ハロ・スペース(HALO Space) — 宇宙気球「Aurora」の成層圏フライト
HALO Spaceの「Aurora」は、気球で高度約35kmの成層圏を目指す観覧型フライト構想です。飛行時間は約4〜6時間。公式計画では2026年後半にサウジアラビアで無人試験、2027年後半に有人試験を目標とし、商業運航は2029年開始を見込んでいます。いずれも確定した実施日ではありません。
試験の進捗:2022年の成層圏到達試験1回と2023年の降下・着陸試験4回が公式に成功例として掲載されています。2024年の試験06は打ち上げ前に中止。次の無人試験は2026年後半(サウジアラビア)、有人試験は2027年後半を目標としています。2026年10月14日の公開情報確認では、新たな試験飛行の完了発表を確認できませんでした(未実施と断定するものではありません)。 最終更新:| 出典:公式FAQ(2029年目標・価格・Waitlist)/ 公式サイト(試験計画・試験履歴)/ 公式ブログ(過去5回の内訳) ※ 公式計画であり、商業運航・有人試験の実施、安全認証の取得、予約開始を保証するものではありません。最終判断は公式情報でご確認ください。
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※ 上記は公表された客室デザインのCGです。商業便の完成機体や飛行実績を示す写真ではありません。出典:HALO Space公式Technology/Business Wire掲載画像。
概要
HALO Space「Aurora」は、ロケットではなく気球でゆっくり成層圏へ上がる“静穏・低G”志向の観覧型フライト。黒い空と地球の曲面を、座席に座ったままパノラマの窓越しに楽しめる快適性重視の体験が特徴です。
- 体験の型:出発 → ゆっくり上昇 → 成層圏での眺望 → パラフォイルで帰還という落ち着いた行程
- 快適性:与圧・常温の室内、リクライニング/回転式シート、機内サービス、特別訓練は原則不要
- 安全設計(計画):推進エンジンを使わない気球上昇、操舵パラシュートによる着陸、冗長化された安全系を開発中(商業運航の安全実績とは区別)
- 旅行設計:現地に到着後、天候に合わせたフライト・ウィンドウ内で最適日を選ぶ没入型の滞在プログラム
※ 高度約35kmは一般的な宇宙境界の目安である約100kmより低い成層圏です。宇宙軌道には到達せず、無重力も体験しません。詳しい高度・時間・定員などの数値は下の 「仕様・体験内容」を、最新の受付状況は 「予約・規約」をご確認ください。 出典:Technology(一次)
仕様・基本情報(商業飛行の計画値)
| 高度 | 計画最大高度35km(約115,000ft)。高度37kmへの到達実績は2022年の無人試験であり、有人商業飛行の実績ではありません。 出典:FAQ(一次) |
|---|---|
| 時間 | 総所要4–6時間。上昇速度20km/h(12mph)。降下は高度約8kmで切り離し→操舵パラシュートで約2時間。 出典:Technology(一次)/FAQ(一次) |
| 定員 | カプセル直径4.75m × 高さ3.5m(Technologyページ記載。FAQでは直径を約5mと丸めた説明)、乗客8名+パイロット1名、トイレ1基。窓は約1.4m×1.4m × 9枚(1枚あたり約1.9㎡、公式表記)。 出典:Technology(一次)/FAQ(一次) |
| 機体 | 公表設計値:全長140m/最大直径130m(高高度に膨張した状態)/気球重量1,600kgのゼロ圧気球(ヘリウムを使用する商業計画)。 出典:Technology(一次) |
| 発着 | 初期基地はサウジアラビア。将来はオーストラリア/スペイン/米国に展開予定。 出典:Technology(一次)/Ground Experience(一次) |
| 客室 | 与圧・室温18〜24℃の維持を計画。回転式シート(Frank Stephensonデザイン)、プライバシースクリーン、Wi-Fi、オンボードカメラ、食事提供を予定。長期訓練は原則不要ですが、飛行前のオリエンテーションがあります。 出典:FAQ(一次) |
| 特徴 | 現地7日間のフライトウィンドウ。到着後に最適日を選定。待機期間は文化・食・宿泊など没入型体験。 出典:Ground Experience(一次) |
