地上でできる宇宙体験|アメリカ・アラバマ州
大人のための宇宙キャンプ。週末の3日間で、宇宙飛行士の訓練生に。
アポロ計画の月ロケット「サターンV」を生んだ町、アラバマ州ハンツビル。そこにあるU.S.スペース&ロケットセンター(U.S. Space & Rocket Center)が開く、18歳以上向けの2泊3日の宇宙キャンプが「アダルト・スペース・アカデミー(Adult Space Academy)」です。全方向に回る訓練装置、モデルロケットの製作と打上げ、模擬の宇宙ミッションに、世界中から集まった仲間とチームで挑みます。
料金は1人799ドルから(2026年10月14日に公式サイトで確認)。金曜の午後に集まり、日曜の昼に修了式を迎えます。宿泊と期間中の食事が含まれ、進行は英語です。日本からの直行便はないため、米国内で乗り継いでハンツビルへ向かいます。
大人向けに作られたプログラムです。子ども連れの場合は家族向けの講座があります。
金曜14〜15時に受付、日曜11時に修了式(米国中部時間)。
2泊の宿泊と、金曜の夕食から日曜の朝食までの食事が含まれます。
ハンツビル国際空港(HSV)から約16km(10マイル)以内。
3日間の流れ
金曜の午後に集まり、日曜の昼に修了する
2回の夜をはさんだ、およそ45時間のミッションです。時刻は公式サイトに載っているものだけを示しています。土曜日の細かな時間割は回ごとに変わるため、予約後の案内で確認してください。
図は横にスクロールできます →
受付から、チームの一員に
14〜15時(米国中部時間)に受付。夕食から食事が始まり、敷地内の宿泊施設「ハビタット(Habitat)」で1泊目を過ごします。
訓練とミッションの1日
回転する訓練装置、ロケットづくり、チームでの課題、模擬の宇宙ミッションなど、下に紹介する訓練に取り組みます。
修了式、そしてロケットセンターへ
朝食のあと、11時に修了式。日曜の昼に終わるので、その後はロケットセンターの展示を自分のペースで見て回れます。
訓練とミッション
公式が挙げる5つの体験と、追加の水中訓練
ただの見学ではなく、宇宙飛行士の「訓練生」としてチームで課題に取り組みます。ここでは公式サイトの大人向けプログラムに載っている内容だけを紹介しています。
マルチアクシス・トレーナー
3つの輪が別々の向きに回る装置(Multi-Axis Trainer)に座り、宇宙船が制御を失って回転する状況を体で感じます。
モデルロケットを作って飛ばす
自分のモデルロケットを組み立て、チームの見守るなかで実際に打ち上げます。
低いロープコースでチームづくり
地面に近い高さのロープコース(Low Elements Ropes Course)で、声をかけ合い支え合う課題に挑みます。ミッションの成否を分ける信頼関係をここで作ります。
熱シールドを設計する
大気圏に再び入るときの熱から宇宙船を守る「熱シールド」を自分たちで設計し、工学の腕を試します。
模擬の宇宙ミッション
参加者がそれぞれの役割を受け持ち、宇宙ミッションをシミュレーションで再現します。チームで判断しながらミッションを進めます。
水中訓練(キャンプの前後に追加)
宇宙飛行士の訓練用プール「アンダーウォーター・アストロノート・トレーナー」での体験を、キャンプの前後に別料金で追加できます。DIVR+、SeaTrek、スキューバの3種類が案内されています。
以前このページで紹介していた「1/6重力チェア」は、2026年10月時点の公式サイトでは家族向けの講座の内容として案内されており、大人向けの一覧には載っていません。
基本情報と日程
料金・含まれるもの・開催日
公式サイトで2026年10月14日に確認した内容です。料金や日程は変わることがあるため、申し込む前に必ず公式の予約ページで確かめてください。
U.S.スペース&ロケットセンター(米国アラバマ州ハンツビル)
2泊3日。金曜14〜15時に受付、日曜11時に修了式(米国中部時間)
18歳以上の大人
1人799ドルから(公式サイトの表示)。宿泊の選び方や追加体験で総額は変わります
金曜・土曜の2泊(敷地内の宿泊施設「ハビタット」)と、金曜の夕食から日曜の朝食までの食事
近くのホテルを自分で予約して泊まる方法もあります(予約と宿泊費は自己負担。提携ホテルの割引あり)
水中訓練(DIVR+、SeaTrek、スキューバ)をキャンプの前後に別料金で
公式サイトの予約ページからオンラインで。定員に限りがあり、公式も早めの予約をすすめています
