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こと座流星群2027
見える場所と方角・何時が見頃?

極大: 2027年4月23日(金)11時ごろ(日本では昼間)/見頃: 22日夜〜23日未明/月明かりの影響大(21日が満月)/最終更新: 2026年10月9日

2027年ガイド見頃は2027年4月22日(木)の夜〜23日(金)の明け方。満月の直後で、月明かりが強い年です。
2027年のこと座流星群
約1.8個/1時間(暗い空の場合・いちばん多く見える午前3時40分ごろ)

東京など都市部では約0.9個/時(1時間に1個見えるかどうか)。見頃は4月22日(木)の夜〜23日(金)の明け方です。2027年は21日が満月で、明るい月が一晩中空にあるため、暗い流星はほとんど見えません。天の川が見えるような暗い空なら1時間に5個程度(国立天文台)とされる流星群です。
方角は気にしなくて大丈夫。月を視界に入れず、空がいちばん広く開けた方向を眺めてください。

何時ごろがいちばん多い?(東京の例・22日夜〜23日明け方)

国立天文台によると、2027年の極大は23日11時ごろ(国際流星機構〔IMO〕が示す極大の太陽黄経32.32°を日本時間に直すと10時40分ごろ)。日本では昼間にあたるため、その数時間前の23日未明が観察のチャンスです。こと座流星群の放射点は、東京では20時ごろに北東の空から昇り、明け方には頭の真上近く(高さ85°以上)まで上がります。夜が更けるほど多く見え、夜明け前の午前3時40分ごろがいちばん多い時間帯です。

時間帯放射点の高度月の高さ都心の目安/時暗い空の目安/時
17〜19時台地平線の下—ほぼ0個ほぼ0個
20時台5°5°約0.1個約0.2個
21時台15°14°約0.2個約0.5個
22時台26°22°約0.4個約0.7個
23時台38°27°約0.5個約0.9個
0時台50°30°約0.6個約1.1個
1時台62°30°約0.8個約1.3個
2時台74°26°約0.9個約1.6個
3時台86°20°約0.9個約1.8個
4時台81°12°約0.6個約1.0個
5時台69°3°約0.1個約0.1個

数は1時間ごとの平均で、放射点と月の高さは各時間の30分の値です。月明かりがなければ、東京の都心で約1.2個、野辺山のような暗い空なら約7個の計算です(国立天文台の目安は暗い空で5個程度)。2027年は満月の約2日後の月(約96%が光って見える月)が一晩中出ていて、暗い空ほど影響を大きく受けます。4時台に数が減るのは、空が明るくなり始める(薄明)ためです。雲がかかれば0個です。当日の雲は tenki.jp「星空指数」で確認してください。

どの方角を見ればいい?

特定の方角を見つめる必要はありません。流れ星は空のどこにでも現れます。放射点はこと座の1等星ベガの近くにあり、東京では20時ごろに北東の空から昇って、明け方には頭の真上近くまで上がります。2027年は南の空に明るい月があるので、月を背にして北や東の空を眺めるか、建物や木の陰で月を隠すと、暗い流星まで見つけやすくなります。放射点の位置は下の星図、観察のコツはその下のイラストで紹介しています。

2027年4月23日0時ごろ東京から見た東北東の空:こと座と放射点東北東の空の高さ40°あたりに、こと座の1等星ベガ。その右上に放射点。下にデネブとアルタイルがあり、ベガと結ぶと夏の大三角。上にはヘルクレス座。恒星の位置を東京での地平座標に変換し、ステレオ投影で描いた簡易星図。東京から見た東北東の空2027年4月23日 0:00ごろベガこと座デネブアルタイルはくちょう座ヘルクレス座夏の大三角放射点北東東北東東東南東2027年4月23日0時ごろ東京から見た東北東の空:こと座と放射点東北東の空の高さ40°あたりに、こと座の1等星ベガ。その右上に放射点。下にデネブとアルタイルがあり、ベガと結ぶと夏の大三角。上にはヘルクレス座。恒星の位置を東京での地平座標に変換し、ステレオ投影で描いた簡易星図。東京|4月23日 0:00ごろベガこと座デネブアルタイルヘルクレス座夏の大三角放射点東北東東
4月23日0時ごろ、東京から東北東を向いた空。星の位置は計算で求め、星座の形がゆがみにくい図法(ステレオ投影)で描いています。放射点は、こと座の1等星ベガの右上、握りこぶし1つ分弱(約8°)離れたあたりにあります(星座でいうとヘルクレス座の端、こと座との境界付近)。目印は、0時ごろには東の空に昇っている「夏の大三角」(ベガ・デネブ・アルタイル)です。このあと放射点はぐんぐん昇り、3時半ごろには頭の真上近く(高さ約85°)に来ます。2027年は、この図の右側の外、南の空に明るい月(満月の2日後)があります。月を視界に入れず、北や東の空を広く眺めましょう。