| 試験実績 | 試験飛行の成功5回は目的が異なります。 ・2022年12月/インド(試験01):無人の実物大試作カプセルが気球で高度約37kmに到達し、降下・着陸まで検証。 ・2023年/米国カリフォルニア(試験02〜05):ヘリコプターで高度約2,600mまで運んで実施した降下・パラシュート・着陸系の4回の試験であり、4回とも成層圏到達したわけではありません。 ・2024年/サウジアラビア(試験06):打ち上げ直前にクレーンのロック不良が発生し中止(機体の損傷なし、原因への対処済みと公式説明)。 ・今後の計画:2026年後半にサウジアラビアで第2試作機による無人試験、2027年後半に有人試験を目標。いずれも確定した実施日ではありません。 2026年10月14日時点の公開情報調査では、試験06以降の新たな飛行完了発表は確認できませんでした。 出典: 公式サイト(テスト計画/Test Flight 06/有人試験の目標)/ 公式ブログ(試験0–5) |
体験内容(公表された計画・サービス案)
Included(予定される内容)
- 成層圏観覧フライト(総所要4–6時間:上昇→滞空→降下)出典:HALO Space – FAQ
- 与圧・常温の客室、回転式シート、大型窓からのパノラマ眺望出典:Technology
- インタラクティブ・ディスプレイ(星座や飛行情報の表示)出典:Technology
- 機内Wi-Fi、オンボードカメラ、軽食・ドリンク、トイレを装備出典:FAQ
- 特別な事前訓練は原則不要(体調等の条件は要確認)出典:FAQ
- 到着後7日間のフライト・ウィンドウ運用(天候に合わせて最適日を選定)+現地体験プログラム出典:Ground Experience
Not Included(別料金・要確認)
- 渡航費・ビザ・保険等の渡航関連費用(未公表/パッケージ次第)出典:公式未掲載
- 地上体験(宿泊・レストラン・エクスカーション等)はチケット価格に含まれない(別途手配/カスタム)。出典:FAQ/Ground Experience
- 写真・動画などの有償オプション有無(未公表)出典:公式未掲載
条件・備考
- 最大高度~35km、上昇速度~20km/h、降下は高度~8kmで切り離し→操舵パラフォイル出典:Technology/FAQ
- 初期発着地はサウジアラビアを計画、将来は豪州/スペイン/米国へ展開予定出典:Ground Experience
- 年齢・健康条件、手荷物制限などは最新のFAQで要確認出典:FAQ
- 天候・空域・許認可等により延期/中止の可能性あり(フライト・ウィンドウ内で再調整)出典:FAQ
価格・開始時期
公表予定価格(未販売)
公式FAQの表示は1席15万ユーロ(16万5,000米ドル)です。2026年10月14日時点では予約受付前で、契約できる価格・規約が確定したことを意味しません。
円換算例:1ユーロ=183円と仮定すると約2,745万円。これは計算用の仮定であり、現在の為替相場や決済時の日本円価格ではありません。税・渡航費等を含む総額も未確定です。
出典: FAQ(一次)
商業運航の見通し(公式)
現行の公式FAQとTechnologyページは2029年に商業運航を開始する目標を掲げています。ただし、確定した初便の日付や予約開始日は未公表です。2026年後半の無人試験と2027年後半の有人試験を経て、技術成熟・規制当局の承認・運航準備が満たされることが前提です。過去には2026年開始や2028年のサウジ運航を示す発表もありましたが、それらは現行の2029年目標とは区別します。
出典: 公式サイト(試験計画:2026/10/14確認)/ FAQ(一次)/ Technology(一次)/ 公式ブログ(一次)/ 公式LinkedIn(一次)
FAQ
今すぐ予約できますか?
2026年10月14日時点では正式な予約はできません。無料の待機リスト(Waitlist)のみ受付中で、登録時のデポジットは不要です。待機リストへの登録は予約成立を意味しません。出典:FAQ(一次)
いつ商業運航が始まりますか?
公式FAQは2029年開始を目標としています。ただし技術成熟・規制承認・運航準備が前提で、初便の確定日程は未公表です。過去の「2026年開始」「2028年サウジ運航」などの目標は現在のFAQとは分けて扱います。出典:公式FAQ(商業運航の目標年)/公式サイト(テスト計画)
所要時間は?
天候等により4–6時間(上昇→滞空→降下)。出典:FAQ(一次)
どこから飛びますか?
初期拠点はサウジアラビアを計画し、その後オーストラリア・スペイン・米国への展開を検討しています。確定した出発地・出発日はまだ公表されていません。出典:公式FAQ
子どもも搭乗できますか?健康条件は?
現行FAQの条件では18歳以上、健康状態が良好で、介助なしでカプセル内を移動できることが基本です。個別の健康適合性は医療質問票などで判断されます。実際の販売開始時には条件変更の可能性があります。出典:公式FAQ(搭乗資格)
無重力になれますか?宇宙まで行けますか?
