空を広く見よう
流れ星は、オリオン座の近くだけでなく、空の広い範囲に現れます。街灯などの明かりが目に入らない場所で、空全体をぼんやり見渡しましょう。
宇宙旅行.jp › 流星群カレンダー › オリオン座流星群 2026年
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はじめてでも大丈夫。流れ星に出会いやすくなる4つのコツです。
流れ星は、オリオン座の近くだけでなく、空の広い範囲に現れます。街灯などの明かりが目に入らない場所で、空全体をぼんやり見渡しましょう。
目が暗さに慣れるまで、15分ほどかかります。スマホの明るい画面を見ると、せっかく慣れた目が元に戻ってしまうので要注意。2〜3分で見えなくても、あきらめずにのんびり待ちましょう。
望遠鏡や双眼鏡を使うと、見える範囲がとても狭くなります。流れ星はいつ、どこに流れるか分からないので、道具は使わずに自分の目で空を広く見ましょう。
首が疲れないよう、背もたれを倒せるイスに座るか、レジャーシートを敷いて寝転ぶのがおすすめです。寝転ぶのは車の来ない安全な場所で。10月下旬の明け方は冷え込むので、上着やブランケットも忘れずに。
流星群がいちばん活発になる「極大」は、国際流星機構(IMO)の標準値を日本時間に直すと22日3時ごろ。ちょうど日本の未明にあたり、放射点(流れ星が飛び出してくるように見える空の一点)も高くなる好条件です。夜がふけるほど増え、いちばん多いのは3時台〜4時ごろです。4時半ごろから空が明るくなり始め、見える数は減っていきます。
下の表は東京の例です。「明るい都心」の列は、都心の空の明るさを仮定した宇宙旅行.jpの試算で、実測値や公式予報ではありません(数字の違いについて)。
| 時間帯 | 放射点の高さ | 明るい都心/時 | 暗い空/時 |
|---|---|---|---|
| 17〜20時台 | 地平線の下 | ほぼ0個 | ほぼ0個 |
| 21時台 | 3° | ほぼ0個 | 約0.1個 |
| 22時台 | 15° | 約0.1個 | 約0.5個 |
| 23時台 | 27° | 約0.1個 | 約1個 |
| 0時台 | 39° | 約0.4個 | 約3個 |
| 1時台 | 51° | 約0.8個 | 約6個 |
| 2時台 | 62° | 約0.9個 | 約7個 |
| 3時台 | 69° | 約1個 | 約8個 |
| 4時台 | 69° | 約0.6個 | 約5個 |
値は1時間平均の目安です。1時間に0.4個とは、平均して約2〜3時間に1個ほどの割合という意味です。
暗い空での独自の時刻別計算では、東京近郊でいちばん多いのは3時54分頃で、約8個/時です(国立天文台の公式予報とは計算条件が異なります)。
21日の夜が曇りでも、前後の夜にもチャンスがあります → ほかの夜のチャンス(東京)
同じオリオン座流星群でも、住んでいる場所によって月の入りと夜明けの時刻は違います。月の光に邪魔されにくく、空が十分に暗い時間を、北海道から沖縄まで比べました。
| 都市 | 月の入り(22日未明)月の入り | 空が白み始める時刻白み始め | 月の入り後の暗い時間暗い時間 |
|---|---|---|---|
| 札幌 | 01:08 | 04:21 | 3時間13分 |
| 仙台 | 01:18 | 04:24 | 3時間06分 |
| 新潟 | 01:24 | 04:31 | 3時間07分 |
| 東京 | 01:25 | 04:28 | 3時間03分 |
| 大阪 | 01:43 | 04:45 | 3時間02分 |
| 福岡 | 02:06 | 05:05 | 2時間59分 |
| 那覇 | 02:25 | 05:15 | 2時間50分 |
月の入り・空が白み始める時刻(天文薄明の始まり):アストロアーツ「2026年10月22日の天文現象カレンダー」 ↗(日本標準時)。「月の入り後の暗い時間」は上記2時刻の差を宇宙旅行.jpが計算したものです。雲や街明かり、地形による月の入りの見え方は反映していません。
注意:「暗い時間が長い=必ず多く見える」ではありません。放射点の高度も時間で変わり、流星群は前後数日間に活動します。晴れる夜を選ぶのが実用的です。各都市の参考個数は 全国60地点の比較へ。
