30秒でわかる答え
宇宙の年齢は約138億年ですが、光が進んでいる間にも空間が膨張するため、観測可能な宇宙の現在の半径は約460億光年と推定されます。その境界は壁ではなく、私たちに情報が届く範囲の限界です。
- 宇宙年齢
- 約138億年標準宇宙論での推定
- 現在の半径
- 約460億光年観測可能領域の概算
- 現在の直径
- 約920億光年宇宙全体の大きさではない
ILLUSTRATED JOURNEY
4つの絵でつかむ宇宙のしくみ
模式図をたどり、観測で分かることと仮説を区別してみよう。図の間隔や色は実際の縮尺ではありません。
光には時間がかかる
遠方からの光は長い時間をかけて届きます。
光が旅した時間と、今の距離は別の量。
宇宙は膨張する
光が移動するあいだに銀河間の尺度も変化します。
風船の表面はたとえで、風船の中や外は宇宙を表さない。
約460億光年の半径
標準宇宙モデルで計算すると、現在の粒子地平線の半径は約460億光年。
約138億年×光速では求められない。
境界の向こう
さらに遠方に宇宙が続く可能性はありますが、全体の大きさは確定していません。
「観測不能」から「何もない」は導けない。
TOUCH AND DISCOVER
光が届く範囲の広がりを見る
スライダーまたはボタンで状態を切り替え、説明と図の変化を比べよう。
初期宇宙
1 / 3模式図※ 模式図です。観測データを再現したグラフではありません
時間が短く遠方からの光がまだ届かない。
LEARN AT YOUR LEVEL
宇宙のふしぎを、もう少し。
入門から少し専門的な話題まで。4つの段階で、知っておきたいポイントを短く紹介します。
宇宙のはては壁?
観測できる限界は、宇宙に存在する壁ではありません。
- 地球を中心に見える範囲は定まる。
- 別の場所の観測者には別の範囲が見える。
年齢と距離は違う
138億年は宇宙の年齢、約460億光年は見える範囲の現在の半径。
- 光が飛ぶあいだに空間の尺度が伸びる。
- 遠い天体を見るほど過去の姿を見ている。
過去の位置と現在の距離
「光を出したときの距離」と「現在の固有距離」は一般に異なります。
- 約920億光年は現在の直径。
- CMBは、観測できる範囲の最も遠い側を調べる手がかりになる。
専門粒子地平線の定義
標準的なFLRWモデルでは、現在の粒子地平線の共動距離を積分で表せます。
χph(t₀) = c ∫₀^t₀ dt / a(t)
- χph(t₀)=c∫₀^t₀ dt/a(t)。
- 初期物理と宇宙論パラメータによって推定値が変わる。
1 QUESTION CHECK
図のあとに、1問だけ
138億年と460億光年が両立する理由は?
答えを1つ選んでください。
COMMON QUESTIONS
よくある誤解
920億光年のところに壁がある?
宇宙は無限なの?
科学的な前提と出典
操作図の半径は、標準宇宙モデルによる現在の値(約460億光年)を基準に、途中を概念的に補ったものです。過去の粒子地平線を正確に計算した値ではありません。図の色は、説明のために誇張しています。
資料確認日:2026-10-16
