空を広く見よう
流れ星は、しし座の近くだけでなく、空の広い範囲に現れます。街灯などの明かりが目に入らない場所で、空全体をぼんやり見渡しましょう。
宇宙旅行.jp › 流星群カレンダー › しし座流星群 2026年
東京以外の方は 7都市の見やすい時間/地域別の予測/全国60地点の目安 2030年代の大出現の予測は こちら
はじめてでも大丈夫。流れ星に出会いやすくなる4つのコツです。
流れ星は、しし座の近くだけでなく、空の広い範囲に現れます。街灯などの明かりが目に入らない場所で、空全体をぼんやり見渡しましょう。
目が暗さに慣れるまで、15分ほどかかります。スマホの明るい画面を見ると、せっかく慣れた目が元に戻ってしまうので要注意。暗い空なら1時間に5個ほど、街なかでは1時間に1個前後が目安です。しし座流星群の流れ星はとても速いので、空全体を眺めながら、のんびり待ちましょう。
望遠鏡や双眼鏡を使うと、見える範囲がとても狭くなります。流れ星はいつ、どこに流れるか分からないので、道具は使わずに自分の目で空を広く見ましょう。
首が疲れないよう、背もたれを倒せるイスに座るか、レジャーシートを敷いて寝転ぶのがおすすめです。寝転ぶのは車の来ない安全な場所で。11月中旬の明け方は、1日のうちでいちばん冷え込む時間です。厚手の上着や手袋、ブランケットで、しっかり防寒しましょう。
流星群がいちばん活発になる「極大」は、国際流星機構(IMO)の値を日本時間に直すと18日9時ごろで、日本では昼間です。そこで観察のチャンスは、その数時間前の18日の明け方。見える数を大きく左右するのは放射点(流れ星が飛び出してくるように見える空の一点)の高さです。しし座流星群の放射点は、東京では23時ごろに東北東の地平線から昇り、明け方に向かってどんどん高くなります。いちばん多いのは、空が白み始める直前の4時台。2時45分ごろから4時50分ごろまでが特に狙い目です。23時ごろまでは放射点が地平線の下にあるため、ほとんど流れません。上弦の月は23時10分ごろに沈むので、放射点が高い時間は月明かりがありません。
下の表は東京の例です。「明るい都心」の列は、都心の空の明るさを仮定した宇宙旅行.jpの試算で、実測値や公式予報ではありません(数字の違いについて)。
| 時間帯 | 放射点の高さ | 明るい都心/時 | 暗い空/時 |
|---|---|---|---|
| 22時台まで | 地平線の下 | ほぼ0個 | ほぼ0個 |
| 23時台 | 6° | 約0.1個 | 約0.6個 |
| 0時台 | 18° | 約0.2個 | 約1.8個 |
| 1時台 | 30° | 約0.4個 | 約3.0個 |
| 2時台 | 42° | 約0.5個 | 約4.0個 |
| 3時台 | 54° | 約0.6個 | 約4.8個 |
| 4時台 | 65° | 約0.7個 | 約5.3個 |
| 5時台 | 74° | 約0.1個 | 約0.9個 |
値は1時間平均の目安です(しし座流星群の流れ星だけ)。1時間に0.7個とは、平均して約1時間半に1個ほどの割合という意味です。高さは各時台の中ごろ(○時30分)の値です。5時台に急に減るのは、空が白み始めて(天文薄明の始まり)暗い流れ星が見えにくくなるためで、明るい流れ星は5時すぎまで見られます。同じ夜には、どの流星群にも属さない流れ星(散在流星)も流れます。
暗い空での独自の時刻別計算では、東京近郊でいちばん多いのは4時50分頃で、約5.6個/時です(国立天文台の2026年の案内「1時間に5個程度」とほぼ同じです)。
17日の夜が曇りでも、前後の夜にもチャンスがあります → ほかの夜のチャンス(東京)
見頃の夜は、上弦の月が23時〜0時ごろに沈み、放射点が高くなる未明には月明かりがありません。地域による違いは、放射点が高く昇る時刻と、空が白み始める時刻。西の地域ほど遅くなり、那覇は東京より40〜50分ほど遅れます。
| 都市 | 特に見やすい時間(放射点45°以上〜白み始め)見やすい時間 | 月の入り(17日夜)月の入り | 空が白み始める時刻(18日)白み始め |
|---|---|---|---|
| 札幌 | 2:45〜4:50 | 22:52 | 04:51 |
| 仙台 | 2:45〜4:50 | 23:03 | 04:49 |
| 新潟 | 2:50〜4:55 | 23:10 | 04:56 |
| 東京 | 2:45〜4:50 | 23:11 | 04:51 |
| 大阪 | 3:00〜5:05 | 23:29 | 05:07 |
| 福岡 | 3:25〜5:25 | 23:52 | 05:26 |
| 那覇 | 3:35〜5:30 | 18日 00:13 | 05:30 |
月の入り・空が白み始める時刻(18日の薄明の始まり):アストロアーツ「2026年11月17日の天文現象カレンダー」 ↗ / 同「11月18日」 ↗(日本標準時)。「特に見やすい時間」は、IMOの放射点(赤経152°・赤緯+22°)の高さが45°以上になってから、空が白み始めるまでの時間帯を宇宙旅行.jpが計算したもので、5分単位に丸めています。
注意:放射点が45°より低い時間でも流れ星は見られます(放射点30°なら、いちばん多い時の約半分)。東京では1時半ごろから、数は少なめながら観察できます。各都市の参考個数は 全国60地点の比較へ。
