宇宙旅行.jp › 流星群カレンダー › ふたご座流星群 2026年

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ふたご座流星群2026
見える場所と方角・何時が見頃?

極大: 2026年12月14日(月)23時ごろ(国立天文台)/見頃は14日夜〜15日明け方(特に15日0時〜2時ごろ)/月は21時ごろに沈み、深夜は月明かりなし/最終更新: 2026年10月11日

ふたご座流星群・放射点から放射状に広がる流星と、ふたご座の星の並び 冬の星空に、ふたご座の星の並びと、双子の頭にあたるカストル(白)とポルックス(オレンジ)。カストルのすぐそばに金色の放射点。流星の明るい先端は放射点から遠い側、光の尾は放射点側を向き、軌跡を逆にたどると放射点に集まるよう作図している。星の配置は実際の位置関係をもとにしたもので、複数の流星は異なる瞬間を合成したイメージ。
2026年ガイド極大は12月14日23時ごろ。見頃は14日夜〜15日明け方、特に15日0時〜2時ごろです。
2026年のふたご座流星群|まずはここだけ
60個/時天の川が見えるほど暗い空での目安(国立天文台の2026年予報・東京付近・15日0時〜2時ごろ)
7〜11個/時街なかでの目安(宇宙旅行.jpの試算)。都心のような明るい所では約7個、ふつうの市街地で約11個。宵の早い時間はもっと少なめです
いつ見る?
14日(月)の夜〜15日(火)の明け方流星群がいちばん活発になる「極大」は14日23時ごろ。月が沈む21時ごろから暗い空になり、放射点が高くなる15日0時〜2時ごろがいちばん多い時間です(東京。1時半すぎには放射点がほぼ真上)。
どの方角?
どこでもOK流れ星は空のどこにでも流れます。真夜中すぎは放射点が頭の真上。街灯が目に入らない場所で、寝転んで空全体を眺めましょう。
見えないときは?
まず15分、スマホを見ずに待つ目が暗さに慣れると、暗い流れ星まで見えるようになります。宵の早い時間は少なめ。雲や待ち時間の目安は「見えないとき」へ。
服装は?
スキー場に行くつもりで12月の深夜は冷え込みます。じっとしていると体感はさらに寒く感じるので、帽子・手袋・カイロ・地面に敷くマットまで。防寒のポイント。

東京以外の方は 7都市の月の入りといちばん多い時刻/地域別の予測ページ

流れ星を見つけるコツ

はじめてでも大丈夫。流れ星に出会いやすくなる4つのコツです。

TIP 01 / 04

空を広く見よう

流れ星は、ふたご座の近くだけでなく、空の広い範囲に現れます。街灯などの明かりが目に入らない場所で、空全体をぼんやり見渡しましょう。

TIP 02 / 04

15分以上、じっくり待とう

目が暗さに慣れるまで、15分ほどかかります。スマホの明るい画面を見ると、せっかく慣れた目が元に戻ってしまうので要注意。宵の早い時間は放射点が低く少なめですが、真夜中に近づくほど増えていきます。

TIP 03 / 04

望遠鏡より、肉眼で!

望遠鏡や双眼鏡を使うと、見える範囲がとても狭くなります。流れ星はいつ、どこに流れるか分からないので、道具は使わずに自分の目で空を広く見ましょう。

TIP 04 / 04

楽な姿勢で、あたたかく

首が疲れないよう、背もたれを倒せるイスに座るか、レジャーシートを敷いて寝転ぶのがおすすめです。寝転ぶのは車の来ない安全な場所で。12月の夜は厳しく冷え込むので、下の防寒のポイントも確かめておきましょう。

12月の観測は防寒がすべて

流星観測は同じ姿勢で空を見続けるため、体感温度は天気予報の気温よりずっと低くなります。スキー場に行くつもりの服装が目安です。寒さに負けて早めに切り上げると、目が暗さに慣れて見えやすくなるころや、流れ星が増える真夜中を逃してしまいます。

  • 重ね着+ダウン:首・手首・足首を冷やさない
  • 帽子・手袋・カイロ:じっとしていると指先から冷えます
  • 地面に敷く断熱マット:寝転ぶと地面から体温を奪われます
  • 温かい飲み物と毛布:車内で暖まるときは車内灯やスマホの光に注意(暗さに慣れた目が元に戻ります)

何時ごろがいちばん多い?(東京の例・14日夜〜15日明け方)

流星群がいちばん活発になる「極大」は、国立天文台によると14日23時ごろ。ふたご座流星群の放射点(流れ星が飛び出してくるように見える空の一点)は夕方18時ごろに北東の地平線から昇り、真夜中すぎにはほぼ頭の真上まで高くなります。宵のうちから流れ始め、夜がふけるほど増えて、いちばん多いのは15日0時〜2時ごろです。月は21時ごろに沈むので、それ以降は月明かりのない暗い空。5時10分ごろに天文薄明が始まり、空がわずかに明るくなり始めます。

下の表は東京の例です。「明るい都心」の列は、都心の空の明るさを仮定した宇宙旅行.jpの試算で、実測値や公式予報ではありません(数字の違いについて)。

時間帯放射点の高さ明るい都心/時暗い空/時
17時台地平線の下ほぼ0個ほぼ0個
18時台6°約0.5個約4個
19時台17°約2個約14個
20時台28°約3個約27個
21時台39°約5個約39個
22時台51°約6個約48個
23時台64°約7個約55個
0時台76°約7個約59個
1時台85°約7個約60個
2時台78°約7個約58個
3時台66°約6個約54個
4時台54°約6個約47個
5時台45°約3個約23個

