空を広く見よう
流れ星は、こと座の近くだけでなく、空の広い範囲に現れます。街灯などの明かりが目に入らない場所で、空全体をぼんやり見渡しましょう。
宇宙旅行.jp › 流星群カレンダー › こと座流星群 2027
東京など都市部では約0.9個/時(1時間に1個見えるかどうか)。見頃は4月22日(木)の夜〜23日(金)の明け方です。2027年は21日が満月で、明るい月が一晩中空にあるため、暗い流星はほとんど見えません。天の川が見えるような暗い空なら1時間に5個程度(国立天文台)とされる流星群です。
方角は気にしなくて大丈夫。月を視界に入れず、空がいちばん広く開けた方向を眺めてください。
国立天文台によると、2027年の極大は23日11時ごろ(国際流星機構〔IMO〕が示す極大の太陽黄経32.32°を日本時間に直すと10時40分ごろ)。日本では昼間にあたるため、その数時間前の23日未明が観察のチャンスです。こと座流星群の放射点は、東京では20時ごろに北東の空から昇り、明け方には頭の真上近く(高さ85°以上)まで上がります。夜が更けるほど多く見え、夜明け前の午前3時40分ごろがいちばん多い時間帯です。
| 時間帯 | 放射点の高度 | 月の高さ | 都心の目安/時 | 暗い空の目安/時 |
|---|---|---|---|---|
| 17〜19時台 | 地平線の下 | — | ほぼ0個 | ほぼ0個 |
| 20時台 | 5° | 5° | 約0.1個 | 約0.2個 |
| 21時台 | 15° | 14° | 約0.2個 | 約0.5個 |
| 22時台 | 26° | 22° | 約0.4個 | 約0.7個 |
| 23時台 | 38° | 27° | 約0.5個 | 約0.9個 |
| 0時台 | 50° | 30° | 約0.6個 | 約1.1個 |
| 1時台 | 62° | 30° | 約0.8個 | 約1.3個 |
| 2時台 | 74° | 26° | 約0.9個 | 約1.6個 |
| 3時台 | 86° | 20° | 約0.9個 | 約1.8個 |
| 4時台 | 81° | 12° | 約0.6個 | 約1.0個 |
| 5時台 | 69° | 3° | 約0.1個 | 約0.1個 |
数は1時間ごとの平均で、放射点と月の高さは各時間の30分の値です。月明かりがなければ、東京の都心で約1.2個、野辺山のような暗い空なら約7個の計算です(国立天文台の目安は暗い空で5個程度)。2027年は満月の約2日後の月(約96%が光って見える月)が一晩中出ていて、暗い空ほど影響を大きく受けます。4時台に数が減るのは、空が明るくなり始める(薄明)ためです。雲がかかれば0個です。当日の雲は tenki.jp「星空指数」で確認してください。
特定の方角を見つめる必要はありません。流れ星は空のどこにでも現れます。放射点はこと座の1等星ベガの近くにあり、東京では20時ごろに北東の空から昇って、明け方には頭の真上近くまで上がります。2027年は南の空に明るい月があるので、月を背にして北や東の空を眺めるか、建物や木の陰で月を隠すと、暗い流星まで見つけやすくなります。放射点の位置は下の星図、観察のコツはその下のイラストで紹介しています。
はじめてでも大丈夫。流れ星に出会いやすくなる4つのコツを、イラストで紹介します。
流れ星は、こと座の近くだけでなく、空の広い範囲に現れます。街灯などの明かりが目に入らない場所で、空全体をぼんやり見渡しましょう。
目が暗さに慣れるまで、15分ほどかかります。スマホの明るい画面を見ると、せっかく慣れた目が元に戻ってしまうので要注意。2027年は月明かりが強く、暗い空でも1時間に2個ほど。明るい流星を気長に待ちましょう。
望遠鏡や双眼鏡を使うと、見える範囲がとても狭くなります。流れ星はいつ、どこに流れるか分からないので、道具は使わずに自分の目で空を広く見ましょう。
首が疲れないよう、背もたれを倒せるイスに座るか、レジャーシートを敷いて寝転ぶのがおすすめです。寝転ぶのは車の来ない安全な場所で。4月でも明け方は冷え込みます。厚手の上着やブランケットで、しっかり防寒しましょう。
