空を広く見よう
流れ星は、みずがめ座の近くだけでなく、空の広い範囲に現れます。街灯などの明かりが目に入らない場所で、空全体をぼんやり見渡しましょう。
宇宙旅行.jp › 流星群カレンダー › みずがめ座η流星群 2027
東京など大都市の中心部では約1.0個/時(1時間に1個見えるかどうか)。見頃は5月6日(木)の夜〜7日(金)の明け方を中心とした数日間で、6日が新月のため月明かりはありません。ただし放射点が昇るのは午前1時すぎで、夜明け前の1〜2時間が勝負です。南の地域ほど放射点が高くなり、多く見えます。
方角はどこでも構いませんが、放射点が低いので、東の空が開けた場所を選ぶと有利です。
国立天文台によると、2027年の極大は7日0時ごろ(国際流星機構〔IMO〕が示す極大の太陽黄経45.5°を日本時間に直しても0時10分ごろ)。ただし、みずがめ座η流星群の放射点が東京の東の空に昇るのは1時20分ごろで、極大の時刻には放射点がまだ地平線の下です。極大はなだらかで数日間続くので、極大直後の7日未明がいちばんのチャンスになります。放射点が高くなるのと同時に空も明るくなり始めるため(東京では天文薄明の始まりが3時5分ごろ、日の出が4時45分ごろ)、午前2時半〜4時ごろが観察の中心です。
ほかの予報では極大を6日18時ごろとするものもあります(Star Walk など)。いずれにしても、日本で見やすいのは6〜8日の未明です。
| 時間帯 | 放射点の高度 | 都心の目安/時 | 暗い空の目安/時 |
|---|---|---|---|
| 17〜0時台 | 地平線の下 | ほぼ0個 | ほぼ0個 |
| 1時台 | 2° | 約0.1個 | 約1.0個 |
| 2時台 | 14° | 約0.6個 | 約5個 |
| 3時台 | 26° | 約1.0個 | 約4個 |
| 4時台 | 37° | 約0.5個 | 約0.7個 |
| 5時台 | 日の出後 | ほぼ0個 | ほぼ0個 |
数は1時間ごとの平均なので、いちばん多い瞬間の目安(暗い空で約6個)より少なめになります。放射点の高さは各時台の30分(例:2時30分)時点の値です。空の暗い場所ほど、空が明るくなり始める影響を早く受けるため、暗い空では2時台、都心では3時台の平均がいちばん多くなります。雲がかかれば0個です。当日の雲は tenki.jp「星空指数」で確認してください。
特定の方角を見つめる必要はありません。流れ星は空のどこにでも現れます。ただ、放射点はみずがめ座にあり、東京ではいちばん多く見える3時40分ごろでも東の空の高さ約27°です。東の空が低いところまで開けた場所を選ぶと、地平線のあたりから長く尾を引いて昇ってくる流星にも出会えます。放射点の位置は下の星図、観察のコツはその下のイラストで紹介しています。
はじめてでも大丈夫。流れ星に出会いやすくなる4つのコツを、イラストで紹介します。
流れ星は、みずがめ座の近くだけでなく、空の広い範囲に現れます。街灯などの明かりが目に入らない場所で、空全体をぼんやり見渡しましょう。
目が暗さに慣れるまで、15分ほどかかります。スマホの明るい画面を見ると、せっかく慣れた目が元に戻ってしまうので要注意。日本では放射点が低く、暗い空でも1時間に5〜6個ほど。夜明け前の短い時間なので、早めに準備しておきましょう。
望遠鏡や双眼鏡を使うと、見える範囲がとても狭くなります。流れ星はいつ、どこに流れるか分からないので、道具は使わずに自分の目で空を広く見ましょう。
首が疲れないよう、背もたれを倒せるイスに座るか、レジャーシートを敷いて寝転ぶのがおすすめです。寝転ぶのは車の来ない安全な場所で。5月でも明け方は冷え込みます。上着やブランケットを用意しておきましょう。
みずがめ座η流星群の放射点は天の赤道のすぐ近くにあり、南の地域ほど高く昇ります。さらに北の地域ほど夜明けが早いため、空が暗いうちに観察できる時間が短くなります。大都市の中心部どうしで比べると、札幌は1時間に約0.8個、福岡は約1.1個、那覇は約1.3個。中規模の市街地どうしでは、旭川の約1.1個に対し鹿児島は約1.8個と、南ほど多くなります(地点ごとの数は下の一覧)。
