最終更新:(JST)
NASA Eyes · Mars communications
火星のロボットは、どうやって地球へ報告する?
NASA EyesのMars Relay Networkを、このページ内で大きく操作できます。 PerseveranceやCuriosityから周回機へ、さらに地球のアンテナへ。火星探査を支える「惑星間ネットワーク」を3Dで追跡します。
これはライブ映像ではありません。NASAの運用データを使い、過去の通信を再構成し、今後数週間の予定を可視化する3Dツールです。予定と実際のデータ量が異なる場合もあります。
Interactive command view
火星通信網を、ページ内で広く操作
ボタンを押すまでNASAの3Dアプリを読み込まないため、通常のページ表示は軽いままです。起動後は火星地表、ローバー、周回機、通信セッションを1つの大画面で確認できます。
NASA Mars Relay Networkを起動
火星のローバーと周回機が接続する時間を選び、通信経路とデータ量を観察します。NASA側の3Dアプリを、この枠内に読み込みます。
画面が黒いまま、またはエラー表示になる場合: ブラウザの追跡防止やネットワーク側の制限で、ページ内表示(iframe)がブロックされていることがあります。 その場合はNASA公式を別画面で開いてください ↗
30-second start
30秒で「通信している瞬間」へ
アプリ内の細かい英語表記をすべて読む必要はありません。まずは次の3手順だけで、火星通信の仕組みが見えてきます。
ローバーを選ぶ
PerseveranceまたはCuriosityを選択し、地表から見上げる視点にします。
通信セッションへ移動
タイムラインや一覧から上空通過を選び、周回機が近づく時間へ進みます。
線とデータ量を見る
ローバーから周回機へ伸びる通信表示と、予測・実績のデータ量を確認します。
周回機が見つからないとき:2026年6月の更新で、通信時に上空のどこを飛んでいるか示すインジケーターが追加されました。画面の案内をたどると見つけやすくなっています。
How the network works
データは3段階で地球へ届く
ローバーは省電力の近距離通信で周回機へ送り、周回機の大きな無線設備が地球へ届けます。この分業が、火星探査で持ち帰れる科学データの量を飛躍的に増やしています。
1|地表ローバー
写真、分析結果、機体状態を近くの周回機へ送ります。
2|火星周回機
上空通過中にデータを受信し、保存または同時中継します。
3|地球のアンテナ
DSNなどの大型地上局が受信し、科学チームへ渡します。
地球を見られない時間
火星の自転により、ローバーから地球が見えない時間が1日のおよそ半分あります。周回機はその制約を補います。
近距離なら高速
ローバーから近くの周回機へは、最大約2Mbps(毎秒200万ビット)で通信できます。地球への直接送信より効率的です。
火星写真を支える網
NASAによると、2004年以降に火星の地表から送られてきた画像は、すべてMRNを経由しています。
Current relay constellation
現在のMRNは4機の周回機
NASAとESAの国際協力で運用されています。MAVENは2026年6月3日にミッション終了が発表され、現在のNASA公式ページでは次の4機がMRNとして案内されています。
Mars Reconnaissance Orbiter
ローバーとの通信中でも地球へアンテナを向けられるため、データが地球へ届くまでの時間を短縮できる重要な中継機です。
Mars Odyssey
2001年から火星を周回。科学観測とともに、ローバーのデータ中継を長期間支えています。
ExoMars Trace Gas Orbiter
ESAの周回機。NASA公式が公開する中継実績では、現在のMRNで1日あたりの平均中継データ量が最も多くなっています。
Mars Express
ESAの周回機。主科学ミッションを続けながら、必要時にバックアップの中継支援を行います。
アプリ内に過去のMAVEN通信が表示される可能性があります。過去の再構成と、現在の運用メンバーを区別して見てください。
Observation missions
5つの火星通信ミッション
ただ眺めるのではなく、見つける対象を決めます。チェック状況はこの端末のブラウザ内にのみ保存されます(チェック操作は、匿名の利用統計として計測されます)。
01|PerseveranceかCuriosityを選ぶ
地表のローバーを1台選び、その位置と周辺地形を確認します。
02|次の上空通過を1回見る
タイムラインから通信セッションを選び、周回機がローバー上空へ近づく様子を追います。
03|上空の周回機を見つける
通信時の位置インジケーターを使い、火星地表から周回機がいる方向を確認します。
04|予測値と実際のデータ量を比べる
過去の上空通過を選び、地形などの影響で実績が予測と違う例を探します。
05|火星から地球までの経路を説明する
「ローバー→周回機→地球局」の3段階を、自分の言葉で説明します。
June 2026 update
2026年6月版で見やすくなった点
旧ページ作成時よりNASAアプリが更新されています。今回のページ刷新では、最新機能を前提に操作案内を組み直しています。
火星地形の読み込み高速化
地表へ寄ったときの地形表示が以前より速くなり、ローバー視点へ移動しやすくなりました。
周回機の方向を表示
各データ送信で、周回機が上空のどこを飛んでいるか示す案内が追加されました。
予測と実績を比較
過去の通過では、予測データ量と実績値を比較可能。地形で通信が遮られる影響も観察できます。
Minimum vocabulary
覚える用語は5つだけ
画面内の英語を、実際の通信の順番に沿って整理します。
Troubleshooting
重い・表示されないとき
NASA側の3Dアプリなので、端末性能、ブラウザ、学校・組織のフィルタ設定によって挙動が変わります。
まず再読み込み
上部の「再読み込み」を押します。それでも直らなければ、ページを更新して起動し直します。
NASA公式で開く
埋め込みだけが表示されない場合でも、NASA公式サイトを別画面で開けば利用できることがあります。
端末負荷を減らす
他のタブを閉じ、PCの最新版Chrome・Edge・Firefoxなどで試してください。
FAQ
よくある質問
これは現在のリアルタイム通信ですか?
DSN Nowのようなリアルタイム通信表示ではありません。NASA公式の説明では、今後数週間に予測されるMRNの動きと、過去の通信の再構成を3Dで確認するツールです。
予定と実際のデータ量が違うのはなぜ?
通信可能時間、地形による遮蔽、無線条件などで、予測した量をすべて送れないことがあります。2026年6月の更新で、過去の予測値と実績値を比較しやすくなりました。
なぜローバーは地球へ直接送信しないのですか?
直接通信も可能ですが、大量の科学データを送るには大電力を必要とする大型の無線設備が要ります。近くの周回機へ高速に送り、周回機から地球へ送る方が効率的です。
MAVENが画面に出るのは間違いですか?
過去の通信再構成にはMAVENが含まれる場合があります。ただしNASAは2026年6月3日にMAVENのミッション終了を発表しており、現在のMRNは4機です。
学校端末でiframeが表示されません
学校や組織の外部サイト・iframe制限が原因の可能性があります。NASA公式を別画面で開く導線を使い、利用の可否は管理者の設定に従ってください。
このページはNASA公式ですか?
いいえ。宇宙旅行.jpが作成した非公式の日本語ガイドです。埋め込まれる3DアプリとデータはNASA公式サイトから提供されます。
Continue exploring
次は「通信の先」を見る
MRNの仕組みが分かったら、地球側の通信、火星地表のローバー、着陸時の中継へ進むと理解が深まります。
DSN Now
地球側の巨大アンテナが、今どの探査機と通信しているかを確認します。
Experience Curiosity
MRNでデータを送るCuriosityを、火星地表の3D体験で観察します。
Mars 2020 EDL
Perseverance着陸時にMROなどが中継した「7分間」を3Dと実映像で追体験します。