結論:方角はどこでもOKです。 流れ星はオリオン座の近くだけでなく、空のどこにでも流れます。街灯や月の光が目に入らず、空が広く見える方向を眺めましょう。
流れ星は、オリオン座のそばにある「放射点」から四方へ飛び出すように見えます。放射点は夜がふけるにつれて、東の低い空から南の高い空へ昇っていきます(東京の場合)。
放射点の位置は東京での概算です。流れ星がこの位置だけに現れるという意味ではありません。放射点から45〜90度ほど(握りこぶし4〜9個分ほど)離れた空では、長く流れる流れ星が見られます。
2026年10月22日午前3時30分ごろ、東京から見るオリオン座流星群の放射点は南南東(方位角約159度)、高さ約69度です。ただし、この方角は「流星が現れる場所」ではなく「流星の進んだ道筋を逆向きに延ばすと集まる場所」を示しています。NASAは、放射点から45〜90度ほど離れた空では、比較的長い流星の光跡を楽しめると案内しています。
オリオン座流星群の放射点は、オリオン座の赤い星「ベテルギウス」の北東側付近にあります。NASAもベテルギウスの北側付近を放射点の目印として紹介しています。2026年10月22日午前3時30分に東京から南の空を見上げると、ベテルギウスの左上方向、約10.5度離れた場所が放射点の目安です。
放射点そのものが光る星として見えるわけではありません。流星群の小さな粒は、ほぼ平行な向きにそろって地球の大気に飛び込むため、遠近法によって流れ星が一つの点から広がるように見えます。
ベテルギウスは、オリオン座の狩人の肩にあたる位置で光る、赤みがかった明るい恒星です。 太陽よりはるかに大きく膨らんだ赤色超巨星(せきしょくちょうきょせい)で、時期によって明るさが変わります。オリオン座を見つける目印になるほか、シリウス・プロキオンとともに「冬の大三角」を作ります。
ベテルギウスが見つからなくても心配はいりません。流れ星の観察に、放射点の位置を知ることは必須ではありません。 上の星図で位置関係を確かめ、あとは月や街灯を避けて空全体を眺めてみましょう。
| 時刻(日本時間) | 方角 | 高さ |
|---|---|---|
| 午前0時 | 東(約94°) | 約33° |
| 午前1時 | 東南東(約104°) | 約45° |
| 午前2時 | 東南東(約118°) | 約57° |
| 午前3時 | 南東(約142°) | 約66° |
| 午前3時30分 | 南南東(約159°) | 約69° |
| 午前4時 | 南(約180°) | 約70° |
方角と高度は東京(北緯約35.7度・東経約139.8度)、放射点の赤経95度・赤緯+16度を用いた概算です。放射点は日によって少しずつ動き、方角も場所・時刻によって変化します。
出典: 国立天文台|2026年10月の星空・流星数予報 / 国立天文台|流星群の観察方法 / 国立天文台|オリオン座の三つ星 / NASA|オリオン座流星群と放射点 / NASA|ベテルギウス / IMO|2026年流星群カレンダー(放射点の座標) / アストロアーツ|2026年10月22日の月の入り時刻。放射点の方位角・高度・ベテルギウスとの角距離は、上記の天体データを用いた独自計算です。
見頃の夜でも、街なかで見える流れ星は1時間に1〜2個ほど(都心のような明るい所では約1個)です。なかなか見えないのは、めずらしいことではありません。次の順に確かめてみてください。
このページの「1時間あたりの目安」から、待っているあいだに少なくとも1個見られる確率を計算しました。
| 1時間の目安 | 15分 | 30分 | 1時間 | 2時間 |
|---|---|---|---|---|
| 約1個都心のような明るい所 | 22% | 39% | 63% | 86% |
| 約2個ふつうの市街地 | 39% | 63% | 86% | 98% |
| 約5個暗い空(控えめな目安) | 71% | 92% | 99% | ほぼ確実 |
都心のような明るい所では、1時間見ても1個も見えない人が3人に1人以上いる計算です。上のチェックができていれば、見えないのは運の問題です。30分のばすだけでも、出会える確率は上がります。
計算のしかた:流れ星が決まった間隔ではなく、ばらばらな(偶然の)間隔で流れると考えたときの確率です(ポアソン分布)。「1時間の目安」は、いちばん多い時間帯の値です。表の個数はオリオン座流星群の流れ星だけを数えたもので、どの流星群にも属さない流れ星(散在流星)もふだんから流れているため、実際にはもう少し出会いやすくなります(大阪市立科学館「流星群の基礎知識」 ↗)。