流れ星の多くは淡いため、空の暗さしだいで見える数は5倍以上変わります。2027年は月明かりがないので、暗い場所へ出かける価値が大きい年です。下は東京から近い順の観測地で、それぞれの場所の緯度・経度・空の暗さで計算し直したピーク時の目安です。
| 観測地 | ピーク時の目安 |
|---|---|
| 東京 都心・大都市の中心部 | 約1.0個/時 |
| 堂平天文台「星と緑の創造センター」 埼玉県/東京駅から直線 約63km/田舎・農村部/夜間は要予約 | 約4個/時 東京の約4倍 |
| 野辺山高原 長野県/東京駅から直線 約120km/山間部・星空の名所 | 約6個/時 東京の約6倍 |
| 神津島 東京都/東京駅から直線 約170km(船・飛行機)/国際ダークスカイ協会(現・DarkSky International)認定の星空保護区 | 約6個/時 東京の約6倍 |
距離は直線距離です(実際の道のりはこれより長くなります)。空の暗さは公表資料と立地からの推定で、実測値ではありません。山間部は東の空が山でさえぎられることがあるので、東の見晴らしの良い場所を選びましょう。
みずがめ座η流星群の母天体は、約76年ごとに太陽に近づくハレー彗星(1P/Halley)です。10月のオリオン座流星群も同じハレー彗星から生まれた流星群で、地球はハレー彗星の通り道の近くを年に2回通過しています。地球に飛び込む速さは秒速66kmと速く、明るいものは流れたあとに淡い光の筋(流星痕)を残すことがあります。理想的な条件での1時間あたりの数(ZHR)は50前後。放射点が高く昇る南半球では実際に見える数も多く、1年のうちでも特に見応えのある流星群の一つです。
大出現の予測は? 木星の重力の影響で、みずがめ座η流星群は年によって数が増えることがあります。流星群の軌道計算による研究(Egalほか、2020年)は、2023年と2024年、次は2045年と2046年に活発になると予測しています。2027年に特別な増加の予報は見当たりません。
お住まいの地域を選ぶと、主要都市の見え方を一覧で比べられます。
国立天文台発表の「1時間に5〜10個程度」は天の川が見えるような暗い空での目安です。実際に見える数は観測地の空の明るさと、放射点の高さ(南ほど有利)で大きく変わります。下の一覧は、各地点の標準的な空を想定したピーク時間帯の1時間あたりの目安です。
※ 数値は各地点の市街地の明るさを数段階に分けた目安です。同じ条件区分の地点は同じ値になることがあります。1個未満は「1時間見て1個見えるかどうか」の目安です。「いちばん多い時間帯」の分単位は計算上の目安です。
| 場所 | ピーク時の目安/時 | いちばん多い時間帯 |
|---|---|---|
| 札幌 | 約0.8個 | 03:15頃 |
| 旭川 | 約1.1個 | 02:59頃 |
| 函館 | 約1.3個 | 03:11頃 |
| 青森 | 約1.3個 | 03:13頃 |
| 盛岡 | 約1.4個 | 03:15頃 |
| 仙台 | 約0.9個 | 03:28頃 |
| 秋田 | 約1.4個 | 03:19頃 |
| 山形 | 約1.5個 | 03:21頃 |
| 福島 | 約1.5個 | 03:22頃 |
| 場所 | ピーク時の目安/時 | いちばん多い時間帯 |
|---|---|---|
| 水戸 | 約1.6個 | 03:26頃 |
| 宇都宮 | 約1.6個 | 03:27頃 |
| 前橋 | 約1.6個 | 03:31頃 |
| さいたま | 約1.0個 | 03:39頃 |
| 千葉 | 約1.0個 | 03:37頃 |
| 東京 | 約1.0個 | 03:39頃 |
| 八王子 | 約1.6個 | 03:32頃 |
| 横浜 | 約1.0個 | 03:40頃 |
| 場所 | ピーク時の目安/時 | いちばん多い時間帯 |
|---|---|---|
| 新潟 | 約1.5個 | 03:28頃 |
| 富山 | 約1.5個 | 03:38頃 |
| 金沢 | 約1.6個 | 03:40頃 |
| 福井 | 約1.6個 | 03:43頃 |
| 甲府 | 約1.6個 | 03:35頃 |
| 長野 | 約1.5個 | 03:34頃 |