流れ星を見つけるコツ

はじめてでも大丈夫。流れ星に出会いやすくなる4つのコツを、イラストで紹介します。

TIP 01 / 04

空を広く見よう

流れ星は、こと座の近くだけでなく、空の広い範囲に現れます。街灯などの明かりが目に入らない場所で、空全体をぼんやり見渡しましょう。

TIP 02 / 04

15分以上、じっくり待とう

目が暗さに慣れるまで、15分ほどかかります。スマホの明るい画面を見ると、せっかく慣れた目が元に戻ってしまうので要注意。2027年は月明かりが強く、暗い空でも1時間に2個ほど。明るい流星を気長に待ちましょう。

TIP 03 / 04

望遠鏡より、肉眼で!

望遠鏡や双眼鏡を使うと、見える範囲がとても狭くなります。流れ星はいつ、どこに流れるか分からないので、道具は使わずに自分の目で空を広く見ましょう。

TIP 04 / 04

楽な姿勢で、あたたかく

首が疲れないよう、背もたれを倒せるイスに座るか、レジャーシートを敷いて寝転ぶのがおすすめです。寝転ぶのは車の来ない安全な場所で。4月でも明け方は冷え込みます。厚手の上着やブランケットで、しっかり防寒しましょう。

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スマホでは左右にスワイプして見られます

東京から行ける、空の暗い観測地

流れ星の多くは淡いため、ふだんの年なら空の暗さしだいで見える数は6倍ほど変わります。ただし2027年は明るい月が一晩中出ているため、空の暗い場所でも月明かりで空が明るくなり、東京の都心との差は2倍ほどにとどまります。下は東京から近い順の観測地で、それぞれの場所の緯度・経度・空の暗さと月明かりで計算し直したピーク時の目安です。

観測地ピーク時の目安
東京
都心・大都市の中心部
約0.9個/時
堂平天文台「星と緑の創造センター」
埼玉県/東京駅から直線 約63km/田舎・農村部/夜間は要予約
約1.8個/時
東京の約2倍
野辺山高原
長野県/東京駅から直線 約120km/山間部・星空の名所
約1.8個/時
東京の約2倍
神津島
東京都/東京駅から直線 約170km(船・飛行機)/国際ダークスカイ協会(現・DarkSky International)認定の星空保護区
約1.8個/時
東京の約2倍

距離は直線距離です(実際の道のりはこれより長くなります)。空の暗さは公表資料と立地からの推定で、実測値ではありません。遠くまで出かけるなら、新月の3日前で月明かりの影響が小さい2028年のこと座流星群(極大は4月22日ごろ)がおすすめです。

2700年以上前から記録が残る流星群

こと座流星群(正式には「4月こと座流星群」)は、記録に残る中で最も古い流星群の一つで、中国の記録は紀元前687年にさかのぼります。母天体は1861年に見つかったサッチャー彗星(C/1861 G1)で、およそ415年かけて太陽を回る長周期彗星です。ふだんの年の数は控えめですが、1803年・1922年・1945年・1982年には突然数が増え、1945年には日本で1時間に約90個が観測されたという記録があります(日本気象協会)。地球に飛び込む速さは秒速49km。明るいものは、流れたあとに淡い光の筋(流星痕)を残すことがあります。

次の突発出現は? 約60年ごとに活発になるという見方があり、次は2042年ごろとされます(EarthSky)。1922年と1982年はちょうど60年違いますが、1945年の出現はこの周期に当てはまらず、確かな予報ではありません。2027年に数が急に増えるという予報は見当たりません。

全国60地点の予測一覧

国立天文台発表の「1時間に5個程度」は天の川が見えるような暗い空での目安で、月明かりの影響は含まれていないと考えられます。2027年は月明かりが強いため、下の一覧は月明かりも含めて計算した、各地点の標準的な空でのピーク時間帯の1時間あたりの目安です。月明かりの影響で、街なかと空の暗い場所の差がふだんの年より小さくなっています。

※ 数値は各地点の市街地の明るさを数段階に分けた目安です。同じ条件区分の地点は同じ値になることがあります。1個未満は「1時間見て1個見えるかどうか」の目安です。「いちばん多い時間帯」の分単位は計算上の目安です。