雲の切れ間ができたら、その方向の空を眺めましょう。流れ星は空のどこにでも流れるので、晴れている部分だけでも出会える可能性があります。
晴れそうにない夜や、出かける前に:オリオン座流星群の流れ星が放射点から広がる様子を、流星群3Dシミュレーターで見られます(流星の数を約100倍にした演出つき)。観測地で開くときは、画面右上の「夜間」で暗い赤だけの表示にしてください。明るい画面を見ると、暗さに慣れた目が元に戻ってしまいます。
オリオン座流星群は、放射点が高くなる3時台〜4時ごろに向けて増えていきます。1時台に見えなくても、あきらめるのはまだ早いです。空が白み始める時刻(東京4時半ごろ・大阪4時45分ごろ・福岡5時すぎ)までが勝負です。時間ごとの目安はこちら。
オリオン座流星群はピークがなだらかで、前後の夜も流れる数はあまり変わりません。ただし、月は毎晩およそ1時間ずつ沈むのが遅くなるため、極大後の夜ほど暗い時間は短くなります。曇った夜は、晴れそうな別の夜に回すのも手です。表の色つきの行(21日夜〜22日明け方)が見頃の中心です。
| 夜 | 月の入り | 月のない暗い時間 | メモ |
|---|---|---|---|
| 18日夜〜19日明け方 | 22時20分ごろ | 約6時間 | |
| 19日夜〜20日明け方 | 23時20分ごろ | 約5時間 | |
| 20日夜〜21日明け方 | 0時20分ごろ | 約4時間 | |
| 21日夜〜22日明け方 | 1時25分ごろ | 約3時間 | 見頃の中心(極大は22日ごろ) |
| 22日夜〜23日明け方 | 2時25分ごろ | 約2時間 | |
| 23日夜〜24日明け方 | 3時半ごろ | 約1時間 | |
| 24日夜〜25日明け方 | 4時35分ごろ | ほぼなし | 月が明け方まで残る |
出典:国立天文台「流星群の観察方法」 ↗(最低15分は観察する・目が慣れるまで待つ・肉眼で見る)/気象庁 気象衛星センター「雲画像の解析」 ↗(赤外画像で低い雲が見分けにくいこと)。確率の表と月の入りの表は宇宙旅行.jpの計算です。
流星がまだ現れない時間には、2026年10月の明るい惑星も観察できます。国立天文台による、東京の10月全体のおおまかな見え方です。
かに座からしし座にかけて見え、10月の明るさは約1等級。赤みがかった色が目印です。
しし座付近の明るい惑星。10月の明るさは約マイナス2等級で、見つけやすい天体です。
10月上旬がいちばんの見ごろで、一晩の長い時間観察できます。22日の未明には、西の空に低くなっています(宇宙旅行.jpの計算)。
観測のコツ:流星を見るときは望遠鏡を使わず広い空を眺めます。惑星を見つけたあとも、流星を探すときは肉眼で広く見渡しましょう。惑星の位置は日付・時間・地域によって変わります。
出典:国立天文台「東京の星空・カレンダー・惑星(2026年10月)」 ↗。空の正確な位置関係は同ページの星図またはプラネタリウムソフトで確認してください。
流れ星を待つ時間に楽しもう
流れ星がなかなか現れない時間も、今夜の星空には発見がいっぱい。隣の人に話したくなる7つの話を、NASAなどの一次情報に基づいて紹介します。
星を見つめる間は、スマートフォンの明るい画面を見続けるより、空に目を慣らすことが大切です。雑学は観測前や休憩中に読んで、夜空を見ながら話してみましょう。
「ハレー彗星は次に2061年に帰ってくる。でも、残した小さな粒は今夜も流れ星になるんだよ。」
オリオン座流星群を生むのは、ハレー彗星(1P/Halley)が軌道に残した塵です。彗星本体が地球の近くにいなくても、地球がその塵の流れを横切ると流星が現れます。最後の接近は1986年、次の回帰は2061年の予定です。
「きれいに3つ並んでいるけど、真ん中の星はずっと奥のほうにあるんだって。」
三つ星の地球からの距離は、アルニタク約800光年、アルニラム約1300光年、ミンタカ約900光年。地球からは一直線に見えても、実際には奥行きがあります。
出典:NASA「Discovering the Universe Through the Constellation Orion」 ↗