値は1時間平均の目安です。「暗い空」の列は、国立天文台の2026年予報(14日21時ごろ35〜40個、15日0時〜2時ごろ60個程度、明け方40〜55個)とほぼ同じ傾向です。5時台は空が白み始めるため少なくなります。

暗い空での独自の時刻別計算では、東京近郊でいちばん多いのは1時29分頃で、約60個/時です(国立天文台の公式予報とは計算条件が異なります)。

14日の夜が曇りでも、前後の夜にもチャンスがあります → ほかの夜のチャンス(東京)

2026年12月14日夜 → 15日明け方/地域別時刻

東京だけじゃない|全国7都市の「月が沈む時間」と、流れ星がいちばん多い時刻

ふたご座流星群2026は、どの地域でも細い月が真夜中前に沈み、深夜から明け方まで月明かりのない暗い空が続きます。北海道から沖縄まで、月の入りと夜明けの時刻、流れ星がいちばん多くなる時刻を比べました。

2026年12月14日夜の月の入り、15日朝に空が白み始める時刻(天文薄明の始まり)、月の入り後の暗い時間、流れ星がいちばん多い時刻(日本標準時)
都市月の入り(14日夜)月の入り空が白み始める時刻(15日)白み始め月の入り後の暗い時間暗い時間いちばん多い時刻(試算)最多の時刻
札幌20:4105:168時間35分01:23
仙台20:5305:118時間18分01:19
新潟21:0005:188時間18分01:27
東京21:0205:128時間10分01:29
大阪21:2105:278時間06分01:47
福岡21:4305:468時間03分02:09
那覇22:0605:477時間41分02:18

月の入り・空が白み始める時刻(天文薄明の始まり):アストロアーツ「2026年12月14日の天文現象カレンダー」 ↗/同「12月15日」 ↗(日本標準時)。「月の入り後の暗い時間」は上記2時刻の差、「いちばん多い時刻」は各地の空を仮定した宇宙旅行.jpの計算です。雲や街明かり、地形による月の入りの見え方は反映していません。

ポイント:どの都市も月のない暗い時間は8時間前後と長く、2026年は月の条件に地域差がほとんどありません。西の地域ほど同じ星空が回ってくるのが遅いため、いちばん多い時刻もおおむね遅くなります(那覇は東京より約50分遅い)。見える数を左右するのは、空の暗さと雲です。各都市の参考個数は 全国60地点の比較へ。

ふたご座流星群2026は、どの方角を見ればいい?

結論:方角はどこでもOKです。 流れ星はふたご座の近くだけでなく、空のどこにでも流れます。真夜中すぎは放射点が頭の真上に来るので、街灯や建物の明かりを避け、寝転んで空全体を眺めましょう。

流れ星は、ふたご座の明るい星カストルのそばにある「放射点」から四方へ飛び出すように見えます。放射点は夕方に北東の低い空から昇り、真夜中すぎには頭の真上、明け方には西の空へ移っていきます(東京の場合)。

20:00東北東高さ 約22°
23:00東高さ 約58°
1:30ほぼ真上高さ 約87°
4:00西高さ 約61°

放射点の位置は東京での概算です。流れ星がこの位置だけに現れるという意味ではありません。放射点の近くに現れる流れ星は短く、放射点から離れた空ほど長い光の筋になります。放射点が頭の真上にある時間帯は、どの方角にも同じように流れます。

2026年12月15日1時30分ごろ東京から見た南の空と真上:ふたご座と放射点放射点はほぼ頭の真上、ふたご座のカストルのすぐそば(約2度)にある。そのすぐ下にポルックス。南の空にはプロキオン、シリウス、オリオン座のベテルギウスが冬の大三角をつくり、南西にオリオン座、右上におうし座とすばる。東南東の空には、しし座の1等星レグルスをはさんで木星と火星。恒星の位置を東京での地平座標に変換し、ステレオ投影で描いた簡易星図。 東京から見た南の空と真上 2026年12月15日 1:30ごろ 放射点 ほぼ真上 カストル ポルックス ふたご座 ベテルギウス シリウス プロキオン 冬の大三角 オリオン座 おうし座 しし座 レグルス 木星 火星 南東 南 南西 すばる 2026年12月15日1時30分ごろ東京から見た南の空と真上:ふたご座と放射点放射点はほぼ頭の真上、ふたご座のカストルのすぐそば。その下の南の空に、ベテルギウス・シリウス・プロキオンを結ぶ冬の大三角とオリオン座。右上におうし座。恒星の位置を東京での地平座標に変換し、ステレオ投影で描いた簡易星図。 東京|12月15日 1:30ごろ 放射点 カストル ポルックス ふたご座 ベテルギウス シリウス プロキオン 冬の大三角 オリオン座 おうし座 南 南南西
2026年12月15日1時30分ごろ、東京で南を向いて、真上まで見上げたときの星空です。主な星の位置は恒星の赤経・赤緯から算出し、星座の形がゆがみにくい図法(ステレオ投影)で描いています。放射点はほぼ頭の真上、ふたご座のカストルのすぐそば。南の空の冬の大三角(ベテルギウス・シリウス・プロキオン)から、頭上に並ぶ2つの明るい星カストルとポルックスをたどりましょう。東南東の空には、しし座のレグルスをはさんで木星と火星も見えます。星の高さや傾きは、見る場所や時刻によって変わります。
放射点とふたご座を探してみたい人へカストルとポルックスの見つけ方・時刻別の方角と高さ(東京)

2026年12月15日午前1時30分ごろ、東京から見るふたご座流星群の放射点は南南東(方位角約150度)、高さ約87度。ほとんど頭の真上です。ただし、この方角は「流星が現れる場所」ではなく「流星の進んだ道筋を逆向きに延ばすと集まる場所」を示しています。放射点が真上にあるので、流れ星は真上から四方の地平線に向かって、どの方向にも同じように流れます。