流れ星の多くは淡いため、ふだんの年なら空の暗さしだいで見える数は6倍ほど変わります。ただし2027年は明るい月が一晩中出ているため、空の暗い場所でも月明かりで空が明るくなり、東京の都心との差は2倍ほどにとどまります。下は東京から近い順の観測地で、それぞれの場所の緯度・経度・空の暗さと月明かりで計算し直したピーク時の目安です。
| 観測地 | ピーク時の目安 |
|---|---|
| 東京 都心・大都市の中心部 | 約0.9個/時 |
| 堂平天文台「星と緑の創造センター」 埼玉県/東京駅から直線 約63km/田舎・農村部/夜間は要予約 | 約1.8個/時 東京の約2倍 |
| 野辺山高原 長野県/東京駅から直線 約120km/山間部・星空の名所 | 約1.8個/時 東京の約2倍 |
| 神津島 東京都/東京駅から直線 約170km(船・飛行機)/国際ダークスカイ協会(現・DarkSky International)認定の星空保護区 | 約1.8個/時 東京の約2倍 |
距離は直線距離です(実際の道のりはこれより長くなります)。空の暗さは公表資料と立地からの推定で、実測値ではありません。遠くまで出かけるなら、新月の3日前で月明かりの影響が小さい2028年のこと座流星群(極大は4月22日ごろ)がおすすめです。
こと座流星群(正式には「4月こと座流星群」)は、記録に残る中で最も古い流星群の一つで、中国の記録は紀元前687年にさかのぼります。母天体は1861年に見つかったサッチャー彗星(C/1861 G1)で、およそ415年かけて太陽を回る長周期彗星です。ふだんの年の数は控えめですが、1803年・1922年・1945年・1982年には突然数が増え、1945年には日本で1時間に約90個が観測されたという記録があります(日本気象協会)。地球に飛び込む速さは秒速49km。明るいものは、流れたあとに淡い光の筋(流星痕)を残すことがあります。
次の突発出現は? 約60年ごとに活発になるという見方があり、次は2042年ごろとされます(EarthSky)。1922年と1982年はちょうど60年違いますが、1945年の出現はこの周期に当てはまらず、確かな予報ではありません。2027年に数が急に増えるという予報は見当たりません。
お住まいの地域を選ぶと、主要都市の見え方を一覧で比べられます。
国立天文台発表の「1時間に5個程度」は天の川が見えるような暗い空での目安で、月明かりの影響は含まれていないと考えられます。2027年は月明かりが強いため、下の一覧は月明かりも含めて計算した、各地点の標準的な空でのピーク時間帯の1時間あたりの目安です。月明かりの影響で、街なかと空の暗い場所の差がふだんの年より小さくなっています。
※ 数値は各地点の市街地の明るさを数段階に分けた目安です。同じ条件区分の地点は同じ値になることがあります。1個未満は「1時間見て1個見えるかどうか」の目安です。「いちばん多い時間帯」の分単位は計算上の目安です。
| 場所 | ピーク時の目安/時 | いちばん多い時間帯 |
|---|---|---|
| 札幌 | 約0.9個 | 03:12頃 |
| 旭川 | 約1.2個 | 03:02頃 |
| 函館 | 約1.2個 | 03:16頃 |
| 青森 | 約1.2個 | 03:19頃 |
| 盛岡 | 約1.2個 | 03:20頃 |
| 仙台 | 約0.9個 | 03:27頃 |
| 秋田 | 約1.2個 | 03:24頃 |
| 山形 | 約1.2個 | 03:28頃 |
| 福島 | 約1.2個 | 03:29頃 |
| 場所 | ピーク時の目安/時 | いちばん多い時間帯 |
|---|---|---|
| 水戸 | 約1.2個 | 03:32頃 |
| 宇都宮 | 約1.2個 | 03:34頃 |
| 前橋 | 約1.2個 | 03:38頃 |
| さいたま | 約0.9個 | 03:38頃 |
| 千葉 | 約0.9個 | 03:37頃 |
| 東京 | 約0.9個 | 03:38頃 |
| 八王子 | 約1.2個 | 03:39頃 |
| 横浜 | 約0.9個 | 03:39頃 |
| 場所 | ピーク時の目安/時 | いちばん多い時間帯 |
|---|---|---|
| 新潟 | 約1.2個 | 03:34頃 |
| 富山 | 約1.2個 | 03:44頃 |
| 金沢 | 約1.2個 | 03:47頃 |
| 福井 | 約1.2個 | 03:50頃 |