「オリオン座の明るい星、赤っぽいのと青白いのがあるの、わかる?」
ベテルギウスは赤色超巨星、リゲルは青色超巨星です。色の違いには表面温度が関係し、リゲルの表面のほうが高温です。星を探せたら、肉眼で色を比べてみましょう。
出典:NASA「Discovering the Universe Through the Constellation Orion」 ↗
「三つ星の1つ、ミンタカ。あれは1個に見えるけど、5つの星があるんだよ。」
三つ星の端にあるミンタカ(オリオン座δ星)は、合計5つの恒星からなる複雑な多重星系。遠くから見ると一つの明るい星のように見えます。
出典:NASA「More Than Meets the Eye: Delta Orionis in Orion’s Belt」 ↗
「三つ星の下のぼんやりした光、見えるかな? あそこは星が生まれている場所なんだよ。」
オリオン大星雲(M42)は、ガスや塵の中で新しい星が生まれている領域です。空が十分暗ければ、三つ星の下にある「小三つ星」付近に、ぼんやりした光として肉眼でも見つけられることがあります。
「大きな岩が飛んでいるわけじゃない。砂粒くらいのものでも流れ星になるんだよ。」
流星群を生む塵の多くは、砂粒からエンドウ豆ほどの大きさです。地球の大気に高速で入り、周囲の気体も光ることで、夜空に一瞬の光の筋が現れます。
「約1000年前にも、今夜の流れ星のもとになった彗星を見た人たちがいるんだって。」
1066年のハレー彗星は、イングランドの歴史を描いた「バイユーのタペストリー」にも登場します。当時の人が見た彗星と、今夜の流星の母天体は同じハレー彗星です。
ここからは、出かける場所や地域をくらべたい人へお住まいの地域の見え方、全国60地点の目安、空の暗い観測地を紹介します。
お住まいの地域を選ぶと、主要都市の見え方を一覧で比べられます。
下の52都市の数字は、街の明るさを仮定して計算した宇宙旅行.jp独自の参考値(1時間あたり)です。最後の表「暗い空で知られる場所」8地点とは条件が異なります。
明るい都心は約1個/時、一般的な市街地は約2個/時として計算しています。各都市の街明かりを測った値ではないので、実際には0個のこともあります。
| 場所 | 街なかの個数(試算) | 観測時間の参考 |
|---|---|---|
| 札幌 | 約1個/時 | 4時台(参考) |
| 旭川 | 約2個/時 | 3時台(参考) |
| 函館 | 約2個/時 | 4時台(参考) |
| 青森 | 約2個/時 | 4時台(参考) |
| 盛岡 | 約2個/時 | 3時台(参考) |
| 仙台 | 約1個/時 | 3時台(参考) |
| 秋田 | 約2個/時 | 3時台(参考) |
| 山形 | 約2個/時 | 3時台(参考) |
| 福島 | 約2個/時 | 3時台(参考) |
| 場所 | 街なかの個数(試算) | 観測時間の参考 |
|---|---|---|
| 水戸 | 約2個/時 | 3時台(参考) |
| 宇都宮 | 約2個/時 | 3時台(参考) |
| 前橋 | 約2個/時 | 3時台(参考) |
| さいたま | 約1個/時 | 3時台(参考) |
| 千葉 | 約1個/時 | 3時台(参考) |
| 東京 | 約1個/時 | 3時台(参考) |
| 八王子 | 約2個/時 | 3時台(参考) |
| 横浜 | 約1個/時 | 3時台(参考) |
| 場所 | 街なかの個数(試算) | 観測時間の参考 |
|---|---|---|
| 新潟 | 約2個/時 | 3時台(参考) |
| 富山 | 約2個/時 | 4時台(参考) |
| 金沢 | 約2個/時 | 4時台(参考) |
| 福井 | 約2個/時 | 4時台(参考) |
| 甲府 | 約2個/時 | 3時台(参考) |
| 長野 | 約2個/時 | 4時台(参考) |
| 松本 | 約2個/時 | 4時台(参考) |
| 岐阜 | 約2個/時 | 4時台(参考) |
| 静岡 | 約2個/時 | 3時台(参考) |
| 浜松 | 約2個/時 | 4時台(参考) |
| 名古屋 | 約1個/時 | 4時台(参考) |
| 場所 | 街なかの個数(試算) | 観測時間の参考 |
|---|---|---|
| 津 | 約2個/時 | 4時台(参考) |
| 大津 | 約2個/時 | 4時台(参考) |