放射点の方角南南東 約150°東京・12月15日 午前1時30分
放射点の高さ約87°ほぼ頭の真上(1時37分ごろに最も高くなる)
カストルとの間隔約2°腕を伸ばした指2本分ほど

放射点はどこ? カストルのすぐそば

ふたご座流星群の放射点は、ふたご座の明るい星「カストル」のすぐ近く(約2度)にあります。カストルと、その隣のポルックスは、双子の頭にあたる2つの明るい星。2026年12月15日午前1時30分の東京では、2つとも頭の真上近くに並んでいます。

放射点そのものが光る星として見えるわけではありません。流星群の小さな粒は、ほぼ平行な向きにそろって地球の大気に飛び込むため、遠近法によって流れ星が一つの点から広がるように見えます。

カストルとポルックスとは? 双子の兄弟の名前をもつ2つの星

ギリシャ神話の双子の兄弟にちなんだ名前の2つの星で、白っぽいカストルと、黄色〜オレンジ色のポルックスが並んでいます。明るさはポルックスが1等星、カストルが2等星で、ポルックスのほうが少し明るく見えます。2つの星の色の違いを、肉眼で見比べてみましょう。カストルは実は6つの星の集まり、ポルックスには惑星が見つかっています(宇宙雑学)。

カストルとポルックスの見つけ方・3ステップ

  1. 南の空で「冬の大三角」を探す真夜中すぎの南の空には明るい星が集まっています。いちばん明るいシリウス、オリオン座の赤いベテルギウス、こいぬ座のプロキオンを結ぶと、大きな三角形になります。
  2. プロキオンから真上へ視線を上げるプロキオンから頭の真上に向かって視線を上げていくと、明るい2つの星が並んでいます。オレンジっぽいのがポルックス、白っぽいのがカストルです。
  3. カストルのすぐ横が放射点カストルから指2本分ほど離れたあたりが放射点の目安。流れ星の光の筋を逆にたどると、このあたりに集まります。

カストルが見つからなくても心配はいりません。流れ星の観察に、放射点の位置を知ることは必須ではありません。 上の星図で位置関係を確かめ、あとは街灯を避けて空全体を眺めてみましょう。

放射点の方角は何時に変わる? 東京での時刻別の目安

2026年12月14日夜〜15日明け方・東京の放射点の方角と高度(独自天体計算)
時刻(日本時間)方角高さ
午後8時東北東(約65°)約22°
午後10時東北東(約77°)約46°
午前0時東(約91°)約70°
午前1時30分南南東(約150°)・ほぼ真上約87°
午前3時西(約267°)約73°
午前5時西北西(約282°)約49°

方角と高度は東京(北緯約35.7度・東経約139.7度)、放射点の赤経112度・赤緯+33度を用いた概算です。放射点がほぼ真上にある1時〜2時ごろは、方角の数字が大きく変わっても、見上げる位置はほとんど変わりません。放射点は日によって少しずつ動き、方角も場所・時刻によって変化します。

出典: 国立天文台|ふたご座流星群が極大(2026年12月) / 国立天文台|流星群の観察方法 / NASA|ふたご座流星群と放射点 / ESA|カストルの6重連星 / IMO|2026年流星群カレンダー(放射点の座標) / アストロアーツ|2026年12月14日の月の入り時刻。放射点の方位角・高度・カストルとの角距離、星図の星の位置は、上記の天体データを用いた独自計算です。

見頃なのに見えないとき

流れ星が見えない? 雲は晴れる? もう少し待つべき?

ふたご座流星群は1年でもっとも多く流れる流星群のひとつですが、街なかで見える数は1時間に7〜11個ほど(宇宙旅行.jpの試算)。ニュースで見かける「1時間60個」は暗い空での数字です。なかなか見えないときは、次の順に確かめてみてください。

まずチェック

どれくらい待てば会える?

このページの「1時間あたりの目安」から、待っているあいだに少なくとも1個見られる確率を計算しました。

1時間あたりの流れ星の目安ごとの、待ち時間と少なくとも1個見られる確率(宇宙旅行.jpの計算)
1時間の目安5分15分30分1時間
約2個都心・宵の19時台15%39%63%86%
約7個都心・真夜中ごろ44%83%97%ほぼ確実
約11個ふつうの市街地・真夜中ごろ60%94%ほぼ確実ほぼ確実

平均すると、1時間に約2個なら30分に1個、約7個なら9分に1個、約11個なら5〜6分に1個のペースです。ただし流れ星は等間隔には流れないので、続けて流れることも、しばらく途切れることもあります。

都心のような明るい所でも、真夜中ごろに15分見上げれば、8割以上の確率で1個は見られる計算です。反対に、宵の早い時間に5分だけ見ても、見えないほうが普通です。上のチェックができていれば、見えないのは運と時間帯の問題。少し時間をのばすだけで、出会える確率は大きく上がります。

計算のしかた:流れ星が決まった間隔ではなく、ばらばらな(偶然の)間隔で流れると考えたときの確率です(ポアソン分布)。表の個数はふたご座流星群の流れ星だけを数えたもので、どの流星群にも属さない流れ星(散在流星)もふだんから流れているため、実際にはもう少し出会いやすくなります(大阪市立科学館「流星群の基礎知識」 ↗)。

雲は晴れる? 天気の確かめ方

雲の切れ間ができたら、その方向の空を眺めましょう。流れ星は空のどこにでも流れるので、晴れている部分だけでも出会える可能性があります。

晴れそうにない夜や、出かける前に:ふたご座流星群の流れ星が放射点から広がる様子を、流星群3Dシミュレーターで見られます(流星の数を約100倍にした演出つき)。観測地で開くときは、画面右上の「夜間」で暗い赤だけの表示にしてください。明るい画面を見ると、暗さに慣れた目が元に戻ってしまいます。

何時まで粘る?