北海道・東北

場所ピーク時の目安/時いちばん多い時間帯
札幌約0.9個03:12頃
旭川約1.2個03:02頃
函館約1.2個03:16頃
青森約1.2個03:19頃
盛岡約1.2個03:20頃
仙台約0.9個03:27頃
秋田約1.2個03:24頃
山形約1.2個03:28頃
福島約1.2個03:29頃

関東

場所ピーク時の目安/時いちばん多い時間帯
水戸約1.2個03:32頃
宇都宮約1.2個03:34頃
前橋約1.2個03:38頃
さいたま約0.9個03:38頃
千葉約0.9個03:37頃
東京約0.9個03:38頃
八王子約1.2個03:39頃
横浜約0.9個03:39頃

中部

場所ピーク時の目安/時いちばん多い時間帯
新潟約1.2個03:34頃
富山約1.2個03:44頃
金沢約1.2個03:47頃
福井約1.2個03:50頃
甲府約1.2個03:42頃
長野約1.2個03:41頃
松本約1.2個03:42頃
岐阜約1.2個03:49頃
静岡約1.2個03:44頃
浜松約1.2個03:47頃
名古屋約0.9個03:51頃

近畿

場所ピーク時の目安/時いちばん多い時間帯
津約1.2個03:52頃
大津約1.2個03:54頃
京都約0.9個03:56頃
大阪約0.9個03:58頃
神戸約0.9個03:59頃
奈良約1.2個03:55頃
和歌山約1.2個03:59頃

中国・四国

場所ピーク時の目安/時いちばん多い時間帯
鳥取約1.2個03:59頃
松江約1.2個04:04頃
岡山約1.2個04:03頃
広島約1.0個04:10頃
山口約1.2個04:13頃
徳島約1.2個04:01頃
高松約1.2個04:03頃
松山約1.2個04:09頃
高知約1.2個04:07頃

九州・沖縄

場所ピーク時の目安/時いちばん多い時間帯
福岡約1.0個04:20頃
佐賀約1.2個04:20頃
長崎約1.2個04:23頃
熊本約1.2個04:20頃
大分約1.2個04:15頃
宮崎約1.2個04:19頃
鹿児島約1.2個04:23頃
那覇約0.9個04:46頃

暗い空で知られる場所

場所ピーク時の目安/時いちばん多い時間帯
阿智村(長野)約1.8個03:44頃
野辺山(長野)約1.8個03:39頃
乗鞍高原(長野)約1.8個03:42頃
美星町(岡山)約1.8個04:02頃
南六呂師(福井)約1.8個03:47頃
神津島(東京都)約1.8個03:41頃
西表島(沖縄)約1.7個05:04頃
波照間島(沖縄)約1.7個05:04頃

自分の場所で確かめて、見えた数を記録する

流星群カウンターでは、あなたの観測地に合わせて見え方を確かめ、観測中は見えた数をタップで記録できます(オフラインでも動きます)。空の明るさや年によっては、個数の目安ではなく、見やすい時間帯の案内になります。

流星群カウンターで自分の場所を確かめる流星群カレンダー

よくある質問

こと座流星群2027は1時間に何個見えますか?

天の川が見えるような暗い空なら1時間に5個程度が目安とされる流星群です(国立天文台)。2027年は満月直後の明るい月が一晩中出ているため、空の暗い場所でも約1.8個、東京など市街地では1時間あたり約0.9個(1時間に1個見えるかどうか)の見込みです。

いつ見るのがいちばん良いですか?

見頃は4月22日(木)の夜〜23日(金)の明け方です。放射点が高く昇る午前1時〜4時ごろが観察の中心で、東京では夜明け前の午前3時40分ごろがいちばん多く見えます。極大は23日11時ごろで日本では昼間ですが、その数時間前の未明が観察のチャンスです。

どの方角を見ればよいですか?

特定の方角を見つめる必要はありません。流れ星は空のどこにでも現れます。放射点はこと座の1等星ベガの近くにあり、東京では20時ごろ北東の空に昇って、明け方には頭の真上近くまで上がります。2027年は南の空に明るい月があるので、月を背にして北や東の空を広く眺めるのがおすすめです。

2027年は月明かりの影響がありますか?

あります。4月21日が満月で、見頃の22日夜は東京では19時55分ごろに月が昇り、明け方まで沈みません。国立天文台も2027年のこと座流星群について「月が明るく条件は悪い」としています。月明かりで暗い流星が見えにくくなり、空の暗い場所では月明かりがない場合の4分の1ほど、都心でも4分の3ほどに減ります。

ほかの流星群の予測

同じ計算方法で、主要な流星群の見え方も予測しています(こと座流星群のあとに見られる順)。

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