| 京都 | 約1個/時 | 4時台(参考) |
| 大阪 | 約1個/時 | 4時台(参考) |
| 神戸 | 約1個/時 | 4時台(参考) |
| 奈良 | 約2個/時 | 4時台(参考) |
| 和歌山 | 約2個/時 | 4時台(参考) |
| 場所 | 街なかの個数(試算) | 観測時間の参考 |
|---|---|---|
| 鳥取 | 約2個/時 | 4時台(参考) |
| 松江 | 約2個/時 | 4時台(参考) |
| 岡山 | 約2個/時 | 4時台(参考) |
| 広島 | 約1個/時 | 4時台(参考) |
| 山口 | 約2個/時 | 4時台(参考) |
| 徳島 | 約2個/時 | 4時台(参考) |
| 高松 | 約2個/時 | 4時台(参考) |
| 松山 | 約2個/時 | 4時台(参考) |
| 高知 | 約2個/時 | 4時台(参考) |
| 場所 | 街なかの個数(試算) | 観測時間の参考 |
|---|---|---|
| 福岡 | 約1個/時 | 4時台(参考) |
| 佐賀 | 約2個/時 | 4時台(参考) |
| 長崎 | 約2個/時 | 4時台(参考) |
| 熊本 | 約2個/時 | 4時台(参考) |
| 大分 | 約2個/時 | 4時台(参考) |
| 宮崎 | 約2個/時 | 4時台(参考) |
| 鹿児島 | 約2個/時 | 4時台(参考) |
| 那覇 | 約1個/時 | 4時台(参考) |
国際流星機構(IMO)のオリオン座流星群の標準値(ZHR約20、光度比 r=2.5)を用い、放射点が高い時間帯に晴天・遮るものの少ない空を観察すると仮定しました。街の空の明るさは、明るい都心を肉眼限界約3.3等、一般市街地を約4.1等として、目視できる流星の割合を計算しています。都市別に実測した暗さではありません。IMOの標準データを見る ↗
数字は2026年10月21日夜〜22日未明の好条件な時間の参考値です。地域・観測場所・時刻・空の透明度によって大きく変わります。たとえば「約1個/時」でも、実際に1時間見て0個のことはあります。
| 場所 | ピーク時の目安/時 | いちばん多い時間帯 |
|---|---|---|
| 阿智村(長野) | 約8個 | 04:02頃 |
| 野辺山(長野) | 約8個 | 03:59頃 |
| 乗鞍高原(長野) | 約8個 | 04:02頃 |
| 美星町(岡山) | 約8個 | 04:19頃 |
| 南六呂師(福井) | 約8個 | 04:06頃 |
| 神津島(東京都) | 約8個 | 03:57頃 |
| 西表島(沖縄) | 約8個 | 05:03頃 |
| 波照間島(沖縄) | 約8個 | 05:03頃 |
流れ星の多くは淡いため、空の暗さしだいで見える数は10倍近く変わります。下は東京から近い順の観測地で、それぞれの場所の緯度・経度・空の暗さで計算し直したピーク時の目安です。
| 観測地 | ピーク時の目安 |
|---|---|
| 東京 都心・大都市の中心部 | 約1個/時(都心モデル) |
| 堂平天文台(星と緑の創造センター) 埼玉県/東京駅から直線 約63km/田舎・農村部/夜間は要予約 | 約5個/時 |
| 野辺山高原 長野県/東京駅から直線 約120km/山間部・星空の名所 | 約8個/時 |
| 神津島 東京都/東京駅から直線 約170km(船・飛行機)/国際ダークスカイ協会認定の星空保護区 | 約8個/時 |
距離は直線距離です(実際の道のりはこれより長くなります)。空の暗さは公表資料と立地からの推定で、実測値ではありません。
流星群カウンターでは、あなたの観測地に合わせて見え方を確かめ、観測中は見えた数をタップで記録できます(オフラインでも動きます)。空の明るさや年によっては、個数の目安ではなく、見やすい時間帯の案内になります。
流星群カウンターで自分の場所を確かめる流星群カレンダーオリオン座流星群を3Dで見る
ここからは、もっと知りたい人へ基本データと数字の読み方、過去30年の記録、今後5年の見通しをまとめています。
観測ガイドで混同されやすい「観測した個数」「理想条件のZHR」「宇宙旅行.jpの都市モデル」を分けて整理しました。研究者が使う値と、今夜あなたが見られる個数は同じではありません。
| 正式名称・符号 | Orionids(008 ORI)/オリオン座流星群 |