ふたご座流星群は、放射点がいちばん高くなる15日0時〜2時ごろが最も多く、そのあとも放射点が高いままのため、ゆるやかに減るだけで、明け方まで多く流れ続けます(国立天文台によると、明け方も暗い空で1時間40〜55個程度)。空が白み始める時刻(東京5時10分ごろ・大阪5時半ごろ・福岡5時45分ごろ)までが勝負です。時間ごとの目安はこちら。

今夜がだめでも:ほかの夜のチャンス(東京)

ふたご座流星群は、極大に向かってゆるやかに増え、極大を過ぎると増えたときより速く減っていきます(国際流星機構(IMO)の解説 ↗)。いちばんのおすすめは14日夜。前夜の13日夜もかなり流れます。月は毎晩約1時間ずつ沈むのが遅くなりますが、この期間はどの夜も真夜中前に沈みます。表の色つきの行(14日夜〜15日明け方)が見頃の中心です。

夜月の入り月のない暗い時間メモ
11日夜〜12日明け方18時ごろ約11時間活動はまだ弱め
12日夜〜13日明け方19時ごろ約10時間少しずつ増えてくる
13日夜〜14日明け方20時ごろ約9時間かなり流れる(国立天文台:14日0〜4時ごろ、暗い空で30〜35個/時)
14日夜〜15日明け方21時ごろ約8時間見頃の中心(極大は14日23時ごろ)
15日夜〜16日明け方22時ごろ約7時間極大後で、数は大きく減る
16日夜〜17日明け方23時ごろ約6時間活動はかなり弱まる

出典:国立天文台「流星群の観察方法」 ↗(最低15分は観察する・目が慣れるまで待つ・肉眼で見る)/国立天文台「ふたご座流星群が極大(2026年12月)」 ↗(時間帯ごとの予報数)/気象庁 気象衛星センター「雲画像の解析」 ↗(赤外画像で低い雲が見分けにくいこと)。確率の表と月の入りの表は宇宙旅行.jpの計算です。

2026年12月の夜空/星図と一緒に楽しむ

流れ星を待つ間に、土星・木星・火星・金星も見つけてみよう

2026年12月は、夕方から明け方まで、明るい惑星が入れかわりで見られます。国立天文台による東京の12月の見え方に、14日夜〜15日明け方の時刻の目安(宇宙旅行.jpの計算)を添えました。

土星夕方〜0時ごろ/南→西の空

くじら座にあり、明るさは約0.7等。14日は18時40分ごろ南の空で最も高くなり、15日0時40分ごろ西に沈みます。流れ星が増える前の宵に。

木星21時半ごろ〜明け方/東→南

しし座にあり、明るさは約マイナス2.2等。1等星レグルスのすぐ近くで輝きます。15日1時半ごろは東南東の高さ約50°、明け方には南の高い空へ。

火星22時ごろ〜明け方/東→南

木星と同じしし座にあり、明るさは約0.3等。レグルスをはさんで木星と並び、星図では木星の左下(東側)に見えます。赤っぽい色が目印です。

金星3時ごろ〜夜明け/東南東〜南東の低空

明るさはマイナス4.6〜4.9等。夜明け前の東南東〜南東の低い空で、ひときわ明るく輝きます。明け方まで粘った人へのごほうびです。

観測のコツ:流星を見るときは望遠鏡を使わず広い空を眺めます。惑星を見つけたあとも、流星を探すときは肉眼で広く見渡しましょう。惑星の位置は日付・時間・地域によって変わります。

出典:国立天文台「東京の星空・カレンダー・惑星(2026年12月)」 ↗(惑星の見える方角・明るさ・星座)。時刻と高さは東京での宇宙旅行.jpの計算です。空の正確な位置関係は、上の星図またはプラネタリウムソフトで確認してください。

流れ星を待つ時間に楽しもう

流れ星が出てこない? ふたご座流星群の宇宙雑学7選

流れ星がなかなか現れない時間も、今夜の星空には発見がいっぱい。隣の人に話したくなる7つの話を、NASA・ESA・JAXAなどの一次情報に基づいて紹介します。

星を見つめる間は、スマートフォンの明るい画面を見続けるより、空に目を慣らすことが大切です。雑学は観測前や休憩中に読んで、夜空を見ながら話してみましょう。

太陽地球水星ファエトンの軌道太陽に最接近約1.4年で太陽を1周
ファエトンの軌道のイメージ(模式図。大きさ・距離・傾きは正確ではありません)
宇宙雑学 01 / 07

彗星のちりではなく、小惑星のかけら

「ほとんどの流星群は彗星のちりから生まれるのに、ふたご座流星群は小惑星のかけらなんだって。」

多くの流星群は彗星が残した塵から生まれますが、ふたご座流星群のもとは小惑星「(3200) ファエトン」です。1983年10月11日に赤外線天文衛星IRASが見つけた天体で、約1.4年で太陽を1周します。活動を終えた「死んだ彗星」か、「岩石彗星」と呼ばれる新しいタイプの天体ではないかと考えられています。