結論:方角はどこでもOKです。 流れ星はしし座の近くだけでなく、空のどこにでも流れます。街灯の光が目に入らず、空が広く見える方向を眺めましょう。
流れ星は、しし座の頭にあたる「ししの大がま」の中にある「放射点」から、四方へ飛び出すように見えます。放射点は23時ごろに東北東の空に昇り、明け方には東南東〜南東の空の高いところまで上がります(東京の場合)。
放射点の位置は東京での概算です。流れ星がこの位置だけに現れるという意味ではありません。放射点から40〜90°ほど離れた空(握りこぶし4〜9個分ほど)では、長く流れる流れ星が見られます。
2026年11月18日4時50分ごろ、東京から見るしし座流星群の放射点は南東の空(方位角約126度)、高さ約69度です。ただし、この方角は「流星が現れる場所」ではなく「流星の進んだ道筋を逆向きに延ばすと集まる場所」を示しています。
しし座流星群の放射点は、しし座の頭にあたる「ししの大がま」の中にあります(IMOの2026年の値:赤経152°・赤緯+22°)。2等星アルギエバからは約3.5°、1等星レグルスからは北へ約10°(握りこぶし1つ分)離れています。2026年は、木星と火星が放射点から握りこぶし1つ分ほどのところに並んでいるので、いちばんの目印になります。
放射点そのものが光って見えるわけではありません。流星群の小さな粒は、みな同じ向きに平行に並んで地球の大気に飛び込みます。そのため、まっすぐな線路が遠くで1点に集まって見えるのと同じ遠近法のしくみで、流れ星が一つの点から広がるように見えます。
ししの大がまは、しし座の頭からたてがみにあたる星の並びです。 「?」マークを裏返したような形で、いちばん下の点にあたるのが1等星のレグルス。草をかる「かま」に見立てて、この名前で呼ばれます。形は上の星図で確かめてみてください。
放射点が見つからなくても心配はいりません。流れ星の観察に、放射点の位置を知ることは必須ではありません。 上の星図で位置関係を確かめ、あとは街灯を避けて空全体を眺めてみましょう。
| 時刻(日本時間) | 方角 | 高さ |
|---|---|---|
| 17日 23時 | 東北東(約63°) | 約1° |
| 18日 0時 | 東北東(約71°) | 約12° |
| 18日 1時 | 東(約79°) | 約24° |
| 18日 2時 | 東(約87°) | 約36° |
| 18日 3時 | 東(約96°) | 約48° |
| 18日 4時 | 東南東(約109°) | 約60° |
| 18日 4時50分 | 南東(約126°) | 約69° |
| 18日 5時 | 南東(約131°) | 約70° |
方角と高度は東京(北緯約35.7度・東経約139.7度)、放射点の赤経152度・赤緯+22度を用いた概算です。放射点は日によって少しずつ動き、方角も場所・時刻によって変化します。
出典: 国立天文台|2026年11月の星空・流星群の案内 / 国立天文台|流星群の観察方法 / 国立天文台|主な流星群 / 米国流星協会|Meteor Shower Calendar(放射点の座標) / アストロアーツ|2026年11月17日の月の入り時刻。放射点の方位角・高度、星や惑星との角距離は、上記の天体データを用いた独自計算です。
しし座流星群は、ふだんの年は数が多くない流星群です。暗い空でも1時間に5個ほど、街なかでは1時間に1個前後。なかなか見えないのは、めずらしいことではありません。次の順に確かめてみてください。
このページの「1時間あたりの目安」から、待っているあいだに少なくとも1個見られる確率を計算しました。
| 1時間の目安 | 15分 | 30分 | 1時間 | 2時間 |
|---|---|---|---|---|
| 約0.7個都心のような明るい所 | 16% | 30% | 50% | 75% |
| 約1.5個ふつうの市街地 | 31% | 53% | 78% | 95% |
| 約5個暗い空(国立天文台の目安) | 71% | 92% | 99% | 99%以上 |
都心のような明るい所では、いちばん多い時間帯に1時間見ても、しし座流星群の流れ星に1個も出会えない確率が5割ほどある計算です。上のチェックができていれば、見えないのは運の問題です。しっかり見たいなら、大人といっしょに空の暗い場所へ出かけるのがいちばんの近道です(東京から行ける観測地)。
計算のしかた:流れ星が決まった間隔ではなく、ばらばらな(偶然の)間隔で流れると考えたときの確率です(ポアソン分布)。「1時間の目安」は、いちばん多い時間帯(明け方)の値です。2時間の列は、その割合が2時間続くと仮定した値で、実際にはこれより少し低くなります。表の個数はしし座流星群の流れ星だけを数えたもので、どの流星群にも属さない流れ星(散在流星)もふだんから流れているため、流れ星そのものにはもう少し出会いやすくなります(大阪市立科学館「流星群の基礎知識」 ↗)。
雲の切れ間ができたら、その方向の空を眺めましょう。流れ星は空のどこにでも流れるので、晴れている部分だけでも出会える可能性があります。