いいえ。高度約35kmの成層圏へ上がる計画で、宇宙軌道や一般的に宇宙境界の目安とされる高度約100kmには到達しません。公式FAQも無重力にはならないと説明しています。出典:公式FAQ(到達高度・無重力)
予約・規約
予約の流れ
- 現時点は予約不可。無料のWaitlist登録で案内を受け取り、予約開始時に連絡。
- デポジット不要(予約開始前)。
出典: FAQ(一次)
現在の受付状況
現在は一般向けの予約は不可。無料のWaitlist(デポジット不要)で受付し、 予約開始時の案内を受け取る方式です(2026年10月14日時点で継続を確認)。Waitlist登録は航空券購入でも座席確保でもありません。
搭乗条件(公式FAQの現行方針)
搭乗希望者は18歳以上で、健康状態が良好かつ自力で客室内を移動できることが基本条件です。長期訓練は不要とされていますが、出発前のオリエンテーションがあります。正式販売開始時の約款・健康条件を改めて確認してください。 出典:公式FAQ(乗客条件・訓練)
日本向け窓口
日本の公式代理店は未公表。連絡・最新案内はHALO公式サイトの Waitlist または Contact(FAQ記載の連絡先)から行います。
次の一歩
※ HALO Spaceは2026年10月14日時点で無料のWaitlist登録のみ受付中(デポジット不要、予約・座席保証なし)。商業運航は2029年目標ですが、初便の日付・購入開始日は未発表です。
※ 次の確認事項は2026年後半のサウジでの無人試験の実施と、2027年後半の有人試験の進捗です。
※ 本ページの内容は一次情報に基づき更新していますが、正確性・最新性は保証できません。最終判断は必ず公式情報・該当企業にてご確認ください。詳細は 利用規約 をご覧ください。
ポータルへ
出典・クレジット
- HALO Space公式FAQ(2029年の商業運航目標・価格・予約・年齢条件・無重力の有無、2026/10/14確認)
- HALO Space – Technology(一次)
- HALO Space – Ground Experience(一次)
- Waitlist(一次)
- HALO Space公式サイト(2026年後半の無人試験予定・2027年後半の有人試験目標、2026/10/14確認)
- 公式ブログ:2022年インドの高度約37km試験・2023年カリフォルニアの着陸系4試験の内訳
- 公式LinkedIn:2025/11時点の旧目標(サウジでの2028年運航に言及。現行FAQの2029年目標とは区別)
- 公式Blog:starting at $165k(一次)
- Business Wire(画像・一次)
更新履歴
2026/10/14:商業運航2029年目標を確認、試験実績・搭乗条件・モバイル表示を更新
2026/07/12:公式の当時のテスト計画(無人2026年後半・有人2027年後半目標)を反映
- 公式サイトの現行計画(無人試験=2026年後半・サウジ・第2プロトタイプ/有人試験=2027年後半目標)を確認し、HERO・仕様表・価格開始時期・FAQに反映。
- 2026年7月時点でTF06以降の新たな試験飛行の実施報告なしである旨を明記。かつての「2026年商業開始」目標は事実上後退と整理。
- FAQに「いつ商業運航が始まりますか?」を追加。価格に円換算(€1=¥183:約2,750万円)を追記。
- 最終更新日を2026/07/12に更新。
2026/02/18:開始時期の表現を更新(公式内で目標年の表記が複数あるため)
- 当時の複数の発表年(2026/2028/2029)を併記して整理。現行の公式FAQが示す2029年目標は2026/10/14の更新で優先しました。
- 仕様表の「定員」に、窓のサイズと枚数(9枚)を追記(FAQ準拠)。
- 「地上体験」はチケット価格に含まれない旨を明記(FAQ準拠)。
- 「試験実績」に、Test Flight 06の中止理由と有人試験 late 2027 目標を追記(公式サイト準拠)。
根拠: HALO Space – FAQ(一次)/ Technology(一次)/ 公式サイト(テスト計画)(一次)/ 公式ブログ:試験0–5(一次)/ 公式LinkedIn(一次)
2025/10/03:価格・予約方針(Waitlist)をHALO公式情報に更新
- 価格を€150,000($165,000)表記に整理(FAQ準拠)。
- 「予約の流れ」をWaitlist登録(無料・デポジット不要)方式に整理。
- 仕様・体験の主要数値(高度/時間/定員など)を公式ページに合わせて反映。
根拠: HALO Space – FAQ(一次)/ Waitlist(一次)/ 公式ブログ:Waitlist方針(一次)
2025/09/30:初版公開
高度/行程/定員/発着地/体験内容/予約窓口/価格などの初期情報を反映。