出典:NASA「Geminids」 ↗

太陽ファエトン尾の正体はナトリウムのガスいまの塵の量では、流星群をまかなえない
模式図。尾の長さや色は強調しています
宇宙雑学 02 / 07

ファエトンの「尾」の正体は、ちりではなくナトリウム

「太陽に近づくと尾をのばすけど、それはちりじゃなくてナトリウムのガスなんだって。」

ファエトンは太陽に約2,100万kmまで近づき、そのとき彗星のような尾をのばします。NASAとESAの太陽観測衛星SOHOと、NASAのSTEREOのデータを調べた2023年の研究で、この尾は塵ではなく、熱で蒸発したナトリウムのガスだとわかりました。いまのファエトンが出す塵は流星群をまかなうには少なすぎ、流星のもとになった塵(推定約10億トン)は、数千年前に何らかの出来事で放出されたと考えられています。

出典:NASA「Asteroid’s Comet-Like Tail Is Not Made of Dust」 ↗

2024年10月2028年度2030年度計画の変更を発表H3ロケットで打ち上げファエトンへフライバイ
公式発表にもとづく予定の時間軸(模式図)
宇宙雑学 03 / 07

2030年度、日本の探査機がファエトンへ

「流れ星のふるさとに、日本の探査機が会いに行く計画があるんだよ。」

JAXAの深宇宙探査技術実証機「DESTINY+(デスティニー・プラス)」は、ファエトンのそばを通過しながら観測(フライバイ)する計画です。2024年10月の発表で打ち上げは2028年度・H3ロケットに変更されましたが、ファエトンへのフライバイは2030年度の予定のままとされています(2026年10月時点の公式サイトの情報)。

出典:JAXA DESTINY+「打上げ年度とロケットの変更」 ↗

1時間あたりの流星数(NASAの説明)1800年代半ばいま当時の観測数理想的な条件での値10〜20個約120個
1800年代半ば=当時の観測数、いま=理想的な条件での値(NASA)
宇宙雑学 04 / 07

現れ始めた160年ほど前は、目立たない流星群だった

「ふたご座流星群が見られるようになったのは1800年代半ば。最初は1時間10〜20個くらいだったんだって。」

NASAによると、ふたご座流星群が現れ始めたのは1800年代半ばで、当初は1時間に10〜20個ほどの目立たない流星群でした。いまでは理想的な条件で1時間120個にもなる、1年でもっとも活発な流星群のひとつです。1985〜2016年の観測を分析した研究では、2000〜2016年の17年間だけでも活動が約20%強まったと報告されています。

出典:NASA「Geminids」 ↗ / Ryabova & Rendtel「Increasing Geminid meteor shower activity」 ↗

カストルAカストルBカストルC2つ1組の星が3組=合計6つの星
6重連星の模式図。星の実際の位置や大きさは示していません
宇宙雑学 05 / 07

放射点のそばのカストルは、実は6つの星

「放射点のすぐそばのカストル。1つの星に見えるけど、6つの星が集まっているんだよ。」

放射点のすぐ近くで光るカストルは、2つずつペアになった星が3組、合わせて6つの星が互いのまわりを回る「6重連星」です。2つの星が実際に回り合う「連星」であることが、1803年にウィリアム・ハーシェルによって初めて確かめられた星としても知られています。

出典:ESA「XMM-Newton reveals details of the Castor sextuplet」 ↗ / AAS Nova「Dancing with the (Six) Stars」 ↗

ポルックステスティアス(ポルックスb)2015年にIAUが命名
模式図。惑星の大きさや軌道は正確ではありません
宇宙雑学 06 / 07

ポルックスのまわりには、惑星「テスティアス」

「カストルの隣のポルックスには、惑星が回っているんだって。名前もついているよ。」

カストルと並ぶポルックスには、太陽系の外の惑星(系外惑星)が見つかっています。2015年、国際天文学連合(IAU)が世界中から名前を募った「NameExoWorlds」で、この惑星は「テスティアス(Thestias)」と名付けられました。オレンジ色のポルックスを見つけたら、見えない惑星の存在を想像してみましょう。

出典:IAU「Final Results of NameExoWorlds Public Vote Released」 ↗

流星が大気に飛び込む速さ(NASA)ふたご座流星群オリオン座流星群秒速35km秒速66km
NASA記載の速さを棒の長さで比較
宇宙雑学 07 / 07

流れ星の速さは秒速35km。オリオン座流星群の約半分

「ふたご座流星群の流れ星は秒速35km。10月のオリオン座流星群の半分くらいの速さなんだよ。」

ふたご座流星群の流れ星が大気に飛び込む速さは秒速約35km(NASA)。10月のオリオン座流星群(秒速約66km)の約半分です。アメリカ流星協会は、速さが中くらいのため流星痕(流れた後に残る光の筋)はあまり見られず、明るく色づいた流星が多いと紹介しています。宵のうちからよく流れる、主要な流星群ではめずらしいタイプでもあります。

出典:NASA「Geminids」 ↗ / NASA「Orionids」 ↗ / アメリカ流星協会「Meteor Shower Calendar」 ↗

ここからは、出かける場所や地域をくらべたい人へお住まいの地域の見え方、全国60地点の目安、空の暗い観測地を紹介します。

全国60地点の観測時間・条件

下の52都市の数字は、街の明るさを仮定して計算した宇宙旅行.jp独自の参考値(1時間あたり)です。最後の表「暗い空で知られる場所」8地点とは条件が異なります。地点名を押すと、時間帯別の詳しい予測が見られます。

明るい都心は約7個/時、一般的な市街地は約11個/時(いちばん多い時間帯の値)として計算しています。各都市の街明かりを測った値ではないので、実際にはもっと少ないこともあります。

北海道・東北

場所街なかの個数(試算)いちばん多い時間帯
札幌約7個/時
都心モデル
01:23頃
旭川約11個/時01:17頃
函館約11個/時01:28頃
青森約11個/時01:30頃
盛岡約11個/時01:15頃
仙台約7個/時
都心モデル
01:19頃
秋田約11個/時01:19頃
山形約11個/時01:21頃
福島約11個/時01:22頃