晴れそうにない夜や、出かける前に:しし座流星群の流れ星が放射点から広がる様子を、流星群3Dシミュレーターで見られます(流星の数を約100倍にした演出つき)。観測地で開くときは、画面右上の「夜間」で暗い赤だけの表示にしてください。明るい画面を見ると、暗さに慣れた目が元に戻ってしまいます。
しし座流星群は明け方が勝負の流星群です。放射点は夜明け(東京では6時ごろ)に向けて高くなり続けるので、早い時間に見えなくても、明け方に向けて少しずつ増えていきます。空が白み始める時刻(東京4時50分ごろ・大阪5時05分ごろ・福岡5時25分ごろ)までは観察できます。宵のうちから待つより、2時ごろから明け方に集中するほうが効率的です。時間ごとの目安はこちら。
しし座流星群がいちばん多いのは17日夜〜18日明け方で、そこから離れるほど数は少なくなります。2026年は新月(9日)から上弦(17日)までの時期にあたり、9日夜〜19日夜は、放射点が高くなる明け方に月明かりがありません。曇った夜は、前後の晴れそうな夜に回しましょう。表の色つきの行が見頃です。
| 夜 | 月の条件 | 見やすい時間 | メモ |
|---|---|---|---|
| 11月6日夜〜12日夜 | 新月(9日)前後で、月明かりはほぼなし | 約2〜3時間 | 活動期間のはじめ。数はかなり少ない |
| 11月13日夜〜15日夜 | 月が19時〜21時ごろに沈む | 約3時間 | 極大前。数は少なめ |
| 11月16日夜 | 月が22時10分ごろに沈む | 約3時間 | 見頃の前夜 |
| 11月17日夜 | 上弦の月が23時10分ごろに沈む | 約3時間 | 見頃(極大は18日9時ごろ) |
| 11月18日夜 | 月が19日0時10分ごろに沈む | 約3時間 | 見頃の翌夜。数は減る |
| 11月19日夜〜21日夜 | 月が沈む翌1時〜3時半ごろから | 約1.5〜3.5時間 | 極大後。数はわずか |
| 11月22日夜〜30日夜 | 明るい月が明け方まで残る | ほぼなし | 24日が満月。30日で活動期間が終わる |
「見やすい時間」は、空が十分に暗く(天文薄明の外)、月が沈んでいて、放射点の高さが30°以上の時間の合計です(東京・宇宙旅行.jpの計算)。しし座流星群は放射点が昇るのが遅いため、月の条件が良い夜でも約3〜3.5時間が上限です。出典:国立天文台「流星群の観察方法」 ↗(最低15分は観察する・目が慣れるまで待つ・肉眼で見る)/国立天文台「2026年11月の月の満ち欠け」 ↗/気象庁 気象衛星センター『気象衛星画像の解析と利用』第2章 ↗(赤外画像で低い雲が見分けにくいこと)。確率の表と月の表は宇宙旅行.jpの計算です。
2026年のしし座流星群は、惑星も見どころです。放射点のすぐそばで木星と火星が並び、夜明け前には金星と水星も昇ってきます。国立天文台による11月の見え方と、見頃の夜(17日夜〜18日明け方・東京)の時刻の目安です。
しし座の中で、放射点から握りこぶし1つ分ほど、1等星レグルスのすぐ上に並ぶ2つの明るい星。木星は約マイナス2等で白く、火星は約0.7等で赤っぽい色です。国立天文台によると14〜17日にかけて近づいて見え、18日明け方も約1.3°(月の直径の2倍半ほど)の近さです。
どちらも17日23時05分ごろ昇る(東京)明るさはマイナス4等台と、月を除けば星空でいちばん明るい天体。夜明け前に東南東の低い空に昇り、11月30日に最大光度(マイナス4.9等)になります。
18日3時45分ごろ昇る(東京)21日に、太陽から西側にいちばん離れて見える日(西方最大離角)を迎えます。15〜29日は日の出30分前の高さが10°を超え、見つけやすい時期です。流れ星の観察を終えるころ、東南東の地平線近くを探してみましょう。
18日4時45分ごろ昇る(東京)くじら座にいて、明るさは約0.6等。日が暮れると南東の空に見え、20時半ごろ南の空でいちばん高くなります。流れ星が増える前の、宵のうちの楽しみです。
18日2時35分ごろ西に沈む(東京)観測のコツ:流星を見るときは望遠鏡を使わず広い空を眺めます。惑星を見つけたあとも、流星を探すときは肉眼で広く見渡しましょう。惑星の位置は日付・時間・地域によって変わります。
出典:国立天文台「東京の星空・カレンダー・惑星(2026年11月)」 ↗。見頃の夜の出入りの時刻、星座、明るさ、火星と木星の間隔は宇宙旅行.jpの計算です。空の正確な位置関係は同ページの星図またはプラネタリウムソフトで確認してください。
流れ星を待つ時間に楽しもう
しし座流星群は、33年ごとの「流星雨」で知られる流星群です。待ち時間に話したくなる7つの話を、NASAや国立天文台、研究論文などの一次情報や信頼できる資料に基づいて紹介します。
星を見つめる間は、スマートフォンの明るい画面を見続けるより、空に目を慣らすことが大切です。雑学は観測前や休憩中に読んで、夜空を見ながら話してみましょう。
「この流れ星のもとになった彗星は、33年かけて太陽を1周。次に太陽へいちばん近づくのは2031年なんだって。」
しし座流星群のもとは、テンペル・タットル彗星(55P/Tempel-Tuttle)です。約33年で太陽のまわりを回り、前回は1998年2月、次は2031年5月に太陽へいちばん近づきます。彗星が通ったあとには細い塵(ちり)の帯が残り、地球がその帯に飛び込むと、流れ星が一気に増えることがあります。しし座流星群の「大出現」が33年ごとに話題になるのは、このためです。