| 松本 | 約1.6個 | 03:36頃 |
| 岐阜 | 約1.6個 | 03:42頃 |
| 静岡 | 約1.6個 | 03:37頃 |
| 浜松 | 約1.7個 | 03:40頃 |
| 名古屋 | 約1.0個 | 03:51頃 |
| 場所 | ピーク時の目安/時 | いちばん多い時間帯 |
|---|---|---|
| 津 | 約1.7個 | 03:45頃 |
| 大津 | 約1.6個 | 03:47頃 |
| 京都 | 約1.0個 | 03:56頃 |
| 大阪 | 約1.0個 | 03:58頃 |
| 神戸 | 約1.0個 | 03:59頃 |
| 奈良 | 約1.7個 | 03:48頃 |
| 和歌山 | 約1.7個 | 03:51頃 |
| 場所 | ピーク時の目安/時 | いちばん多い時間帯 |
|---|---|---|
| 鳥取 | 約1.6個 | 03:52頃 |
| 松江 | 約1.6個 | 03:57頃 |
| 岡山 | 約1.7個 | 03:55頃 |
| 広島 | 約1.1個 | 04:11頃 |
| 山口 | 約1.7個 | 04:06頃 |
| 徳島 | 約1.7個 | 03:54頃 |
| 高松 | 約1.7個 | 03:56頃 |
| 松山 | 約1.7個 | 04:02頃 |
| 高知 | 約1.7個 | 03:59頃 |
| 場所 | ピーク時の目安/時 | いちばん多い時間帯 |
|---|---|---|
| 福岡 | 約1.1個 | 04:21頃 |
| 佐賀 | 約1.7個 | 04:13頃 |
| 長崎 | 約1.8個 | 04:16頃 |
| 熊本 | 約1.8個 | 04:12頃 |
| 大分 | 約1.7個 | 04:08頃 |
| 宮崎 | 約1.8個 | 04:11頃 |
| 鹿児島 | 約1.8個 | 04:16頃 |
| 那覇 | 約1.3個 | 04:45頃 |
| 場所 | ピーク時の目安/時 | いちばん多い時間帯 |
|---|---|---|
| 阿智村(長野) | 約6個 | 03:09頃 |
| 野辺山(長野) | 約6個 | 03:05頃 |
| 乗鞍高原(長野) | 約6個 | 03:08頃 |
| 美星町(岡山) | 約6個 | 03:28頃 |
| 南六呂師(福井) | 約6個 | 03:13頃 |
| 神津島(東京都) | 約6個 | 03:07頃 |
| 西表島(沖縄) | 約9個 | 04:30頃 |
| 波照間島(沖縄) | 約9個 | 04:31頃 |
流星群カウンターでは、あなたの観測地での放射点の高さや月明かり・薄明の条件から見やすい時間帯を確かめ、観測中は見えた数をタップで記録できます(オフラインでも動きます)。なお、2027年のみずがめ座η流星群は、カウンターでは個数の目安は表示されません(このページの数は、国立天文台の極大時刻とIMOの標準値をもとにした当サイトの計算です)。
国立天文台は2027年について、天の川が見えるような暗い空で1時間に5〜10個程度としています。当サイトの計算では、本州の空の暗い場所で約6個、東京など大都市の中心部では1時間あたり約1.0個(1時間に1個見えるかどうか)です。南の地域ほど有利で、西表島などでは約9個になります。
見頃は5月6日〜8日の未明で、中心は6日(木)の夜〜7日(金)の明け方です。放射点が昇る午前1時すぎから数が増え始め、東京では日の出の約1時間前、午前3時40分ごろがいちばん多く見えます。極大は7日0時ごろですが、ピークはなだらかなので、前後の未明も同じくらい楽しめます。
特定の方角を見つめる必要はありません。流れ星は空のどこにでも現れます。ただし放射点はみずがめ座にあり、東京ではいちばん多く見える3時40分ごろでも東の空の高さ約27°と低いので、東の空が低いところまで開けた場所を選ぶと有利です。
ありません。5月6日が新月で、見頃の未明に月明かりの影響はありません(7日の月の出は日の出のころ)。国立天文台も2027年のみずがめ座η流星群について「月明かりがなく絶好の条件」としています。
同じ計算方法で、主要な流星群の見え方も予測しています(みずがめ座η流星群のあとに見られる順)。