関東

場所街なかの個数(試算)いちばん多い時間帯
水戸約11個/時01:24頃
宇都宮約11個/時01:26頃
前橋約11個/時01:30頃
さいたま約7個/時
都心モデル
01:28頃
千葉約7個/時
都心モデル
01:27頃
東京約7個/時
都心モデル
01:29頃
八王子約11個/時01:30頃
横浜約7個/時
都心モデル
01:29頃

中部

場所街なかの個数(試算)いちばん多い時間帯
新潟約11個/時01:27頃
富山約11個/時01:37頃
金沢約11個/時01:39頃
福井約11個/時01:42頃
甲府約11個/時01:33頃
長野約11個/時01:33頃
松本約11個/時01:34頃
岐阜約11個/時01:41頃
静岡約11個/時01:35頃
浜松約11個/時01:38頃
名古屋約7個/時
都心モデル
01:41頃

近畿

場所街なかの個数(試算)いちばん多い時間帯
津約11個/時01:43頃
大津約11個/時01:45頃
京都約7個/時
都心モデル
01:45頃
大阪約7個/時
都心モデル
01:47頃
神戸約7個/時
都心モデル
01:48頃
奈良約11個/時01:46頃
和歌山約11個/時01:49頃

中国・四国

場所街なかの個数(試算)いちばん多い時間帯
鳥取約11個/時01:51頃
松江約11個/時01:55頃
岡山約11個/時01:53頃
広島約7個/時
都心モデル
02:00頃
山口約11個/時02:04頃
徳島約11個/時01:52頃
高松約11個/時01:54頃
松山約11個/時02:00頃
高知約11個/時01:57頃

九州・沖縄

場所街なかの個数(試算)いちばん多い時間帯
福岡約7個/時
都心モデル
02:09頃
佐賀約11個/時02:10頃
長崎約11個/時02:13頃
熊本約11個/時02:10頃
大分約11個/時02:05頃
宮崎約11個/時01:53頃
鹿児島約11個/時01:57頃
那覇約7個/時
都心モデル
02:18頃
街なかの個数はどう計算したの?

国際流星機構(IMO)のふたご座流星群の標準値(ZHR150、光度比 r=2.6)を用い、晴天・遮るものの少ない空を観察すると仮定しました。街の空の明るさは、明るい都心を肉眼限界約3.3等(オリオン座流星群のページと同じ仮定)、一般市街地を各都市ページと同じ「市街地(住宅密集地)」の空として、目視できる流星の割合を計算しています。都市別に実測した暗さではありません。IMOの標準データを見る ↗

数字は2026年12月14日夜〜15日未明の、いちばん多い時間帯の参考値です。地域・観測場所・時刻・空の透明度によって大きく変わります。都心・大都市中心部の都市別ページでは、空の明るさの地点差が大きいため個数を表示していません。

暗い空で知られる場所

場所ピーク時の目安/時いちばん多い時間帯
阿智村(長野)約60個01:37頃
野辺山(長野)約60個01:33頃
乗鞍高原(長野)約60個01:36頃
美星町(岡山)約60個01:55頃
南六呂師(福井)約60個01:41頃
神津島(東京都)約60個01:33頃
西表島(沖縄)約59個02:36頃
波照間島(沖縄)約59個02:37頃

東京から行ける、空の暗い観測地

流れ星の多くは淡いため、空の暗さしだいで見える数は10倍近く変わります。下は東京から近い順の観測地で、それぞれの場所の緯度・経度・空の暗さで計算し直したピーク時の目安です。

観測地ピーク時の目安
東京
都心・大都市の中心部
約7個/時(都心モデル)
堂平天文台(星と緑の創造センター)
埼玉県/東京駅から直線 約63km/田舎・農村部/夜間は要予約
約41個/時
野辺山高原
長野県/東京駅から直線 約120km/山間部・星空の名所
約60個/時
神津島
東京都/東京駅から直線 約170km(船・飛行機)/国際ダークスカイ協会認定の星空保護区
約60個/時

距離は直線距離です(実際の道のりはこれより長くなります)。空の暗さは公表資料と立地からの推定で、実測値ではありません。12月の山間部は、路面の凍結や積雪のおそれがあります。冬用タイヤなどの備えと、現地の道路情報の確認を。島へは船や飛行機の運航状況も確かめてください。

自分の場所で確かめて、見えた数を記録する

流星群カウンターでは、あなたの観測地に合わせて見え方を確かめ、観測中は見えた数をタップで記録できます(オフラインでも動きます)。空の明るさや年によっては、個数の目安ではなく、見やすい時間帯の案内になります。

流星群カウンターで自分の場所を確かめる流星群カレンダーふたご座流星群を3Dで見る

ここからは、もっと知りたい人へ基本データと数字の読み方、過去の記録、今後5年の見通しをまとめています。

IAU・IMO・NASA・国立天文台のデータ

ふたご座流星群の基本データ|活動期間・放射点・速度・ZHR

観測ガイドで混同されやすい「観測した個数」「理想条件のZHR」「宇宙旅行.jpの都市モデル」を分けて整理しました。研究者が使う値と、今夜あなたが見られる個数は同じではありません。