出典:NASA「Leonids」 ↗ / JPL Small-Body Database(55P の軌道要素) ↗ / Rendtelほか(WGN 52:6, 2024) ↗
「1833年のアメリカでは、1時間に何万個もの流れ星が降ったんだって。そこから「放射点」という考え方が生まれたんだよ。」
1833年11月、北アメリカで1時間に数万個(推定で5万〜15万個)ともいわれる流星雨が見られました。イェール大学のデニソン・オルムステッドは各地の目撃談を集め、流れ星がしし座の中の一点から広がるように流れていたことを突き止めました。流れ星は天気のような空気の中の現象ではなく、宇宙からやってくるものだと考えたこの研究は、流星群の研究の始まりとされています。
出典:Smithsonian Magazine(2024年) ↗ / リンダ・ホール図書館「Denison Olmsted」 ↗
「しし座流星群の流れ星は、秒速71km。東京から大阪までを6秒かからずに進む速さなんだって。」
しし座流星群の粒は、秒速約71kmで大気に飛び込みます。東京から大阪まで(直線距離で約400km)を6秒かからずに進む速さです。主な流星群の中でもいちばん速い部類です。もとの彗星が地球と反対向きに太陽のまわりを回っているため、粒と地球が正面からぶつかる形になるからです。そのぶん流れる時間は一瞬。まばたきの間に見逃さないよう、空全体をぼんやり眺めましょう。正面からぶつかる向きなので、放射点は明け方に高く昇ります。
出典:NASA「Leonids」 ↗ / 国際流星機構「Observing the 2018 Leonids」 ↗ / JPL Small-Body Database(55P の軌道傾斜角 約162°=逆向きの公転) ↗
「明るい流れ星のあとに、光の筋がしばらく残ることがあるんだって。何分も光り続けることもあるらしいよ。」
明るい流れ星が消えたあと、その通り道に淡い光の筋が残ることがあります。これを「流星痕(りゅうせいこん)」といいます。たいていは数秒で消えますが、10秒以上、ときには数分も光り続ける「永続痕」もあり、形を変えながらゆっくり消えていきます。速いしし座流星群は、流星痕を残す流れ星の割合が特に高いことで知られています。明るい流れ星が見えたら、すぐに目をそらさず、通ったあとを見てみましょう。
出典:日本天文学会1999年春季年会 L01b(阿部新助ほか) ↗ / 同2001年春季年会 L05b(戸田雅之・山本真行) ↗ / NASA APOD「Twisting Meteor Train」(1998年) ↗
「月には空気がないから流れ星にはならないけど、粒がぶつかった瞬間の光がビデオに写ったんだって。」
流星雨となった1999年11月18日(世界時)のしし座流星群のとき、北アメリカの観測者たちが、月の夜の側に光る小さな閃光をビデオに記録しました。少なくとも6個の閃光が複数の場所で同時に確認され、流星のもとになる粒が月面にぶつかった光として、はじめて確かめられた例になりました。月には空気がないので流れ星にはならず、地面に直接ぶつかって光ります。
出典:Dunhamほか(月惑星科学会議、2000年・NASA技術報告サーバー) ↗ / NASA APOD「Moon Struck」(1999年12月8日) ↗
「2001年には、日本でも1時間に1000個以上の流れ星が見えたんだって。しかも、予報した時刻とほぼ同じころに!」
2001年11月18日深夜〜19日未明、日本では1時間に1000個を超える流れ星が観察されました(国立天文台)。研究者のマクノートとアッシャーは、彗星が1699年と1866年に放出した塵の帯に地球が入る時刻を前もって計算し、日本では19日2時31分ごろと3時19分ごろにピークが来ると予報していました。実際にもっとも多く流れたのも3時すぎで、活発な活動は3時間以上続きました。ただし数は予報より少なめで、「時刻は当てられても、数を当てるのは難しい」ことも示した出来事でした。
出典:国立天文台「主な流星群」 ↗ / 日本天文学会2002年春季年会 A02a(日本流星研究会) ↗ / 国際流星機構「Leonids 2001 updated profile」 ↗ / 東亜天文学会 火星課「Great Storms of the 2001 Leonids」 ↗
「レグルスはものすごい速さで回っていて、赤道のほうがぷっくりふくらんでいるんだって。」
放射点の南、握りこぶし1つ分ほどのところで輝く1等星レグルスは、約16時間で1回転する、とても速く回る星です(太陽は赤道付近で約25日かけて1回転)。2005年、アメリカのCHARAアレイという観測装置で調べたところ、レグルスは赤道方向の直径が南北方向より3分の1ほど大きい、ふくらんだ形をしていることがわかりました。回る速さは、星がちぎれ始める限界の約86%にもなるそうです。
出典:NOIRLab「Portrait of a Star on the Edge」(2005年) ↗ / McAlisterほか(2005年) ↗
ここからは、出かける場所や地域をくらべたい人へお住まいの地域の見え方、全国60地点の目安、空の暗い観測地を紹介します。
お住まいの地域を選ぶと、主要都市の見え方を一覧で比べられます。