|---|---|
| 活動期間 | 10月2日〜11月7日(IMOの2026年カレンダーによる通常の活動期間) |
| 2026年の極大 | 10月22日ごろ、日本では午前3時ごろが目安(IMOの標準値・太陽黄経208°を日本時間に直した値)。ピークはなだらかで、前後数日にも観測機会があります。 |
| 放射点(極大付近) | 赤経 95°(6時間20分)/赤緯 +16°。オリオン座のベテルギウスより北側の付近。日付とともに少し移動します。 |
| 母天体 | ハレー彗星 1P/Halley |
| 対地速度 | 66km/秒(秒速。流星が地球に対して接近する速さの目安) |
| ZHR(標準活動規模) | 20(IMO 2026年カレンダーの基準値・国立天文台「主な流星群」)。ZHRは実際に肉眼で見える個数ではありません。 |
| 光度比 r | 2.5(流星の明るさ別の個数比を表す、研究・モデル計算で使う値) |
出典:国際流星機構・2026 Meteor Shower Calendar(Orionids 008 ORI) ↗ / 国立天文台・確定流星群和名一覧 ↗ / 国立天文台・2026年10月の星空 ↗ / NASA・Orionids ↗
オリオン座流星群のもとになる塵は、有名なハレー彗星が残していったものです。5月のみずがめ座η流星群も同じ彗星の粒子から生まれます。秒速66kmと高速で、明るい流星には流星痕(流れた後に残る光の筋)が見られることがあります。
NASAには「暗い空で10〜20個/時」という一般的な説明もあります。しかしこれは国立天文台の日本向け2026年の観測予報とは前提が異なります。ZHRや海外向けの目安をそのまま日本の市街地の予想個数として使わないことが重要です。
参考:国立天文台・主な流星群とZHRの定義 ↗ / 国立天文台・2026年の観測個数 ↗ / NASA・ZHRと実際の観測個数の違い ↗。
毎年の活動は同じではありません。オリオン座流星群では2006〜2009年に目立つ増加がありました。ここでは確認できた年の記録だけを紹介します。
| 年 | 数値 | 数値の意味 | 資料 |
|---|---|---|---|
| 2006 | 100個超/時 | 日本国内の眼視観測報告。国立天文台は予想以上の出現と記録 | 国立天文台 ↗ |
| 2007 | 50〜70個/時 | 理想的な夜空に補正した活動規模(実際の目視実数ではない) | 国立天文台 ↗ |
| 2008 | 30〜40個/時 | 理想的な夜空に補正した活動規模(実際の目視実数ではない) | 国立天文台 ↗ |
| 2009 | 40〜50個/時 | 事前予報。観測された実数ではない | 国立天文台 ↗ |
| 2009 | 約50個/時 | レーダー観測。京都大学MUレーダーのビーム内で、放射点の南中ごろに検出された数(眼視のZHRとは別の指標) | MNRAS論文 ↗ |
ご注意:2006年の眼視報告数、2007〜2008年の補正値、2009年の予報、ZHRは測定条件と意味が異なります。この数値を同じ単位として順位づけ・倍率計算することはできません。未掲載の年は「流星が見られなかった年」ではなく、今回の表で値を確認していない年です。
2006年:予想より多かった。 国立天文台によると、それまで通常1時間10〜20個程度だった流星群で、日本から100個を超える出現が報告されました。後の解析で約3,000年前にハレー彗星が放出した粒子帯との遭遇が原因と考えられています。国立天文台の解説 ↗
2009年:予報40〜50に対し、レーダー観測では約50個/時。 数字は近いものの、事前予報(眼視の補正値)とレーダーの検出数は測り方がまったく違うため、「的中」とは判定しません。当時の予報 ↗ / 観測結果の論文 ↗
月明かりが少なくても、極大が日本の昼間では見える数が減ります。公式予報の個数と日本での観測条件を分けて比べましょう。
個数は、天の川が見えるような暗い空で一般の人が観察したときの、1時間あたりの最大数の目安です。東京の市街地で見える数ではなく、ZHRとも異なります。
| 年 | 極大の目安(日本時間) | 月 | 総合 | 公式予報の個数 | 観測のポイント |
|---|---|---|---|---|---|