国際流星機構などによるふたご座流星群2026の基本データ
正式名称・符号Geminids(004 GEM)/ふたご座流星群
活動期間12月4日〜12月20日(IMOの2026年カレンダー・国立天文台「主な流星群」による通常の活動期間)
2026年の極大12月14日23時ごろ(国立天文台)。IMOの標準値(太陽黄経262.2°)を日本時間に直すと14日22時40分ごろ。極大に向かってゆるやかに増え、極大後は比較的速く減ります。
放射点(極大付近)赤経 112°(7時間28分)/赤緯 +33°。ふたご座のカストルのすぐ近く。日付とともに少し移動します。
母天体小惑星 (3200) ファエトン(Phaethon)
対地速度35km/秒(秒速。流星が地球に対して接近する速さの目安)
ZHR(標準活動規模)150(IMOの基準値・国立天文台「主な流星群」)。ZHRは実際に肉眼で見える個数ではありません。
光度比 r2.6(流星の明るさ別の個数比を表す、研究・モデル計算で使う値)

出典:国際流星機構・2026 Meteor Shower Calendar(Geminids 004 GEM) ↗ / 国立天文台・確定流星群和名一覧 ↗ / 国立天文台・主な流星群 ↗ / 国立天文台・ふたご座流星群が極大(2026年12月) ↗ / NASA・Geminids ↗ / IMO・極大前後の増え方と減り方 ↗

小惑星ファエトンのかけらが流れる

多くの流星群は彗星の塵から生まれますが、ふたご座流星群のもとになる塵は、小惑星ファエトンが過去に放出したものと考えられています。速さは秒速35kmと中くらいで、10月のオリオン座流星群(秒速66km)の約半分。明るく色づいた流星が多いのも特徴です。

「1時間に150個」と「60個」と「7個」、どれが正しい?

IMO:研究者が比較する基準値ZHR 150放射点が天頂にあり、6.5等星まで見える理想的な空といった条件へ補正した値
国立天文台:2026年、日本の暗い空60個/時天の川が見えるような空で、一般の人が観測する最大の目安(15日0時〜2時ごろ・東京付近)
宇宙旅行.jp:東京・明るい都心モデル約7個/時空の明るさを仮定した独自計算で、現地実測でも公式予報でもありません

NASAの紹介には「理想的な条件で1時間120個」「暗い空で40〜50個」という説明もあります。これらは海外向けの一般的な説明で、国立天文台の日本向け2026年の観測予報とは前提が異なります。ZHRや海外向けの目安を、そのまま日本の市街地の予想個数として使わないことが大切です。

参考:国立天文台・主な流星群とZHRの定義 ↗ / 国立天文台・2026年の観測個数 ↗ / NASA・Geminids ↗ / NASA・ZHRと実際の観測個数の違い ↗。

OBSERVED HISTORY / 1800s–2018

過去の記録|長い目で見ると、ふたご座流星群は強まっている

毎年の活動は同じではありません。ふたご座流星群は、1800年代半ばに現れ始めてから、長い時間をかけて活発になってきた流星群です。ここでは確認できた資料の記録だけを紹介します。

ふたご座流星群の代表的な過去の記録と、数値の意味
年数値数値の意味資料
1800年代半ば10〜20個/時現れ始めたころの観測数(NASAの説明)。当時は目立たない流星群だったNASA ↗
2000→2016約20%増1985〜2016年の眼視観測の分析。2000〜2016年の17年間で活動が約20%強まったMNRAS論文 ↗
2015約30個/時国立天文台のキャンペーンに寄せられた報告から推定した、一般の観察者の1時間あたりの最大値(14日3時台)。日本流星研究会のZHRは122.8国立天文台 ↗
2017ZHR 144観測統計。IMOの集計による最大値(14日18時ごろ)。同年の国立天文台キャンペーンの最大は1時間あたり約26個国立天文台 ↗
2018ZHR 159観測統計。IMOの集計による最大値(15日1時ごろ)。同年の国立天文台キャンペーンの最大は1時間あたり約32個(15日2時台)国立天文台 ↗

ご注意:NASAの説明、論文の分析値、一般の観察者の報告から推定した個数、ZHRは測定条件と意味が異なります。この数値を同じ単位として順位づけ・倍率計算することはできません。キャンペーンの数値は、雲や空の暗さが観察者ごとに違う報告をまとめた目安です。未掲載の年は「流星が少なかった年」ではなく、今回の表で値を確認していない年です。

予報と実際を比べると?

2017年:母天体ファエトンが地球に大接近。でも大出現はなかった。 2017年12月17日(日本時間。米国時間では16日)、ファエトンは地球から約1,030万kmまで近づきました(2093年まででいちばん近い接近)。研究者は事前に「この年に突発的な出現は予想されない」と発表しており、実際に突発的な出現はなく、IMOの集計ではZHR 144(標準値150に近い値)でした。NASA/JPLの発表 ↗ / 事前の研究 ↗ / 国立天文台の観察結果 ↗

2018年:極大は「14日21時ごろ」でも、日本でいちばん多く見えたのは15日の未明。 国立天文台のまとめでは極大は14日21時ごろ(IMOの集計では、ZHRの最大は15日1時ごろ)。キャンペーンの報告件数がもっとも多かったのは14日21時台でしたが、1時間あたりの流星数が最多だったのは15日2時台(約32個)でした。国立天文台は、極大の日時と日本で流星が最もたくさん見える日時は一致するとは限らない、とまとめています。極大の時刻だけでなく、放射点の高さが見える数を大きく左右する例です。国立天文台の観察結果 ↗

FORECAST & OUTLOOK / 2027–2031

ふたご座流星群は、今後5年でいつ見やすい?