これから1年の開催日
2026年10月14日時点の公式カレンダー。ほぼ毎月1回、金曜〜日曜に開かれています。
12月は公式ページ内で表示が分かれており、12/4〜6の回も載っています。空き状況は予約ページで確認してください。
日本から参加する
乗り継いでハンツビルへ。金曜の受付に間に合わせる
日本からの直行便はありません。米国内の空港で乗り継ぎ、ハンツビル国際空港(HSV)へ向かいます。
日本との時差は14時間(米国の夏時間中)または15時間。長い移動と乗り継ぎを考えると、木曜までに現地に入る計画にすると受付に余裕を持てます。
説明もチームでの相談も英語で進みます。問い合わせは電話(1-800-637-7223、オプション1)またはメール(camps@spacecamp.com)で受け付けています。
予約後に使う参加者用ページ「ミッションコントロール」に、持ち物リストや交通、ルームメイトの希望の案内があります。10代向けの持ち物リストではタオルは持参、シーツ類は現地で有料レンタル(10ドル)とされていますが、大人向けの扱いは公式の案内で確かめてください。
ビザなしで米国に入国するにはESTAの承認が必要です。申請は米国政府の公式サイトから行い、似た名前の代行サイトに注意してください。
ほかの講座
もっと長く、家族で、空のほうへ
同じロケットセンターには、大人向け・家族向けの講座がほかにもあります。点の数は日数です。
アダルト・スペース・アカデミー
18歳以上・2泊3日(金〜日)・799ドルから。
- マルチアクシス・トレーナー
- モデルロケット、熱シールド
- 模擬の宇宙ミッション
アダルト・アドバンスト・スペース・アカデミー
大人向け・5泊6日(日〜金)・1,999ドルから。
- 長時間の模擬ミッション、ジェット機のシミュレーター
- 水中訓練用プールでのスキューバ(医師の承認が必要。持病によっては潜れません)
ファミリー・スペースキャンプ
7〜18歳の子どもと大人1人以上で参加。敷地内に泊まる場合799ドル、敷地外は699ドル。
- マルチアクシス・トレーナー、1/6重力チェア
- ISSなどへの模擬ミッション
アダルト・アビエーション・チャレンジ
大人向けの航空版。2027年4月と6月の日程が公開されています。料金は公式で確認してください。
- F-18のコックピットを再現したシミュレーター
- サバイバルの基礎、水上での活動
まとめ
ロケットに乗らなくても、宇宙飛行士の訓練は体験できる。
子どもの頃に思い描いた宇宙飛行士の姿を、週末の3日間で本気の訓練として体験する。世界中から集まった仲間とチームを組み、ミッションに挑み、成功を分かち合う時間は、旅行の思い出とは違う手ごたえを残してくれるはずです。
実際に宇宙へ行く旅はまだ限られた人のものですが、この訓練は18歳以上なら、宇宙や飛行の経験がなくても申し込めます。
出典・参考資料と更新履歴
- U.S.スペース&ロケットセンター|Adult Space Academy(期間・年齢・料金・内容・開催日)
- U.S.スペース&ロケットセンター|Adult Advanced Space Academy(6日間・1,999ドルから)
- U.S.スペース&ロケットセンター|Family Space Camp(7〜18歳と大人)
- U.S.スペース&ロケットセンター|Adult Aviation Challenge
- U.S.スペース&ロケットセンター|FAQ:最寄りの空港(HSV、10マイル以内)
- U.S.スペース&ロケットセンター|持ち物リスト2026(10代向けの講座)
- 米国国土安全保障省|ESTA公式申請サイト
- ページ全体を作り直し、挿絵と図解を追加。公式サイトの最新情報に合わせて、料金(899ドル→799ドルから)、空港からの距離(約5分→10マイル以内)、公式サイトのURL(rocketcenter.comへ移転)を修正。大人向けの公式一覧にない内容(1/6重力チェア、NASA関係者との朝食会など)を削除し、開催日、家族向け・航空版の講座、日本からの行き方を追加。
本ページは、公開情報を整理した独立系の情報ページです。プログラムの販売・仲介・手配は行っていません。料金、日程、内容、宿泊の条件は変わる可能性があります。申し込む前に、公式サイトで最新の条件、キャンセル・返金の規定、総費用を必ず確認してください。詳しくは利用規約をご覧ください。