下の52都市の数字は、街の明るさを仮定して計算した宇宙旅行.jp独自の参考値(いちばん多い時間の1時間あたり)です。最後の表「暗い空で知られる場所」8地点とは条件が異なります。
明るい都心は約0.7個/時、一般的な市街地は約1.5個/時として計算しています。各都市の街明かりを測った値ではないので、実際には0個のこともあります。「特に見やすい時間」は、放射点の高さが45°以上になってから空が白み始めるまでの時間帯(2026年11月18日未明)で、いちばん多いのは白み始める直前です。月は各地とも放射点が高くなる前に沈みます。
| 場所 | 街なかの個数(試算) | 特に見やすい時間(参考) |
|---|---|---|
| 札幌 | 約0.7個/時 | 2:45〜4:50 |
| 旭川 | 約1.5個/時 | 2:40〜4:45 |
| 函館 | 約1.5個/時 | 2:45〜4:50 |
| 青森 | 約1.5個/時 | 2:45〜4:50 |
| 盛岡 | 約1.5個/時 | 2:45〜4:50 |
| 仙台 | 約0.7個/時 | 2:45〜4:50 |
| 秋田 | 約1.5個/時 | 2:45〜4:55 |
| 山形 | 約1.5個/時 | 2:45〜4:50 |
| 福島 | 約1.5個/時 | 2:45〜4:50 |
| 場所 | 街なかの個数(試算) | 特に見やすい時間(参考) |
|---|---|---|
| 水戸 | 約1.5個/時 | 2:45〜4:50 |
| 宇都宮 | 約1.5個/時 | 2:45〜4:50 |
| 前橋 | 約1.5個/時 | 2:50〜4:55 |
| さいたま | 約0.7個/時 | 2:45〜4:50 |
| 千葉 | 約0.7個/時 | 2:45〜4:50 |
| 東京 | 約0.7個/時 | 2:45〜4:50 |
| 八王子 | 約1.5個/時 | 2:50〜4:50 |
| 横浜 | 約0.7個/時 | 2:45〜4:50 |
| 場所 | 街なかの個数(試算) | 特に見やすい時間(参考) |
|---|---|---|
| 新潟 | 約1.5個/時 | 2:50〜4:55 |
| 富山 | 約1.5個/時 | 2:55〜5:00 |
| 金沢 | 約1.5個/時 | 3:00〜5:05 |
| 福井 | 約1.5個/時 | 3:00〜5:05 |
| 甲府 | 約1.5個/時 | 2:50〜4:55 |
| 長野 | 約1.5個/時 | 2:55〜4:55 |
| 松本 | 約1.5個/時 | 2:55〜5:00 |
| 岐阜 | 約1.5個/時 | 3:00〜5:00 |
| 静岡 | 約1.5個/時 | 2:50〜4:55 |
| 浜松 | 約1.5個/時 | 2:55〜4:55 |
| 名古屋 | 約0.7個/時 | 2:55〜5:00 |
| 場所 | 街なかの個数(試算) | 特に見やすい時間(参考) |
|---|---|---|
| 津 | 約1.5個/時 | 3:00〜5:00 |
| 大津 | 約1.5個/時 | 3:00〜5:05 |
| 京都 | 約0.7個/時 | 3:00〜5:05 |
| 大阪 | 約0.7個/時 | 3:00〜5:05 |
| 神戸 | 約0.7個/時 | 3:05〜5:05 |
| 奈良 | 約1.5個/時 | 3:00〜5:05 |
| 和歌山 | 約1.5個/時 | 3:05〜5:05 |
| 場所 | 街なかの個数(試算) | 特に見やすい時間(参考) |
|---|---|---|
| 鳥取 | 約1.5個/時 | 3:10〜5:10 |
| 松江 | 約1.5個/時 | 3:15〜5:15 |
| 岡山 | 約1.5個/時 | 3:10〜5:10 |
| 広島 | 約0.7個/時 | 3:15〜5:20 |
| 山口 | 約1.5個/時 | 3:20〜5:20 |
| 徳島 | 約1.5個/時 | 3:05〜5:10 |
| 高松 | 約1.5個/時 | 3:10〜5:10 |
| 松山 | 約1.5個/時 | 3:15〜5:15 |
| 高知 | 約1.5個/時 | 3:10〜5:15 |
| 場所 | 街なかの個数(試算) | 特に見やすい時間(参考) |
|---|---|---|
| 福岡 | 約0.7個/時 | 3:25〜5:25 |
| 佐賀 | 約1.5個/時 | 3:25〜5:25 |
| 長崎 | 約1.5個/時 | 3:25〜5:25 |
| 熊本 | 約1.5個/時 | 3:20〜5:25 |
| 大分 | 約1.5個/時 | 3:20〜5:20 |
| 宮崎 | 約1.5個/時 | 3:20〜5:20 |
| 鹿児島 | 約1.5個/時 | 3:20〜5:25 |
| 那覇 | 約0.7個/時 | 3:35〜5:30 |
しし座流星群の活動規模をZHR 15(IMOの2026年カレンダーの値。国立天文台の「主な流星群」の表は10)、光度比 r=2.5(IMO)とし、放射点がいちばん高くなる明け方に、晴天・遮るものの少ない空を観察すると仮定しました。街の空の明るさは、明るい都心を肉眼限界約3.3等、一般市街地を約4.1等として、目視できる流星の割合を計算しています。明け方に空が白み始める影響(薄明)も入れています。都市別に実測した暗さではありません。国立天文台の表を見る ↗