| 2027 | 10/22 10時頃 | △ | △ | 3〜5個/時 ↗ | 月が明るく、通常極大も昼間 |
| 2028 | 10/21 16時頃(推算) | ◎ | ○ | 未公表 | 月は暗いが、極大は夕方 |
| 2029 | 10/21 22時頃(推算) | △ | △ | 未公表 | 極大は夜間だが、満月近い明るい月 |
| 2030 | 10/22 4時頃(推算) | ○ | ○ | 未公表 | 極大は未明。月の影響を受ける時間あり |
| 2031 | 10/22 10時頃(推算) | ◎ | ○ | 未公表 | 月明かりは少ないが、極大は日本の昼間 |
◎○△は宇宙旅行.jpの編集評価(東京基準・天候を除く)で、国立天文台の公式判定ではありません。2027〜2030年の通常極大時刻はIPRMOの計算表を参照。2031年はIMOの標準値(太陽黄経208°)から宇宙旅行.jpが推算した時刻です。いずれも突発的な活動増加の予報ではありません。IPRMOの極大時刻と観測条件 ↗ / 12流星群の5年比較を見る ↗
国立天文台の2026年の予報では、天の川が見えるような暗い空で1時間に5〜10個程度です。街なかでは1時間に1〜2個ほど(都心のような明るい所は約1個、ふつうの市街地は約2個。宇宙旅行.jpの試算)で、0個のこともあります。
見頃の中心は10月21日(水)の夜から22日(木)の明け方です。東京では月が沈む1時25分ごろから、空が白み始める4時半ごろまでが狙い目。極大前後の数日間も、深夜から明け方に楽しめます。国立天文台は2026年10月22日ごろ極大と案内しています。国際流星機構(IMO)の標準値を日本時間に直すと極大は22日3時ごろで、日本の未明にあたります。
特定の方角を見つめる必要はありません。流れ星は空のどこにでも現れます。街灯を避け、できるだけ空が広く見渡せる方向を眺めてください。
いりません。流れ星は目だけで見ます。双眼鏡や望遠鏡を使うと見える範囲がとても狭くなり、いつどこに流れるかわからない流れ星は、かえって見つけにくくなります。
まず、外に出てから15分以上たったか、その間にスマホの明るい画面を見ていないかを確かめてください。目が暗さに慣れるまで15分ほどかかります。街なかでは1時間に1〜2個ほどなので、1時間見ても1個も見えないことは珍しくありません。目安が1時間1個の場所でも、1時間なら約6割、2時間なら9割近くの確率で、少なくとも1個は見られる計算です。見えないときのチェックと確率の表。
雨雲レーダーには雨を降らせない雲が映らないため、星が見えるかどうかの判断には向きません。tenki.jpの「星空指数」で今夜の見やすさを、SCWの雲量予報で何時ごろ雲が減るかを確かめてください。オリオン座流星群は前後の夜も流れる数があまり変わらないので、晴れそうな別の夜を選ぶのも手です。天気の確かめ方を詳しく見る。
空が白み始めるまでです。東京は4時半ごろ、大阪は4時45分ごろ、福岡は5時すぎが目安です。オリオン座流星群は3時台〜4時ごろに向けて増えていくので、1時台に見えなくても、明け方まで粘る価値があります。
月が沈むまでは影響があります。19日に半月をむかえ、日ごとに太っていく明るい月が、深夜まで空に残るためです。ただし未明に月が沈んだ後は条件が良くなります。東京では、見頃の中心となる21日夜は月が22日1時25分ごろに沈み、4時半ごろに空が白み始めるまでが狙い目です。極大前の夜ほど月が早く沈み、極大後の夜ほど遅くなります。国立天文台も2026年について、見頃の未明に月が沈んだ後は条件が良いと案内しています。
数値の前提が違うためです。IMOのZHR 20は理想条件に補正した活動規模で、国立天文台の2026年案内は日本の暗い空で一般の人が見るときの5〜10個/時です。東京の都心モデル約1個/時は当サイト独自の仮定計算です。数値の違いと出典を詳しく見る。
2026年10月22日未明の月の入りは、札幌1時08分、仙台1時18分、新潟1時24分、東京1時25分、大阪1時43分、福岡2時06分、那覇2時25分が目安です。観測場所の見通しで変化するため、全国7都市の月の入り・夜明けの一覧で確かめてください。
同じ計算方法で、主要な流星群の見え方も予測しています(日付の早い順)。
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