月明かりが少なくても、極大が日本の昼間では見える数が減ります。公式予報の個数と日本での観測条件を分けて比べましょう。

2027年|国立天文台の予報

25 個/時12月15日5時ごろ極大。14日が満月で、月がたいへん明るい悪条件の年です。2027年の公式発表を読む ↗

個数は、天の川が見えるような暗い空で一般の人が観察したときの、1時間あたりの最大数の目安です(国立天文台の説明)。東京の市街地で見える数ではなく、ZHRとも異なります。

2027〜2031年|5年間アウトルック

2027年から2031年のふたご座流星群の月明かり、総合観測条件、公式予報の個数
年極大の目安(日本時間)月総合公式予報の個数観測のポイント
202712/15 5時頃△△25個/時 ↗満月と重なり、一晩中明るい月。極大も明け方
202812/14 11時頃(推算)◎○未公表月明かりはないが、極大は昼。13日夜〜14日未明がねらい目
202912/14 17時頃(推算)○○未公表極大は夕方。半月すぎの月が沈む深夜1時ごろからが好条件
203012/14 23時頃(推算)△△未公表極大は夜だが、20時すぎに明るい月が昇り、朝まで残る
203112/15 5時半頃(推算)◎◎未公表新月で一晩中暗い。極大直前の14日夜〜15日未明が見頃
◎ 月または総合条件が良い○ 時間帯を選べば良い△ 観測上の制約が大きい

◎○△は宇宙旅行.jpの編集評価(東京基準・天候を除く)で、国立天文台の公式判定ではありません。2027年の極大時刻は国立天文台、2028〜2031年はIMOの標準値(太陽黄経262.2°)から宇宙旅行.jpが推算した時刻で、IPRMOの表と数時間異なる年があります。月の出入りは東京での計算です。いずれも突発的な活動増加の予報ではありません。IPRMOの極大時刻と観測条件 ↗ / 12流星群の5年比較を見る ↗

よくある質問

ふたご座流星群2026は1時間に何個見えますか?

国立天文台の2026年の予報では、天の川が見えるような暗い空で、15日0時〜2時ごろ(東京付近)に1時間60個程度です。街なかでは1時間に7〜11個ほど(都心のような明るい所は約7個、ふつうの市街地は約11個。宇宙旅行.jpの試算)で、宵の早い時間はもっと少なくなります。

いつ見るのがいちばん良いですか?

見頃の中心は12月14日(月)の夜から15日(火)の明け方です。国立天文台によると極大は14日23時ごろで、放射点が高くなる15日0時〜2時ごろ(東京付近)がいちばん多い時間帯です。月は21時ごろ(東京)に沈むので、それ以降は月明かりのない絶好の条件。前夜の13日夜もかなり流れます。

どの方角を見ればよいですか?

特定の方角を見つめる必要はありません。流れ星は空のどこにでも現れます。真夜中すぎは放射点がほぼ頭の真上にあるので、街灯を避け、寝転んで空全体を見渡すのがおすすめです。

双眼鏡や望遠鏡は必要ですか?

いりません。流れ星は目だけで見ます。双眼鏡や望遠鏡を使うと見える範囲がとても狭くなり、いつどこに流れるかわからない流れ星は、かえって見つけにくくなります。

流れ星が全然見えません。もっと待てば見られますか?

まず、外に出てから15分以上たったか、その間にスマホの明るい画面を見ていないかを確かめてください。目が暗さに慣れるまで15分ほどかかります。また、宵の19〜20時台は放射点が低く、流れ星は少なめです。都心のような明るい所でも、真夜中ごろなら1時間に約7個の計算で、15分見上げれば8割以上の確率で少なくとも1個は見られます。見えないときのチェックと確率の表。

雲が出ていたら、晴れるのを待つべきですか?

雨雲レーダーには雨を降らせない雲が映らないため、星が見えるかどうかの判断には向きません。tenki.jpの「星空指数」で今夜の見やすさを、SCWの雲量予報で何時ごろ雲が減るかを確かめてください。12月は日本海側で雲が多く、太平洋側で晴れやすい傾向があります。前夜の13日夜もかなり流れるので、晴れそうな夜を選ぶのも手です。天気の確かめ方を詳しく見る。

何時まで見られますか?

空が白み始めるまでです。東京は5時10分ごろ、大阪は5時半ごろ、福岡は5時45分ごろが目安です。ふたご座流星群は明け方まで多く流れ続けます(国立天文台によると、明け方も暗い空で1時間40〜55個程度)。

2026年は月明かりの影響がありますか?

ほとんどありません。12月9日が新月で、14日は細い月(正午の月齢5)が宵の西の空にあり、東京では21時ごろに沈みます。流れ星が多くなる深夜から明け方は、月明かりのない暗い空です。国立天文台も2026年は絶好の条件と案内しています。

サイトによって1時間の流星数が違うのはなぜ?

数値の前提が違うためです。IMOのZHR150は理想条件に補正した活動規模、国立天文台の2026年予報の60個/時は日本の暗い空で一般の人が見るときの目安、東京の都心モデル約7個/時は当サイト独自の仮定計算です。NASAの「暗い空で40〜50個」も前提が異なります。数値の違いと出典を詳しく見る。

東京以外では何時ごろ月が沈みますか?

2026年12月14日夜の月の入りは、札幌20時41分、仙台20時53分、東京21時02分、大阪21時21分、福岡21時43分、那覇22時06分が目安です。どの地域でも真夜中前に沈むので、深夜は月明かりのない暗い空です。全国7都市の月の入り・夜明けの一覧で確かめてください。

寒さ対策はどうすればいいですか?

12月の深夜は冷え込みが厳しく、じっと空を見上げていると体感温度は気温よりずっと低くなります。ダウン、帽子、手袋、カイロ、地面に敷く断熱マットまで、スキー場に行くつもりで準備しましょう。車で暖まるときは、車内灯やスマホの光で、暗さに慣れた目が元に戻ってしまう点に注意してください。

ほかの流星群の予測

同じ計算方法で、主要な流星群の見え方も予測しています(日付の早い順)。

宇宙旅行.jp

宇宙旅行・宇宙体験の情報サイト