数字は2026年11月18日未明の参考値です。月は放射点が高くなる前に沈むので、各地の差は主に放射点の高さと、空が白み始める時刻の違いです。地域・観測場所・空の透明度によって大きく変わり、「約1.5個/時」でも、実際に1時間見て0個のことはあります。
| 場所 | ピーク時の目安/時 | いちばん多い時刻 |
|---|---|---|
| 阿智村(長野) | 約5.6個 | 04:58頃 |
| 野辺山(長野) | 約5.6個 | 04:56頃 |
| 乗鞍高原(長野) | 約5.6個 | 04:58頃 |
| 美星町(岡山) | 約5.6個 | 05:14頃 |
| 南六呂師(福井) | 約5.6個 | 05:02頃 |
| 神津島(東京都) | 約5.6個 | 04:50頃 |
| 西表島(沖縄) | 約5.7個 | 05:42頃 |
| 波照間島(沖縄) | 約5.7個 | 05:42頃 |
流星の多くは淡いため、空の暗さしだいで見える数は大きく変わります。しし座流星群では、明るい都心と暗い空で7倍以上の差になる計算です。下は東京から近い順の観測地で、それぞれの場所の緯度・経度・空の暗さで計算し直したピーク時の目安です。
| 観測地 | ピーク時の目安 |
|---|---|
| 東京 都心・大都市の中心部 | 約0.7個/時(都心モデル) |
| 堂平天文台(星と緑の創造センター) 埼玉県/東京駅から直線 約63km/田舎・農村部/夜間は要予約 | 約3.9個/時 |
| 野辺山高原 長野県/東京駅から直線 約120km/山間部・星空の名所 | 約5.6個/時 |
| 神津島 東京都/東京駅から直線 約170km(船・飛行機)/国際ダークスカイ協会認定の星空保護区 | 約5.6個/時 |
距離は直線距離です(実際の道のりはこれより長くなります)。空の暗さは公表資料と立地からの推定で、実測値ではありません。11月中旬の明け方は1日でいちばん冷え込む時間で、山間部では氷点下になることもあります。防寒と、夜道・天候の安全に十分気をつけてください。子どもだけで出かけず、大人といっしょに行きましょう。
流星群カウンターでは、あなたの観測地に合わせて見え方を確かめ、観測中は見えた数をタップで記録できます(オフラインでも動きます)。空の明るさや年によっては、個数の目安ではなく、見やすい時間帯の案内になります。
流星群カウンターで自分の場所を確かめる流星群カレンダーしし座流星群を3Dで見る
ここからは、もっと知りたい人へ基本データと数字の読み方、流星雨の歴史と2030年代の予測、今後5年の見通しをまとめています。
観測ガイドで混同されやすい「観測した個数」「理想条件のZHR」「宇宙旅行.jpの都市モデル」を分けて整理しました。研究者が使う値と、今夜あなたが見られる個数は同じではありません。
| 正式名称・符号 | Leonids(013 LEO)/しし座流星群 |
|---|---|
| 活動期間 | 11月6日〜30日(IMOの2026年カレンダー・国立天文台の「主な流星群」の表による通常の活動期間) |
| 2026年の極大 | 11月17日の23時台(世界時)、日本では18日9時ごろ(IMOの太陽黄経235.27°を日本時間に直した値)。国立天文台も「18日9時頃」で、見頃は「18日未明」としています。 |
| 放射点(極大付近) | 赤経 152°(10時08分)/赤緯 +22°。しし座の頭にあたる「ししの大がま」の中。1等星レグルスの北、約10°。 |
| 母天体 | テンペル・タットル彗星 55P/Tempel-Tuttle(公転周期 約33年。前回の近日点通過は1998年2月、次回は2031年5月20日(世界時)) |
| 対地速度 | 71km/秒(秒速。流星が地球に対して接近する速さの目安。主な流星群の中でもいちばん速い部類) |
| ZHR(標準活動規模) | 15(IMO 2026年カレンダー・米国流星協会)。国立天文台の「主な流星群」の表は10(日本での期待数 4)。ZHRは実際に肉眼で見える個数ではありません。 |
| 光度比 r | 2.5(流星の明るさ別の個数比。値が小さいほど明るい流星の割合が多い) |
出典:国際流星機構・2026 Meteor Shower Calendar(Leonids 013 LEO。編者がResearchGateで公開した版) ↗ / 米国流星協会・Meteor Shower Calendar 2026-2027 ↗ / NASA・Leonids ↗ / 国立天文台・確定流星群和名一覧 ↗ / 国立天文台・主な流星群 ↗ / 国立天文台・2026年11月の星空 ↗ / Rendtelほか(WGN, 2024・次回の近日点) ↗。IMOの公式サイトは2026年10月現在、再構築中で、2026年版カレンダーのPDFは公式サイトで閲覧できません。
太陽黄経235.27°(地球が公転軌道上の決まった位置に来るタイミングを表す値)で示されています。日本時間に直すと11月18日9時ごろです。
日本向けの暦ではこの表記です。「1時間に5個程度。月の条件は良い」と案内されています。
