1スーパームーンって何?
地球に近いところで満月になった月の、一般的な呼び名です。天文学の正式な用語ではなく、決まった定義もありません(国立天文台)。NASAは、月が地球にいちばん近づく位置の近くで満月になったときを、スーパームーンと呼ぶ目安を紹介しています。このページでは「その年いちばん地球に近い満月」を紹介しています。
Q2本当に大きく見える?
いちばん遠い満月と比べると、直径で約14%、面積で約30%大きくなります。ただ、2つを並べて見ることはできないので、目だけで違いに気づくのは難しいです。同じカメラ・同じズームで撮った写真を並べると、違いがはっきり写ります。
Q3何時ごろ、どの方角を見ればいい?
東京では16時34分に東北東(北東寄り)から昇り、夜中0時過ぎには南の高い空(高さ約80°)を通って、翌朝7時55分に西北西へ沈みます。一晩中見えるので、好きな時間に見上げてください。他の地点は「全国の目安」の表を見てください。
Q423日と24日、どちらの夜がいい?
どちらの夜も、目にはまん丸に見えます。満月の瞬間は24日10時28分で、23日の夜は満月の半日ほど前、24日の夜は半日ほど後です。月が地球にいちばん近づくのは24日17時31分なので、少しでも近い月を見るなら24日の夜です。
Q5地震と関係があるの?
東京大学の井出哲さんらの研究(2016年)では、とても大きな地震が、潮の力が強い時期に起きやすい傾向が見られました。ただ、その影響は小さく、満月の日に大きな地震が起きると予測できるものではありません。気象庁も、日時や場所を限って地震を確度高く予測する方法は確立していないとしています。
Q6潮の満ち引きは変わる?
満月や新月のころは、潮の満ち引きが大きい「大潮」になります。今回のように月が地球に近いと、干満の差がふだんの大潮よりやや大きくなることがあります(近地点大潮)。いつも浸水が起きるわけではありませんが、強い風や低気圧が重なると、海沿いの低い土地では水があふれやすくなります(NOAA)。
Q7「コールドムーン」って?
英語圏で12月の満月につけられる呼び名で、「寒い月」という意味です。北米の先住民や入植者の伝統に由来するとされ、他の月の満月にもそれぞれ名前があります(The Old Farmer’s Almanac)。天文学で決められた名前ではありません。
Q8写真に撮るコツは?
スマートフォンでは、画面の月をタップしてピントを合わせ、明るさを下げると月の模様が写ります。望遠レンズを使うなら、ISO100・F8・1/250秒くらいから試してください。昇ったばかりの月を建物や山といっしょに撮ると、月の大きさが引き立ちます。
Q9双眼鏡や望遠鏡で見るなら?
満月は太陽の光を正面から受けるので、クレーターの影がほとんどなく、平らに見えます。そのかわり、南のほうにあるティコというクレーターから四方にのびる光の筋がよく見えます。望遠鏡ではとてもまぶしいので、月用の減光フィルター(ムーンフィルター)を使うと見やすくなります。
Q10次の「いちばん近い満月」はいつ?
2027年でいちばん地球に近い満月は1月22日(21時17分)で、今回とほとんど同じ大きさです(国立天文台)。今回より近い満月は2028年2月11日、次にクリスマスイブが満月になるのは2045年です。
データと表示について
月の距離・見かけの大きさ、月の出入りと高さ、全国の時刻、毎年の比較、クリスマスイブが満月になる年は、宇宙旅行.jpの天文計算による値です。月の出入りは国立天文台と同じく、月の中心が地平線に来る時刻で計算し、東京の値は国立天文台暦計算室の表と一致することを確かめています。満月と、月が地球にいちばん近づく時刻は国立天文台の発表に基づいています。
国立天文台|2026年で地球に最も近い満月(12月24日)
国立天文台|ほしぞら情報(2026年12月)
国立天文台|よくある質問「スーパームーン」
国立天文台暦計算室|東京の月の出入り(2026年12月)
国立天文台|2027年で地球に最も近い満月(1月22日)
NASA|Supermoons
NASA|The Moon Illusion
NOAA|Perigean Spring Tide(近地点大潮)
Ide, Yabe & Tanaka (2016)|潮の力と大きな地震
気象庁|地震の予知について
The Old Farmer’s Almanac|Full Moon Names