| 甲府 | 約1.2個 | 03:42頃 |
| 長野 | 約1.2個 | 03:41頃 |
| 松本 | 約1.2個 | 03:42頃 |
| 岐阜 | 約1.2個 | 03:49頃 |
| 静岡 | 約1.2個 | 03:44頃 |
| 浜松 | 約1.2個 | 03:47頃 |
| 名古屋 | 約0.9個 | 03:51頃 |
| 場所 | ピーク時の目安/時 | いちばん多い時間帯 |
|---|---|---|
| 津 | 約1.2個 | 03:52頃 |
| 大津 | 約1.2個 | 03:54頃 |
| 京都 | 約0.9個 | 03:56頃 |
| 大阪 | 約0.9個 | 03:58頃 |
| 神戸 | 約0.9個 | 03:59頃 |
| 奈良 | 約1.2個 | 03:55頃 |
| 和歌山 | 約1.2個 | 03:59頃 |
| 場所 | ピーク時の目安/時 | いちばん多い時間帯 |
|---|---|---|
| 鳥取 | 約1.2個 | 03:59頃 |
| 松江 | 約1.2個 | 04:04頃 |
| 岡山 | 約1.2個 | 04:03頃 |
| 広島 | 約1.0個 | 04:10頃 |
| 山口 | 約1.2個 | 04:13頃 |
| 徳島 | 約1.2個 | 04:01頃 |
| 高松 | 約1.2個 | 04:03頃 |
| 松山 | 約1.2個 | 04:09頃 |
| 高知 | 約1.2個 | 04:07頃 |
| 場所 | ピーク時の目安/時 | いちばん多い時間帯 |
|---|---|---|
| 福岡 | 約1.0個 | 04:20頃 |
| 佐賀 | 約1.2個 | 04:20頃 |
| 長崎 | 約1.2個 | 04:23頃 |
| 熊本 | 約1.2個 | 04:20頃 |
| 大分 | 約1.2個 | 04:15頃 |
| 宮崎 | 約1.2個 | 04:19頃 |
| 鹿児島 | 約1.2個 | 04:23頃 |
| 那覇 | 約0.9個 | 04:46頃 |
| 場所 | ピーク時の目安/時 | いちばん多い時間帯 |
|---|---|---|
| 阿智村(長野) | 約1.8個 | 03:44頃 |
| 野辺山(長野) | 約1.8個 | 03:39頃 |
| 乗鞍高原(長野) | 約1.8個 | 03:42頃 |
| 美星町(岡山) | 約1.8個 | 04:02頃 |
| 南六呂師(福井) | 約1.8個 | 03:47頃 |
| 神津島(東京都) | 約1.8個 | 03:41頃 |
| 西表島(沖縄) | 約1.7個 | 05:04頃 |
| 波照間島(沖縄) | 約1.7個 | 05:04頃 |
流星群カウンターでは、あなたの観測地に合わせて見え方を確かめ、観測中は見えた数をタップで記録できます(オフラインでも動きます)。空の明るさや年によっては、個数の目安ではなく、見やすい時間帯の案内になります。
天の川が見えるような暗い空なら1時間に5個程度が目安とされる流星群です(国立天文台)。2027年は満月直後の明るい月が一晩中出ているため、空の暗い場所でも約1.8個、東京など市街地では1時間あたり約0.9個(1時間に1個見えるかどうか)の見込みです。
見頃は4月22日(木)の夜〜23日(金)の明け方です。放射点が高く昇る午前1時〜4時ごろが観察の中心で、東京では夜明け前の午前3時40分ごろがいちばん多く見えます。極大は23日11時ごろで日本では昼間ですが、その数時間前の未明が観察のチャンスです。
特定の方角を見つめる必要はありません。流れ星は空のどこにでも現れます。放射点はこと座の1等星ベガの近くにあり、東京では20時ごろ北東の空に昇って、明け方には頭の真上近くまで上がります。2027年は南の空に明るい月があるので、月を背にして北や東の空を広く眺めるのがおすすめです。
あります。4月21日が満月で、見頃の22日夜は東京では19時55分ごろに月が昇り、明け方まで沈みません。国立天文台も2027年のこと座流星群について「月が明るく条件は悪い」としています。月明かりで暗い流星が見えにくくなり、空の暗い場所では月明かりがない場合の4分の1ほど、都心でも4分の3ほどに減ります。
同じ計算方法で、主要な流星群の見え方も予測しています(こと座流星群のあとに見られる順)。