2つの日付は食い違っていません。 IMOの日付は世界時(日本時間から9時間引いた時刻)です。極大の時刻は日本では昼間なので、日本では11月17日(火)の夜〜18日(水)の明け方がいちばんの狙い目です。なお、米国流星協会やNASAの解説には「16〜17日の夜」と書かれているものもあります。米国の資料は独自の見積もりで日付を示していて、資料によって極大の見積もりに幅があるためです。日本で見る場合は、国立天文台の案内を基準にしてください。
見頃の夜が曇っても、あきらめなくて大丈夫。 極大から離れると数は減りますが、前後の夜(16日夜・18日夜)にも、数は少なめながらチャンスがあります(ほかの夜のチャンス)。
どれも間違いではなく、前提が違います。ZHRや海外向けの目安をそのまま日本の市街地の予想個数として使わないことが重要です。なお、海外の解説には「1時間10〜15個」と書かれていることがありますが、これはZHRに近い値で、日本の暗い空で一般の人が見る数としては国立天文台の「5個程度」が目安です。
参考:国立天文台・主な流星群とZHRの定義 ↗ / 国立天文台・2026年の観測個数 ↗ / 米国流星協会・Meteor Shower Calendar ↗。
しし座流星群は、母天体のテンペル・タットル彗星が太陽に近づく年の前後に、1時間に数千個をこえる「流星雨(流星嵐)」をくり返してきました。国立天文台は、過去に1799年、1833年、1866年、1966年などに激しい流星嵐が観察されたと紹介しています。ここでは、確認できた記録だけを紹介します。
| 年 | 区分 | 何があった? | 資料 |
|---|---|---|---|
| 1833 | 観測 | 北アメリカで1時間に数万個(推定5万〜15万個)ともいわれる流星雨。流れ星が一点から広がる「放射点」が見いだされ、流星群の研究が始まった | Smithsonian ↗/リンダ・ホール図書館 ↗ |
| 1966 | 観測 | 15分ほどのあいだ、1分間に数千個の流れ星が流れた | NASA ↗ |
| 1998 | 観測 | 予想より15時間ほど早く活動が高まり、明るい火球が次々に流れた「火球雨」の年 | NASA ↗ |
| 1999 | 観測 | ヨーロッパ・中東方面で流星嵐。数百人の観測報告の平均でZHR約3700(11月18日2時ごろ・世界時)。月面への衝突閃光もはじめて確認 | ESA・IMO ↗/月面閃光 ↗ |
| 2001 | 観測 | 11月18日深夜〜19日未明、日本でも1時間に1000個を超える流れ星。活発な活動が3時間以上続いた | 国立天文台 ↗/日本流星研究会 ↗ |
| 2002 | 観測 | 2回のピーク(ZHR約2350と約2660)。これが今のところ最後の流星嵐 | IMO ↗/NASA ↗ |
| 2003〜 | 観測 | 流星数がかなり少なくなり、ふだんの年の活動に。2026年もその「ふだんの年」 | 国立天文台 ↗ |
ご注意:観測報告、研究のまとめ、ZHRの推定値は測定条件と意味が異なります。この表の数値を同じ単位として比べることはできません。ZHRは理想的な条件に換算した値で、実際に見えた数はこれより少なくなります。
2001年:時刻はほぼ的中、数は予報より少なめ。 研究者のマクノートとアッシャーは、彗星が1699年と1866年に放出した塵の帯に地球が入る時刻を計算し、日本では19日2時31分ごろと3時19分ごろにピークが来ると予報していました。実際のピークも3時すぎ(世界時18時20分ごろ)でした。一方、予報したZHR(最大1万5000)に対し、実際は数千程度。「いつ」は当てられても、「何個」を当てるのは難しいことがわかります。東亜天文学会 火星課「Great Storms of the 2001 Leonids」(予報) ↗/IMOの報告 ↗/日本流星研究会 ↗
2030年代は、大出現があるかどうかが注目される時期。 彗星は2031年5月に太陽へいちばん近づきます。ただし、どれくらい増えるかについて、研究者の見方は分かれています。
2026年は流星雨が予想されている年ではなく、ふだんの年の活動(暗い空で1時間5個程度)が見込まれています。2030年代の予測は計算のしかたで大きく変わるため、数年ごとに更新されていきます。ZHRは理想的な条件に換算した値で、実際に見える数はこれよりかなり少なくなります。
しし座流星群は、放射点が昇る真夜中すぎから明け方が観察の時間帯です。見やすさを大きく左右するのは、極大の時刻が日本の明け方に近いかと、月明かり。公式予報の個数と日本での条件を分けて比べましょう。
個数は、天の川が見えるような暗い空で一般の人が観察したときの、1時間あたりの目安です。東京の市街地で見える数ではなく、ZHRとも異なります。
| 年 | 極大の目安(日本時間) | 月 | 総合 | 公式予報の個数 | 観測のポイント |
|---|---|---|---|---|---|
| 2027 | 11/18 15時ごろ(推算) | △ | △ | 3〜5個/時 ↗ | 満月(14日)の数日後。明るい月が明け方まで残る |
| 2028 | 11/17 21時ごろ(推算) | ◎ | ○ | 未公表 | 16日が新月。極大は放射点が昇る前なので、18日の明け方が狙い目 |
| 2029 | 11/18 3時ごろ(推算) | △ | ○ | 未公表 | 極大が日本の明け方。月が3時半ごろ沈んだあとが勝負 |
| 2030 | 11/18 9時半ごろ(推算) | △ | △ | 未公表 | 下弦ごろの月が22時半ごろ昇り、明け方まで残る |
| 2031 | 11/18 16時ごろ(推算) | ◎ | ○ | 未公表 | 15日が新月。彗星が太陽に近づく年で、活動の高まりにも注目 |
◎○△は宇宙旅行.jpの編集評価(東京基準・天候を除く)で、国立天文台の公式判定ではありません。極大の目安は、IMOの太陽黄経235.27°に地球が来る時刻を宇宙旅行.jpが計算した値です。月の条件は、極大前後の夜(東京)の月の出入りと満ち欠けから判定しています。いずれも、昔の塵の帯による突発的な活動増加を予報するものではありません。その先の2033〜2034年は、大出現の可能性をめぐって研究者の予測が分かれています(上の解説)。12流星群の5年比較を見る ↗
国際流星機構(IMO)の値(太陽黄経235.27°)を日本時間に直すと11月18日9時ごろで、国立天文台も「18日9時頃」としています。日本では昼間にあたるため、観察のチャンスはその数時間前、17日(火)の夜〜18日(水)の明け方です。海外の解説には「16〜17日の夜」と書かれたものもありますが、米国の資料は独自の見積もりで日付を示していて、資料によって極大の見積もりに幅があります。日本で見る場合は、国立天文台の案内を基準にしてください。極大の日付の読み方を見る。
17日(火)の夜〜18日(水)の明け方です。放射点が昇るのは東京で23時ごろなので、それより前はほとんど流れません。放射点が高くなるほど多く見えるので、東京では放射点の高さが45°を超える2時45分ごろから、空が白み始める4時50分ごろまでが特に狙い目です。西の地域ほど時刻は遅くなり、福岡では3時25分ごろ〜5時25分ごろです。7都市の見やすい時間を見る。
国立天文台の2026年の案内では、天の川が見えるような暗い空で1時間に5個程度です。街なかではもっと少なく、宇宙旅行.jpの試算では、都心のような明るい所で約0.7個、ふつうの市街地で約1.5個(いちばん多い明け方の値)です。1時間見て0個のこともあります。数字の違いを詳しく見る。
特定の方角を見つめる必要はありません。流れ星は空のどこにでも現れます。街灯を避け、できるだけ空が広く見渡せる方向を眺めてください。放射点はしし座の頭にあたる「ししの大がま」の中にあり、東京では明け方4時ごろに東南東の高さ約60°、4時50分ごろに南東の高さ約69°にあります。2026年は木星と火星が放射点の近くに並ぶので、目印になります。方角と星図を見る。
いりません。流れ星は目だけで見ます。双眼鏡や望遠鏡を使うと見える範囲がとても狭くなり、いつどこに流れるかわからない流れ星は、かえって見つけにくくなります。
まず時刻を確かめてください。しし座流星群は放射点が昇る23時ごろ(東京)より前はほとんど流れず、0時ごろもまだ少なめです。明け方に向けて増えるので、2時ごろから空が白み始めるまでが勝負です。次に、外に出てから15分以上たったか、その間にスマホの明るい画面を見ていないかを確かめましょう。都心のような明るい所(1時間約0.7個)では、いちばん多い時間帯に1時間見ても、1個も見えない確率が5割ほどある計算です。見えないときのチェックと確率の表。
雨雲レーダーには雨を降らせない雲が映らないため、星が見えるかどうかの判断には向きません。tenki.jpの「星空指数」で今夜の見やすさを、SCWの雲量予報で明け方(2〜5時ごろ)に雲が減るかを確かめてください。17日の夜が曇りなら、数は少なめになりますが、16日の夜や18日の夜にもチャンスがあります。ほかの夜のチャンスを見る。
ほとんどありません。見頃の17日夜は、上弦の月が東京では23時10分ごろに沈み、放射点が高くなる18日未明には月明かりがありません。国立天文台も2026年のしし座流星群について「月の条件は良い」としています。
起きないと考えられています。2026年はふだんの年の活動で、暗い空で1時間に5個程度が目安です。しし座流星群は、母天体の彗星が太陽に近づく約33年ごとに大出現をくり返してきました(最近では1999年〜2002年。2001年には日本でも1時間に1000個以上)。次の彗星の回帰は2031年で、2033〜2034年の大出現を予測する研究がある一方、控えめな見方もあり、研究者の予測は分かれています。流星雨の歴史と2030年代の予測を見る。
明るい流れ星が消えたあと、その通り道に残る淡い光の筋のことです。たいていは数秒で消えますが、10秒以上、ときには数分も光り続けることがあります。しし座流星群は速い流星群で、流星痕を残す流れ星の割合が特に高いことで知られています。明るい流れ星が見えたら、通ったあとの空を見てみましょう。流星痕など、待ち時間の宇宙雑学を見る。
しし座流星群の粒は、地球が公転して進む向きの、ほぼ正面からやってきます。その方向(放射点)は真夜中前に東の地平線から昇り、夜明けにかけて高くなり続けるため、流れ星も明け方に向けて増えていきます。正面からぶつかるので速さも秒速約71kmと、主な流星群の中でいちばん速い部類です。時間ごとの目安を見る。
同じ計算方法で、主要な流星群の見え方も予測しています(日付の早い順)。
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